- AIバブルはこれから?米国株の主要AIテクノロジー企業
- AI関連企業18社について
- NVIDIA Corporation(NVDA)
- Alphabet Inc.(GOOGL)
- Microsoft Corporation(MSFT)
- Amazon.com, Inc.(AMZN)
- IBM(IBM)
- Meta platforms inc.(META):旧Facebook
- Salesforce.com, Inc.(CRM)
- Advanced Micro Devices, Inc.(AMD)
- Intel Corporation(INTC)
- Apple Inc.(AAPL)
- Baidu, Inc.(BIDU)
- Twilio Inc.(TWLO)
- Splunk Inc.(SPLK)
- Datadog, Inc.(DDOG)
- Zoom Video Communications, Inc.(ZM)
- Palantir Technologies Inc.(PLTR)
- Roblox Corporation(RBLX)
- C3.ai, Inc.(AI)
- Vertiv holdings(VRT)
- AI関連株19選まとめ
AIバブルはこれから?米国株の主要AIテクノロジー企業
以下のチャートはバブルの歴史を示しているリサーチであり、これによるとAIバブルは、まだ膨らみ始めた段階でこれからと考えられます。
数年前まで、米国をけん引するテクノロジー企業は、GAFAMというグーグル、アップル、フェイスブック、アマゾン、マイクロソフトの5社が主役で、そこからFAANGと呼ばれるテクノロジー企業になりフェイスブック、アップル、アマゾン、ネットフリックス、グーグルが主役でした。
ジムクレイマーのCNBCの人気投資番組でもよくFAANG銘柄に焦点を当てていました。しかし、フェイスブックがメタに変わり、株価が急落し、ネットフリックスも打撃を受けると、FAANGは影を潜めました。
その後、登場したのが「マグニフィセント7」、通称Mag7で、テスラ、エヌビディア、アップル、グーグル、メタ、アマゾン、マイクロソフトでした。しかし、現在ではテスラとアップルが成長が鈍化しており、その勢いも一段落しています。
そしてついに、新たな注目株「Ai5」が登場しました。これはMSFT、TSMC、ブロードコム、エヌビディア、AMDのAI関連企業から構成され、注目を集めています。
人工知能(AI)マーケットの規模
人工知能(AI)技術は、ビジネスや社会においてますます重要になっています。どんなに規制があろうが、好き嫌いにかかわらず必ずやってくる未来です。自動車もインターネットもそうであるように。
AIの最も凄みを感じる点は、マーケット規模の巨大さです。
これまでのインターネット産業はそのほとんどが広告であり、これはGDPの1%程度のシェアしかなく、それに対してAIはあらゆる分野に必要とされていくものです。
例えば、AIを使用してビッグデータを解析することで、企業は市場トレンドを予測し、競合他社に先んじてビジネス戦略を策定することができます。数十年間変わらない医療機関にも今後かつようされていくでしょう。
世界の主要企業のAIへの取り組みを見ると、近い将来世界を変革し”当たり前”になってくる技術であることがコンセンサスとなってくることは確実です。
そこで今回は、投資家にとって有望なAI株の18銘柄をピックアップしました。この記事を読むことで、将来の成長に期待が持てる銘柄を発見し、投資先を決める際の参考にしてください。
AI関連企業18社について
2023年現在、AI技術を開発、ローンチしていて米国市場に上場している企業は現在18社あります。
- NVIDIA Corporation(NVDA)
- Alphabet Inc.(GOOGL)
- Microsoft Corporation(MSFT)
- Amazon.com, Inc.(AMZN)
- IBM(IBM)
- Facebook, Inc.(FB)
- Salesforce.com, Inc.(CRM)
- Advanced Micro Devices, Inc.(AMD)
- Intel Corporation(INTC)
- Apple Inc.(AAPL)
- Baidu, Inc.(BIDU)
- Twilio Inc.(TWLO)
- Splunk Inc.(SPLK)
- Datadog, Inc.(DDOG)
- Zoom Video Communications, Inc.(ZM)
- Palantir Technologies Inc.(PLTR)
- Roblox Corporation(RBLX)
- C3.ai, Inc.(AI)
- Vertiv holdings(VRT)
これらの企業は、AI技術を使用して、様々な業界における製品やサービスを提供しています。ただし、AI技術を活用する企業は多岐にわたるため、このリストに含まれていない企業もあることに留意してください。
次では、それぞれののAI関連企業について、AIとどんな関わりがあるか解説します。
NVIDIA Corporation(NVDA)
NVIDIA Corporation(NVDA)は、グラフィックスプロセッサーユニット(GPU)を製造している企業です。同社のGPUは、高度なAI処理やビッグデータ分析に使用されます。
