アップル(AAPL)のブランド評価額は最も価値のあるブランドランキング(Brand Finance社)によると、2,634億ドル(約27兆4,202億円)に達し、2021年の世界のトップブランドNo1に返り咲きました(2021年度)


私が初めて手にしたアップル製品は、初のインテルチップを搭載した初代Macbookです。
学生でお金がありませんしたが、2005年発売時にすぐに買って感動したのを覚えています。
あの時、アップル株を買っておけば。。(笑)
- 愛され続けるプロダクトとサービス
- 右肩上がりの成長と配当金
- 情熱と行動力の創始者スティーヴジョブス氏
- 次世代アップルはヘルスケア企業へ
会社ついて
アップルは、MacやiPhoneおよびOSなどのデジタル家電製品およびIT機器を設計する企業です。
もともとハードウェアとソフトウェアの評価が高く、これによって世界No1ブランドを築き上げてきましたが、最近では事業内容の多極化が進められています。
時価総額 | 2515B(25兆円) |
ティッカー | AAPL [NASD] |
会社名 | Apple Inc. |
業種 | ハードウェア販売 ソフトウェアサービス |
設立 | 1976年 |
IPO(上場) | 1980年 12月 |
CEO | ティム・クック氏 (2011年8月24日–) |
本部 | アメリカ合衆国 カリフォルニア州 クパチーノ |
従業員数 | 147,000人 |
単位:T=1兆、B=10億、M=100万
時価総額30Bドル以上「大型株」
時価総額10Bドル〜30Bドル未満「中型株」
時価総額10Bドル未満の銘柄「小型株」
株価
以下の株価を中心に買うべき。
大化け銘柄のほとんどが30ドル以上のベースから現れる。
10ドル以下の安いガラクタ株は買ってはいけない。
引用:オニール本
株価 | NASDAQ:15ドル〜か? NYSE:20ドル以上か? | ○ |
IPO後初値 0.13ドル(1980年以降分割後価格)から、+ 148,000 %の価格帯で推移しています。
Apple社遍歴
1976 | Apple Computer Company設立 |
1980 | 法人化 (社名変更Apple Computer, Inc.) |
1984 | Machintosh発売 |
1985 | スティーブ・ジョブズ氏 アップルを追い出される |
1997 | スティーブ・ジョブズ氏復帰 |
1998 | i Mac 発売 |
2001 | iPod 発売 |
2001 | i tunes リリース |
2001 | Mac OS X リリース |
2003 | iTunes Store が開始 |
2006 | Macbook(Intel) 発売 |
2007 | iPhone 発売 |
2007 | 社名変更(Apple Inc) |
2010 | iPad 発売 |
2011 | CEO ティム・クック氏へ |
2015 | Apple watch 発売 |
2010代 | 車両の発明について さまざまな特許を獲得 |
2021 | 自社開発半導体「M1」を搭載 |
2020代 | Apple car? 「プロジェクト・タイタン」 |
アップルのリーダーシップ
そんなApple経営で数々の伝説を残し、映画でも肩たり注がれている史上最高のカリスマ経営者スティーブ・ジョブズ氏の意思を受け継ぎ、2011年からティムクック氏がCEOとなっています。
美しさを極めたマッキントッシュ(初代MAC)から始まり、それまで家でしかできなかったインターネットを持ち運び可能にした、iPhone(=モバイルインターネット)という新市場を大きく開拓した先駆者です。
その後iPadという新市場も作理、スマートウォッチ市場を切り開いたのもアップル。次なるターゲットは、Appleカーとの噂もありますが、
とにかく美しく、新しく、独自の市場を切り開くAppleにこれからも世界は魅了され続けるでしょう。

数々の名言を残している創業者スティーブ・ジョブズの名言にAppleの企業としての姿勢がよく表れていると思います。私が特に好きな名言は下の2つです。
「このまま一生、砂糖水を売りつづけるのか、それとも世界を変えるチャンスをつかみたいか」
ジョブス氏がペプシコーラからスカリー氏を引き抜く時の説得
ライバルの男がバラの花を10本贈ったら、君は15本贈るかい?そう思った時点で君の負けだ。ライバルが何をしようと関係ない。その女性が本当に何を望んでいるのかを、見極めることが重要なんだ。
創業者スティーブ・ジョブズ氏
ビジネスモデル
- 期待に答え続けるアップル製品(性能、価格、耐久性)
- 個人へのプライバシー尊厳と高いセキュリティ
- ウェアラブルを拡充してきている理由とは?
Appleはソフトウェア、ハードウェアを自社開発し、サービスと融合させることでAppleブランド内での囲い込みが強いことで知られています。
ハードウェア製品
- iPhone(スマートフォン)
- iPad(タブレット)
- Mac(PC)
- Apple Watch(スマートウォッチ)
- Apple TVなど

