
「CEO Jensen Huang, he is out of this world.
He’s an engineer, he’s a builder, he’s a leader, he’s an artist.
This guy is a modern da Vinci.
Jensen, man, I gotta hand it to you.」
— ジム・クレイマー at Mad money TV show.より

- 「時価総額」:今後の上昇余地
- 「チャート」:バリュエーション
- 「テーマ性」:事業の将来性
- 「業績」:決算の良否、成長率
- 「時価総額」122.2B(約13兆円)、S&P500組入
- 「テーマ性」半導体の将来性はバツグン
- 「業績」決算ピカピカ銘柄
- 「テクニカル」強気
- GPU(グラフィックボード)に特化した、半導体メーカー
- GPUとは、サーバーやパソコン、ゲーム機などの画像処理用の集積回路
- ライバルのAMDは、CPUも作っていてインテルと競合メーカー
- CEOは、現代のレオナルド・ダ・ヴィンチ!?
総合評価
★ 宝くじ、ギャンブル性強い
★★ 将来性に期待したい
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NVIDIA社について
事業概要
時価総額 | 122.2Bドル |
ティッカー | NVDA [NASD] |
会社名 | NVIDIA Corporation |
業種 | 半導体開発、製造 |
設立 | 1993年 |
IPO(上場) | 1999年 1月 |
CEO | ジェン・スン・フアン 氏 (1993年4月–) |
本部 | アメリカ合衆国 カリフォルニア州 サンタ・クララ |
従業員数 | 18,975人 |
単位:T=1兆、B=10億、M=100万
エヌビディア(NVDA)はパーソナル・コンピューター(PC)グラフィックス、グラフィックス処理ユニット(GPU)及び人工知能(AI)を中心とする会社です。
エヌビディア(NVDA)は、半導体を作っています。半導体とは電化製品内に内蔵されているICチップのことです。家電やPCや車などあらゆる部品に必要なもので、今後はさらに使われる分野が広がり、今の何倍もの需要が見込まれています。
2020年~2021年現在は巣籠需要で、この半導体の需要が驚くほど伸びて、生産が追い付いていない状況です。その追い風を受けて、ぐんぐん株価を伸ばしているのがこのエヌビディアというわけです。
バリュエーション
上場後初値の0.44ドルから、一時+40,000%の価格帯になりました。
上場後に10万円投資していれば、400億円になっています。すごいですね。。
株式分割
株式分割とは、1株を複数個に分けることで、1株単価を下げて株を買いやすくすることです。直近では、2021/7/20に1/4に分けています。

サービス・商品

半導体にはCPUとGPUがあり、エヌビディアはグラフィック処理を領域とするGPUを扱っています。3Dグラフィックやビットコインのマイニングにも使われており、今後の大きな需要が期待できます。
同社はGPUとTegraプロセッサーという2つの事業区分により構成されます。
ゲーマー向けのGeForce、デザイナー向けのQuadro、AIデータ科学者とビッグ・データ研究者向けのテスラとDGX、ビジュアル・コンピューティング・ユーザー向けのGRIDがあります。
コンピュータ全体をシングル・チップに統合し、GPUとマルチコア中央処理装置(CPU)を搭載して、モバイル・ゲームとエンターテイメント・デバイス、自律型ロボット、ドローン、車のスーパーコンピューティングを推進しています。
同社のプロセッサはゲーム、プロフェッショナル・ビジュアライゼーション、データセンター、自動車という4つの市場に対応するプラットフォームを開発しています。
世界的なAIニーズ(機械学習ニーズ)の高まりによって、データセンターのサーバーに多くの計算が可能なGPUを載せたいというニーズがかなり高まってきていて、今後も需要は右肩上がりでしょう。
エヌビディア(NVDA)はそういったサーバー用のGPUとしてのシェアNo1です。
AI(人工知能)の取り組み
エヌビディアのGPUは、高度なAI処理やビッグデータ分析に使用されます。また、NVIDIAは、自動運転車のAIプラットフォームや、高度なコンピューターシミュレーションの分野でも、AI技術を活用した製品を提供しており、他にも多数の分野とつながっています。
こちらの動画では、CEO自ら、AIに対する取り組みがプレゼンされています。ちょっとした感動がありますので、最初〜7分45秒のところだけでもご覧いただくとビジョンが広がると思います。
顧客
サーバークラウドのシェアトップのAWS Azureをはじめ、ゲーム業界、映画業界、自動車業界など多岐に渡ります。
売上構成比
収益の60%は、GPUハードウェア販売。そのほか40%がTegraブランドのコンピューティングサービス事業からなっています。