また、NVIDIAは、自動運転車のAIプラットフォームや、高度なコンピューターシミュレーションの分野でも、AI技術を活用した製品を提供しています。
Alphabet Inc.(GOOGL)
Alphabet Inc.(GOOGL)は、Googleの親会社です。Googleは、AI技術を広範囲に利用しており、自然言語処理や画像認識などの分野で高度な成果を挙げています。
また、Googleは、AIを活用した自動運転車のプロジェクトや、健康関連のAIプロジェクトにも取り組んでいます。さらに、Googleは、AI技術を利用したクラウドサービスも提供しています。
Microsoft Corporation(MSFT)
Microsoft Corporation(MSFT)は、AIを活用したプロダクトやサービスを提供しています。例えば、Cortanaと呼ばれる音声アシスタントや、Microsoft Translatorと呼ばれる翻訳ソフトウェア、そしてMicrosoft Azureと呼ばれるクラウドプラットフォームなどがあります。
Microsoftは、さらにAI技術を利用した自動運転車プロジェクトや、医療分野のプロジェクトにも注力しています。
Amazon.com, Inc.(AMZN)
Amazon.com, Inc.(AMZN)は、AI技術を広く活用しており、商品の推奨や自動車の配送、音声アシスタントAlexaなど、様々な製品やサービスにAIを組み込んでいます。
また、Amazonは、AI技術を利用したAWSクラウドサービスや、自動運転車技術の開発にも取り組んでいます。
IBM(IBM)
IBM(IBM)は、AI技術を長年にわたって研究・開発しており、Watsonと呼ばれるAIプラットフォームを提供しています。
Watsonは、自然言語処理や画像認識、音声認識などの分野で高い性能を発揮しており、健康関連のプロジェクトや、金融分野のAIプロジェクトにも利用されています。
Meta platforms inc.(META):旧Facebook
Meta platforms inc.(META):旧Facebookは、人工知能を幅広く活用しています。AIは、Facebookの検索エンジン、フェイスブックの広告プラットフォーム、リコメンデーションシステム、写真およびビデオの認識、自然言語処理など、さまざまな場面で活用されています。
たとえば、FacebookのフェイスブックAIリサーチ部門は、画像・音声・言語の理解、推薦システム、自己教育システムの開発に注力しています。
また、Messengerの自然言語処理機能を使用して、会話をよりスムーズに行うことができます。さらに、Facebookは、AIを使用してユーザーデータを保護するためのセキュリティ対策も行っています。
Salesforce.com, Inc.(CRM)
Salesforceは、顧客関係管理、セールスオートメーション、マーケティング、顧客サービスなど、さまざまなビジネスソフトウェアを提供しています。Salesforceは、自社のAIプラットフォームEinsteinを使用して、ビジネスプロセスを最適化し、顧客により良いサービスを提供しています。
例えば、Einsteinは、自動的に顧客の傾向を分析し、カスタマーサービス担当者に対処方法を提供します。Salesforceは、Einsteinによって提供される機能を強化するために、他のAI企業と提携しています。
こうしてSalesforceは、顧客にとってより価値のあるサービスを提供するために、AIの活用を強化していくことを目指しています。
Advanced Micro Devices, Inc.(AMD)
AMDは、グラフィックス、マイクロプロセッサ、コンピューターおよびサーバー製品など、さまざまな製品を提供しています。AMDは、GPU(グラフィックス処理ユニット)を使用した高度な深層学習、AI、機械学習アプリケーションの開発に特化した製品を提供しています。
また、AMDは、CPUとGPUの協調動作を可能にするHeterogeneous System Architecture(HSA)に注力し、AIにおける演算処理の効率性を向上させています。AMDは、AI技術に基づく製品の開発に取り組んでおり、その分野でより強い地位を築いています。
Intel Corporation(INTC)
Intel Corporation(INTC)は、AI技術の開発に取り組んでいます。同社は、ディープラーニングに特化したプロセッサーである「Intel Nervana」を開発しました。
また、同社は、自律型システムに必要なコンピューティングパワーを提供することを目的とした、XeonプロセッサーにAI機能を統合することにも注力しています。
Apple Inc.(AAPL)
Apple Inc.(AAPL)は、AI技術を幅広く活用しています。Siriをはじめとする音声アシスタント、写真アプリの人物認識、Face IDの顔認証技術など、同社の製品にAI技術が多数組み込まれています。
また、Appleは、機械学習のためのフレームワークである「Core ML」を提供しており、開発者が簡単にAIアプリを作成できるようにしています。
Baidu, Inc.(BIDU)
Baidu, Inc.(BIDU)は、中国最大の検索エンジンであり、AI技術の開発にも注力しています。同社は、AIによる自動運転技術の開発にも取り組んでおり、AIを活用して交通事故の発生率を減らすことを目指しています。