2014年に奮発して買ったMacbookPro17インチは、
8年間いまだに大活躍してくれてます。
会社にとってはあまり良くないかもしれませんが(笑)
アップル製品のお勧めの買い方は、最新のハイスペックモデルを買って
長く使うことです。
ウェアラブルデバイスについて
- ウェアラブルに2010年ぐらいから投資していた
- ハードウェア(自社製チップなど)とソフトウェア双方において構築している
- 世界トップのハードウェアデザインの思考を持っている
- スマホなど周りのエコシステムに頼るウェアラブルに適した会社
- サービス事業と組み合わせることで今後も広がる可能性
Appleのウェアラブル事業は他社比べてもそれ単体で大きな事業となっています。
Apple WatchやAirPodsなどAppleのウェアラブル事業からの売上は23Bドル(2020年度)から、30Bドルを突破する予定(2021年度)です。
この規模感は、AirPods事業だけでもテスラ(TSLA)の31.5Bの売上とほぼ同レベルです。
社名 | 売上高(ドル) |
---|---|
Tesla | 31.5B |
Netflix | 25B |
Apple(AirPodsのみ) | 23.05B |
Adobe | 12.87B |
Uber | 11.14B |
Nvidia | 10.92B |
AMD | 9.76B |
Spotify | 9.55B |
Block(旧Square) | 9.5B |
3.72B | |
Shopify | 2.93B |
Snapchat | 2.5B |
創始者スティーヴジョブス氏がiPhoneを2007年の発表時に、競合より5年先にいると言ってましたが、ウェアラブルデバイスにおいても同様だと考えられます。

最初に時計から生体情報を取得する機能をつけたのもアップルです。
個人的には、アップルはメガ・ヘルステック企業を目指しているんでは
ないかと考えています。
ソフトウェア・サービス
- Apple Music(音楽配信)
- iCloud、Apple Care(修理保証)
- Apple TV+、Apple Arcade(ゲーム)
- Apple Card(クレジットカード)
- Apple Pay(決済)など
【2020年1月】世界と日本のiPhoneとAndroidのシェア比較
iPhoneはアンドロイドに比べて、世界的にはシェアが少ないと言われがちですが、実はティーン世代ではiPhoneのシェアが高くなっているのも特徴です。
iOS(iPhone) | Android | その他 | ||
---|---|---|---|---|
世界 | 24.76% | 74.30% | 0.94% | |
日本 | 65.94% | 33.84% | 0.22% |
「最初のデジタルネイティブ世代」である10代の若者たちを対象にした調査
- AppleのブランドはZ世代に強く、88%のティーンがiPhoneを所有
- 89%が次もiPhoneを購入するつもり
出典:Gen Z loves Apple, teen iPhone ownership on the rise
個人のプライバシーへの尊厳
アップルがその辺の企業と訳が違うのが、政府からや機関から情報提供を要求されているにもかかわらず、断固として個人のプライバシーの権利を護る姿勢を貫き通していることです。
世界の主要都市では、テロ対策などの目的で、様々なアングルで監視が続けられていると思いますが、悪いことをしていなくても、やっぱり個人情報が自由に取得されるのは大多数の人は嫌だと思います。
売上構成比
収益の大半は、iPhoneの売上です。ソフトウェアや課金などからのService収入が約20%です。