地域比
世界に幅広く展開しています。

ライバル・競合他社
ライバルのAMDとは、GPUの特性にそれぞれ売りがあります。
半導体銘柄のTSMC(TSM)は、半導体製造特化企業なので同業界でありながら、異業種といった感じです。
エヌビディアは2020年9月にイギリス半導体設計大手のアーム社の買収を発表しています。アームはCPU設計のノウハウと実績を持っている会社です。
それだけに同じ半導体業界のエヌビディアがアームを買収するのには、独占禁止法の大きなハードルがあり、簡単に実現することはできません。
現状イギリス、中国、EU、アメリカなどの規制当局の承認を待っている状況です。順当にいったとしても2022年3月での手続き完了の予定となっています。しかし、本当に買収が成功するかどうかはわからない状況です。
もし、この買収が無事に完了すれば、エヌビディアはGPUに加えCPUでも事業を展開してくことになり、さらなる企業成長が見込めます。
半導体業界動向
2020年11月、アップル<AAPL>がインテル<INTC>製 ではなく自社で開発したプロセッサーを搭載す るMac(マック)を3モデル発表しましたが、これはインテルの緩やかな衰退を象徴する出来事です。業界の内部情報筋やアナリストによれば、同社の製 造プロセスは世界最大の半導体メーカーである台湾積体電路製造(TSMC)<TSM>に少なくと も2年は遅れているといいます。
TSMCはアドバンスト・マイクロ・デバイシズ <AMD>やエヌビディア<NVDA>など、イン テルと競合するファブレスメーカー向けに半導体 を製造しているが、投資家はインテルのような垂直統合型モデルよりもファブレスモデルを好むようになっています。
インテルも新しいことに挑戦する意欲を示しており、来年1月にハイブリッド製造モデルを発表すると予想されています。同社のボ ブ・スワン最高経営責任者(CEO)は本誌に対し、 新しい設計では内製と外注をより柔軟に組み合わせられるようになると語りました。
しかし、投資家は現在を見ています。製造プロセス微細化の遅れが原因でインテルの株価は過去1年間で20%下落しています。TSMCは既に5ナノメートル(nm、10億分の1メートル)プロセスに移行 していますが、インテルは10nmでとどまっており、7nmへの移行で苦戦しています。
2020年10月、TSMC が2022年には3nmプロセスによる大量生産を目指すと発表しましたが、一方でインテルの7nmプロセスは少なくとも2022年後半まで延期されました。製造におけるつまずきが、インテルの優位性にほころびを生じさせています。テクノロジー分野を専門とするサトリ・ファンドのポートフォリオマネジャー、ダン・ナイルズ氏は、インテルは必ずしも半導体で最良の設計をしていたわけではないか もしれないが、1〜2世代先を行く製造プロセスによって2倍の速度で動作するプロセッサーを製造することで補ってきたと語ります。
一方、かつてはインテルの後発品メーカーだったAMDとエヌビディアは、インテルが自社製造にこだわっているため、TSMCやサムスン電子<005930.韓国>と製造面で提携することにより恩恵を受けています。AMDはパソコンやサーバー向けの市場でシェアを拡大しており、同社の株価は年初来で80%上昇しています。
バロンズ・ダイジェスト 2020/11/15 より引用
グロース(成長)株か?
以下のグロース株5つのポイントに沿って確認してみましょう。
- 増収増益か?
- 株価チャートが持続的な上昇トレンドか?
- 時価総額が比較的小さいか?
- PER(株価収益率)、PSR(株価売上率)は割高か割安か?
- 将来の「成長ストーリー」は良好か?
1) 増収増益か?
2020年 Q2決算
エヌビディア(NVDA)の2Q決算は良好です。