また、同社は、中国語での自然言語処理にも強みを持っており、AIを活用した音声認識技術を提供しています。
Twilio Inc.(TWLO)
Twilio Inc.(TWLO)は、AI技術を使ったカスタマーエクスペリエンスの向上に注力しています。同社は、AIを活用した音声認識やテキスト処理により、自動応答やボットによるチャットサポートを提供しています。また、同社のAI技術は、音声やテキストのトーン分析にも利用され、より効果的なコミュニケーションを実現しています。
Splunk Inc.(SPLK)
Splunk Inc.(SPLK)は、AI技術を活用したセキュリティ監視ソリューションを提供しています。Splunk社のAI技術は、異常なアクティビティを自動的に検出することができ、セキュリティの脅威を迅速に特定することができます。
Datadog, Inc.(DDOG)
Datadog, Inc.(DDOG)は、AI技術を活用したクラウドモニタリングソリューションを提供しています。同社は、AIを活用した自己学習アルゴリズムを開発し、クラウド環境の異常な動作を自動的に検出し、問題を解決することができます。
また、Datadog,社は、AIによる予測分析機能を提供し、将来的なクラウドの利用状況を予測することができます。
Zoom Video Communications, Inc.(ZM)
Zoom Video Communications, Inc.(ZM)は、AI技術を使ったビデオコミュニケーションサービスを提供しています。同社は、AIによる背景ぼかし機能や、自動音声認識による字幕表示機能など、ユーザーのコミュニケーション体験を向上させるための機能を提供しています。
また、ZOOM社は、AIによる会議の自動スケジューリングや、会議中の発言内容の自動要約など、ビジネスにおいてもAI技術を活用した革新的なサービスを提供しています。
Palantir Technologies Inc.(PLTR)
Palantir Technologies Inc.(PLTR)は、データ分析の分野でAIを使用しています。同社は、ビッグデータの膨大な量を分析して、ビジネスや政府機関の意思決定を支援するソフトウェアを提供しています。
Palantirのソフトウェアは、AIを使用して、潜在的な脅威を検出し、効率的な情報共有を促進することができます。例えば、米国国土安全保障省との契約により、同社は移民と国境警備のためのソフトウェアを提供しています。
Roblox Corporation(RBLX)
Roblox Corporation(RBLX)は、オンラインゲームプラットフォームを提供しています。同社はAI技術を積極的に採用しており、ユーザー体験の向上やセキュリティの強化に役立てています。例えば、同社はAI技術を用いて、コンテンツの不適切な表現を自動的に検出し、削除するシステムを構築しています。
また、同社はAIを利用して、ユーザーの興味や嗜好に合わせたオンライン体験を提供することにも取り組んでいます。これにより、同社のプラットフォームはますます人気を集め、世界中のユーザーに愛されています。
C3.ai, Inc.(AI)
C3.ai, Inc.(AI)は、ビッグデータ分析や人工知能(AI)に特化したソフトウェアプラットフォームを提供しています。同社は、エネルギーや製造業などの様々な産業において、データ駆動型の意思決定を支援することを目的としています。
C3.ai社のソフトウェアプラットフォームは、機械学習や自然言語処理などのAI技術を活用し、データをより洞察的に分析し、ビジネスの意思決定に役立てることができます。これにより、企業はより効率的に業務を遂行し、競争力を高めることができます。
こうしてC3.ai社のプラットフォームは、AI技術を活用したデータ分析に興味がある企業にとって、有用なツールとなっています。
Vertiv holdings(VRT)
データセンター向け冷却装置の会社です。同事業を手掛ける競合企業はSMCI ETNやNECなどがあります。
事業セグメントには、米州、アジア太平洋、ヨーロッパ、中東およびアフリカ(EMEA)が含まれています。主要な製品には、交流(AC)および直流(DC)電力管理製品、熱管理製品、統合ラックシステム、モジュール式ソリューション、デジタルインフラを監視・制御するための管理システムが含まれています。
また、グローバルサービスネットワークを通じて、これらの製品および関連システムの導入、保守、最適化のためのライフサイクル管理サービス、予測分析、プロフェッショナル・サービスを提供しています。
統合ラックソリューションには、ラック、ラック電源、ラック配電、ラック放熱システム、構成可能な統合ソリューション、情報技術(IT)機器管理用ハードウェアの納入が含まれています。
AI関連株19選まとめ
AI株の市場に投資することは、将来の成長を見込む上で魅力的な選択肢です。ここで紹介した18の銘柄は、ビジネスや医療などのさまざまな分野で、AI技術を活用している企業です。また、AIを取り扱うベンチャー企業は次々と生まれていて、淘汰もあることでしょう。
これらの中から、自分の投資ポートフォリオに合う銘柄を選び、長期的な成長を目指すことはその高い成長性の期待から期待に胸膨らみます。ただし、投資は常にリスクを伴うものであり、自己責任で行う必要があります。しっかりとリサーチし、慎重に投資先を選ぶことをお勧めします。