地域比
オンライン、直営店、小売店で製品を販売。米州が収益の約4割を占め、残りは他の国々となっています。

アップルの業績
- 2013年から四半期ごとに1兆円規模の自社株買い(利益の株主還元)
- 余剰金が割合的に減少し、長期借入が増加
- 2022年以降は、繰越損失突入を覚悟して自社株買いを維持するか、身の丈の当期利益にあった還元とするのかに注目
自社株買い
2013年から四半期ごとに1兆円以上の自社株買い(利益の株主還元)をし続けており、過去10年間で50兆円(4670億ドル)以上にも上っています。
その結果は以下の発行済株式数の推移からも分かります。
自社株買いをすると発行済株式数が減り、株の価値が上がります。
アップル発行済株式数の推移 (2010〜2021)
決算
EPS、売上高ともに、オールOKです。
- 半導体不足によって供給面の制約を受け、主力の「iPhone」の売上高などの「ほぼ全ての製品」が影響を受け市場予想を下回った
- 新型コロナ禍における需要の広がりを追い風に販売を伸ばしていたが、在宅需要には一服感が漂う結果
2021年 Q3 決算 | 決算良否 | 予想 | 実績 | 成長率(YoY) |
---|---|---|---|---|
EPS(ドル) | ○パス | 1.24 | 1.24 | |
売上高(ドル) | ○パス | 84.7B | 83.4B | +29% |
中華圏売上高(ドル) | – | 14.5B | +47% | |
iphone 売上高(ドル) | ○パス | 41.6B | 38.9B | +83% |
Mac 売上高(ドル) | ○パス | 9.3B | 9.2B | +1.6% |
ipad 売上高(ドル) | ○パス | 7.2B | 8.3B | +21% |
サービス部門(ドル) | ○パス | 17.5B | 18.3B | +26% |
ウェアラブル・ホーム・ アクセサリー部門(ドル) | ○パス | 9.3B | 8.8B | +12% |
現預金及び現金同等物 | 34.9B | +2.6% (QoQ) |
2021年 Q4 予想 | コンセンサス (アナリスト予想) | ガイダンス (会社予想) |
---|---|---|
EPS予想(ドル) | 1.88 | – |
売上高予想(ドル) | 117.48B | – |
2022/1/26
Source : Trading view
業績指標一覧
指標 | |
---|---|
EPS成長率(YoY) | +66.2% |
売上成長率(YoY) | +28.8% |
ROA(総資産利益率) | 27.60% |
ROE(自己資本利益率) | 144.10% |
ROI(投資利益率) | 50.00% |
自己資本比率 | |
Gross Margin(粗利率) | 41.80% |
Operating Margin(営業利益率) | 29.80% |
Profit Margin(純利益率) | 25.90% |
M = Mllion(100万)
B = Bllion(10億)

ここからは、オニールのCAN-SLIMを用いて分析していきます。
CAN-SLIMの分析方法についてはこちらのページで解説しています。
総合評価
C | Current earnings | 当期EPSと売上がよいか? | ○ |
A | Annual earnings | 年間のEPSがよいか? | ◉ |
N | New product or service | Newがあるか? | ○ |
S | Supply and demand | 需要と供給は良いか? | ○ |
L | Leader or Laggard | 主導銘柄か? | ○ |
I | Institutional sponsorship | 機関投資家による保有は? | ○ |
M | Market | 株式市場の地合はよいか? | ↓ |
CANSLIM分析
CANSLIM分析についての根拠は、次の記事で紹介しています。
Current
earnings
次のいずれかが該当するか?
- 当期EPS成長率が最低+25%〜+40%(前年同期比)以上
もしくは - 以前の10四半期の間で四半期EPSが「伸びている」
- 売り上げが最低+25%以上(前年同期比)増加している
もしくは - 売り上げ増加率が直近3四半期で「加速」している
- 経常利益が+25%以上増加(前年同期比)
*前年同期比のEPSが例外的に大きすぎたり小さすぎたりしていないか注意
引用:オニール本
C | Current earnings | 当期EPSと売上がよいか? | ○ |
EPS成長(四半期)
EPS(一株当たりの純利益)とは、会社が上げる利益のことで株価の源泉となる指標です。
参考に、EPSは下記のように計算されますが、年に4回発表される決算で必ず発表されるものですので、計算することはありません。

EPSは、会社の規模にかかわらず1株あたりの当期利益の大きさを表しているため、値が大きいほど良いとされます。当期の1株当たり利益を前期以前のものと比較することで、会社の収益性や成長度をおおむね把握できます。
2006年から2021年までのアップルの年間および四半期の1株当たり利益のグラフです。
2021年9月30日に終了した四半期のApple EPSは1.23ドルで、前年同期比66.22%増加しています。

売上高成長(四半期)
収益とは、企業が商品やサービスの販売と引き換えに顧客から受け取る金額と定義できる。収益は、損益計算書の最上位項目であり、そこからすべての費用と経費を差し引いて純利益を算出します。
2006年から2021年までの四半期収益成長(オレンジ)と成長率グラフです。
2021年9月30日に終了した四半期のAppleの収益は$83.360Bで、前年同期比28.84%増加しています。