2020年 2Q決算 | 実績 | 予想 | 差 |
---|---|---|---|
EPS(一株利益) | 2.18ドル | 1.68ドル | +0.5ドル |
売上高 | 38.7億ドル ( +50% YtoY) | 36.6億ドル | +2.1億ドル |
売上成長率 | +50.1% | – | – |
粗利率(GAAP) | 58.8% | ||
粗利率(Non GAAP) | 66% (前年同期は60.1%) | ||
営業利益率(GAAP) | 16% ( YtoY 14%) | ||
営業キャッシュフロー | 15.66億ドル (前年同期は9.36億ドル) |
粗利率60%を維持しつつ、営業利益率をGaapベースで14%伸ばしつつ、38億ドル(約4000億円)の売上を50%もYtoYで伸ばすのは、素晴らしい経営手腕だと思います。
この規模の企業であれば、20〜30%成長でもすごいというのが普通です。
データセンター売上高
- 前年比+167%の17.5億ドル
- 世界のサーバ・メーカーがエヌビディアの新製品「A100」を搭載した製品を発表
ゲーミング売上高
- 前年比+26%の16.5億ドル
プロフェッショナル・ビジュアライゼーション売上高
- 前年比-30%の2.03億ドル
自動車向け売上高
- 前年比-47%の1.11億ドル
2020年 Q3ガイダンス予想
Q3ガイダンス | 新ガイダンス | 予想 |
---|---|---|
売上高 | 43.12〜44.88億ドル | 39.7億ドル |
業績ガイダンスとは、上場企業が決算発表において明らかにする「今期の業績見通し」のこと
2) 株価チャートが持続的な上昇トレンドか?
3) 時価総額が比較的小さいか?
時価総額は、3235億ドル(約34兆3254億円)と超巨大です。
4) PER(株価収益率)が高いか?
9月の調整後においても、期待値織り込みの高い水準と言えます。
233倍
= 508ドル(株価) / 2.18ドル予想(EPS)
仮に2Qの決算が通期で続くと考えると、PSRは次のようになります。
20.9倍
= 3235億ドル(時価総額) / 38.7億ドル×4(年間売上高)
5) 将来の「成長ストーリー」は良好か?
8/11
バンカメは、NVDAのPTを460→520ドルに引き上げた。Q2決算では、データセンタ向けの需要が引き続き堅調となる一方で、自動車関連需要がやや落ち込むと予想。クラウドの分野における在庫消化の動きも予想されるが、新製品やゲーム端末向けの需要が追い風となることを期待。
8/18
オッペンハイマーは目標株価を400→500ドルに引き上げた。Q2決算発表では、データセンタ部門が追い風となり、良好な内容になると予想。今年年末にかけて、データセンタの伸びは鈍化すると予想する一方で、新製品がけん引することでゲーム向けが好調となるとの見方を示した。
サスケハナが目標株価を450→540ドルに引き上げた。2020年後半に対する期待の低さにより来るべき「7nmゲームGPU」展開の位置づけが良好である。更に、これはデータセンターでのリスクを解消させ、会社全般の業績を後押しするだろう。
9/3
NVDA(エヌビディア )が一時6.6%高。前日発表した画像処理半導体の新製品「GeForce RTX 30シリーズ」の評価が高く、バンカメが目標株価を$600→$650に引き上げ。中核のRTX3080と3070は価格が予想より安いうえ、ゲームの性能を劇的に改善させると評価。既存製品の75%が置き換わると予想。
エヌビディアは、10月5~9日に「GTCテクノロジー・カンファレンス(GTC)」をオンラインで開催すると発表した。同イベントでは、直近のAIや、データサイエンス、グラフィックスなどに関するイノベーションについて特集される見込み。