利益率成長
粗利率

純利益率

Annual
earnings
- 過去3年間の年間EPSが毎年+25%以上連続して増加している
(新規IPO株は、直近5〜6四半期に大きなEPSと売り上げの連続増加) - 年間EPSの増加率が+25〜50%以上
- 一株あたり年間キャッシュフローの前年比成長率+20%以上 or EPSの成長率以上
- ROEが17%以上
- 毎年のコンセンサスEPSが25%以上上昇
- 経常利益が+25%以上増加(前年度比)
EPS Ratingとは、EPS成長率を1~99の値で評価したIBD独自の指標です。
①と②を組み合わせて計算され算出されています。
①企業の直近2四半期のEPS成長率・・・”Current earnings”
②3年から5年の年間EPS成長率・・・”Annual earnings”
オニール本では、このEPS Rating が80を超える銘柄を投資対象とするよう推奨しています。投資家はこの数字を見ることによって、簡易的に”C”と”A”の分析ができます。
引用:オニール本
A | Annual earnings | 年間のEPSがよいか? | ◉ |
EPS Rating | 96 |
EPS成長(年間)
2006年から2021年までのアップルの年間の1株当たり利益のグラフです。
2021年9月30日までの12ヶ月間のApple EPSは5.61ドルで、前年同期比71.04%増
Apple 2021年の年間EPSは5.61ドルで、2020年から71.04%増加
Apple 2020年の年間EPSは3.28ドルで、2019年から10.44%増加
Apple 2019年年間EPSは2.97ドルで、2018年から0.34%減少

売上高成長
2006年から2021年までの年間売上(オレンジ)と成長率グラフです。
2021年9月30日までの12ヶ月間のAppleの収益は$365.817Bで、前年比33.26%増
2021年のAppleの年間売上高は$365.817Bで、2020年から33.26%増加
2020年のAppleの年間売上高は$274.515Bで、2019年から5.51%増加
2019年のApple年間売上高は$260.174Bで、2018年から2.04%減少

ROE(自己資本利益率)
ROEは、企業が自己資本をどれだけ有効に活用して利益を上げているかを示す指標で、アメリカの投資家達が最も重要視している財務指標となっています。

米国企業のROEは平均的に日本企業(平均9%)の倍近い(平均17%)といわれ、アップルが約110%、テスらは6%程度と様々です。
逆にROEがマイナスの場合は赤字か債務過多状態の状態で、その会社は株主資本を1年とうしてどれだけ減らしたかってことがわかります。
借金(負債)は「株主資本」には入らないため、多くの借金をして利益を上げた結果、高いROEになるケースもあります。
アップル(AAPL)の過去10年間の現在および過去の株主資本利益率(ROE)のグラフです。
2020年12月から急激に加速していることがわかります。

キャッシュフロー(CF)
キャッシュフローはファンダメンタルズを重視する機関投資家などが現金創出力や投資効率など企業分析を行う際に使っています。
キャッシュフローには下記の3種類があり、それぞれ示すものが異なります。
- 営業CF → 本業の営業活動で稼いだ現金の増減
- 投資CF → 将来の利益につながる活動に使った現金の増減
- 財務CF → 増資や配当、金融機関に対する借入・返済などによる現金の増減
C/Fでは主に安全性を確認できますが、3つのC/Fのうち最も重要なのは、営業C/Fです。健全な企業では営業C/Fの金額よりも当期純利益が低いのが一般的です。
投資C/Fは設備投資や株式投資をした場合にマイナスで現れます。そのため、マイナスになっているほうが積極的に投資をしている企業と言えます。
フリーC/Fは営業C/Fと投資C/Fを足したものです。これがプラスの場合は投資に現金を使っていても、それ以上の現金を営業C/Fで稼ぎ出していることを意味します。
マイナスには要注意!
営業キャッシュフローがマイナス(=キャッシュフロー・マージンがマイナス)となっている場合は、即座に対応が必要な状況と言えます。
本業の稼ぎがマイナスであるということは、このままビジネスを続けても、ひたすらキャッシュが減り続け、それを投資活動の取り崩しや財務活動で賄うこととなります。
スタートアップ企業であれば、営業キャッシュフローのマイナスをVCやエンジェル投資家からの出資といった財務活動で賄うは一般的ですが、それ以外の企業で営業キャッシュフローがマイナスという状況は、非常に危機的な状況と言えます。

New product
or service
株価が驚くような上昇を見せるには、下のような何かしらの驚くような新しいものが必要。
1880〜2008年の大化け銘柄の95%以上が、何かしらの変化を遂げている。
- 会社が新興企業か(2〜3年以内)
- 大ヒットとなるような新製品やサービスの提供
- 革新的技術の開発
- 新しい活力やアイディアをもたらす新経営陣が発表
- 株価が新高値を更新またはその付近
- 業界への需要の拡大
引用:オニール本
N | New product or service | Newがあるか? 新製品/サービス 新興企業 新経営陣 正しい新高値 | ○ |
新製品/サービスについては、商品・サービスの項で紹介しています。
Supply and
demand
日常的な商品の価格はほとんどが需要と供給によって決められている。それと同様に、この基本原則は株式市場にも例がなく存在する。どんなアナリストの意見よりも、この基本原理の方が重要。
□保有株について□
- トップ経営陣が自社株を保有している
- 自社株を買っている(5〜10%以上)
長期間かけて自社株買いを継続している企業がよい
自社株買いはEPSを押し上げる(流通量減、将来売上や収益の改善を暗示)
収益が増加していない企業の自社株買いは信頼性なし - 負債比率は低い
□売買について□
- 日々の出来高を確認する(過去3ヶ月間の平均出来高と比較)
- 「CAN-SLIM」の条件を満たす銘柄ならば、総資本の規模に関わらず買って良い
(資本金の少ない小型株はボラティリティが大きくなる) - ブレークアウト時の出来高が通常時より+40〜50%以上になっている
- 1日の平均出来高が数十万(10k〜)株以上あるものを選ぶ(銘柄規模不問)
- 株価下落時で出来高が枯れてきているか、上昇時に出来高を伴っているか(*U/D ratio)
- 発行済株式数が数十億もある銘柄は、価格が動きづらい
- 発行済み株式数が5000万株ほどの小型株は価格が動きやすい
- 過度の株式分割には注意する(1/2〜2/3が良い、1〜2年以上の間隔)
- 株式分割を2〜3回行うと株価は天井を打つ傾向
Up/Down Volume ratioは価格が上昇した日の出来高と、価格が下落した日の出来高の比率を作成して算出。
- U/D ratioが1より大きい場合は、強気
- U/Dレシオが1より小さい場合は、弱気
引用:オニール本
S | Supply and demand | 需要と供給は良いか? | ○ |
平均出来高/50days | 93.35M |
単位:T=1兆、B=10億、M=100万
価格帯別出来高
2021年12月27日時点では、96%が含み益となっています。

Leader
or
Laggard
オニール投資法では、主導株に投資することが前提になっています。
- セクター(産業グループ)が全体の20位以内
- 業界内で上位1〜3位を狙う
- RS(レラティヴストレングス指数)が80以上(できれば90以上)
- 弱気の日に異常な強さを示す銘柄
引用:オニール本
L | Leader or Laggard | 主導銘柄か? 停滞銘柄か? | ○ |
RS Rating | 93 |
Group | |
---|---|
業種グループ全体ランク | 27位(全197種) |
グループ内ランク | 1 |
グループ内ランク1位銘柄 | AAPL |
Institutional
sponsorship
株価を押し上げるには、機関投資家による大きな買い需要が必要。実に主力企業の株式売買の約7割が機関投資家による売買で占められている。
- 優秀な機関投資家(1〜2社以上)保有している
- 平均以上の投資成績(上位10社)を残している機関投資家が少なくとも数社保有
- 機関投資家が直近の数四半期で増加している
- 1つの機関投資家が大量に保有していない
- 機関投資家の保有数が増えすぎる「過剰保有」でない
引用:オニール本
I | Institutional sponsorship | 機関投資家が 保有しているか? | ○ |
保有している機関投資家は「4723」で、次のように推移しています。

保有比率
- 経営陣の保有する株式の割合(Insider ownership)が多いと、企業としての株価上昇に対する努力が期待できるため、良い買い材料となる。
- 大企業は最低1〜3%、中小企業はそれ以上
引用:オニール本
投資家の保有比率は次のようになっています。
- BlackRock、Vangard、State streetなどの大型機関投資家が保有

Market
直近のマーケットの方向性については、次のリンクにて解説しています。
AAPLに投資できる国内オンライン証券会社
米国株の取引ができる国内証券会社のそれぞれの特徴は、下記の記事で解説しています。
この記事の情報ソース
↓年次報告書
↓公式のIR資料
↓その他ツールサイト
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本資料は投資判断の参考となる情報提供のみを目的として作成されたもので、個々の投資家の特定の投資目的、または要望を考慮しているものではありません。投資に関する最終決定は投資家ご自身の判断と責任でなされるようお願いします。万一、本資料に基づいて損害を被ったとしても当社及び情報発信元は一切その責任を負うものではありません。本資料は著作権によって保護されており、無断で転用、複製又は販売等を行うことは固く禁じます。