全チャートパターンを徹底解説【保存版】

価格チャートは、株式、FX、仮想通貨とわず共通していて、投資やトレードを行う際に、株価や為替のチャートは欠かせない情報源の一つです。

本記事では、ダブルボトムやトライアングルパターンなど、「まず、これだけ知っていれば充分！」「これだけは、最低限抑えるべき！」という代表的なチャートパターンに絞って詳しく解説しています。また、エントリータイミングや環境認識など、トレードに必要な知識も取り上げています。是非、本記事を通じてチャートパターンの理解を深め、トレードの精度向上につなげてください。

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チャートパターンの全種類

チャートパターンには5種類あります。

チャートパターン	特徴
ダブルボトムとダブルトップ	2回同じ価格で反転するパターン
三尊と逆三尊	3つのピークや谷ができるパターン
トライアングルパターン	価格が上昇・下降するトレンドラインが 交差するパターン
ウェッジパターン	価格が上昇・下降する2本のトレンドラインが 斜めに交差するパターン
フラッグパターン	強いトレンドにおいて、一時的に価格が 反転する場合に現れる短期的なパターン

ダブルボトムとダブルトップ

ダブルボトムとは、チャート上で2回底値がつくられる形状を指します。逆にダブルトップは、2回頂点がつくられる形状を指します。この形状ができることで、その後の相場の動きが予想できるようになります。

三尊と逆三尊

三尊とは、チャート上で3つの山ができる形状を指します。逆に逆三尊は、チャート上で3つの谷ができる形状を指します。この形状ができることで、その後の相場の動きが予想できるようになります。

トライアングルパターン

トライアングルパターンは、チャート上で三角形が形成される形状を指します。上昇トライアングルと下降トライアングルがあり、形状からその後の相場の動きを予想することができます。

ウェッジパターン

ウェッジパターンは、チャート上で三角形の形状が形成されることがあります。上昇ウェッジと下降ウェッジがあり、形状からその後の相場の動きを予想することができます。

フラッグパターン

フラッグパターンは、急激な価格の上昇や下降の後、価格が一定期間水平に動いた後に再度急激な価格変動を起こす形状を指します。この形状ができることで、その後の相場の動きが予想できるようになります。

チャートパターン１・ダブルボトムとダブルトップ

まずは、代表的なチャートパターンの一つである「ダブルボトム」について解説します。ダブルボトムは、株価が2度底をつくる形状をしています。このパターンは、価格が下落した後に反発して再び下落し、それから再び反発して上昇いく場合に現れます。

ダブルトップは、ダブルボトムと真逆の形状で、相場の天井に現れます。

ダブルボトムを取引するためには、ネックラインを判断することが重要です。ネックラインとは、チャート上で価格が上昇するラインのことです。このラインが抜けると、さらに上昇する可能性が高くなりますが、ネックラインを抜けるときの判断が重要です。

ダブルボトム　エントリーポイント

また、ネックラインを引く際には、2つの底を結ぶラインを引いてから、そのライン上で価格が上昇する部分をネックラインとして判断します。エントリータイミングに関しては、モメタンムメソッドがあります。

ダブルボトムとダブルトップエントリ―ポイント

モメンタムメソッドは、エントリーポイントのブレークの勢いを見極めるための手法であり、上昇トレンドの転換点であるダブルボトムのエントリーにおいて有効です。

これは、ネックラインを上抜けたかどうかを日足のローソク足で判断する方法であり、以下の2種類の日足の動きが教科書的な方法です。

逆に、失敗する場合は画像のように上髭を付けて、上昇の勢いがなくなります。

しかしトレードでもっとも重要なことは自分の成功イメージをもちつつも、リターンムーブの後画像のように予想を裏切る可能性は常に脳裏に描いておいて、常に柔軟に対応できるようにすることが大切です。

また、ここで説明したことは、他のチャートにおいても同じことなのでぜひ覚えておいてください！

ダブルボトムとダブルトップについてより詳しく知りたい方はこちらで深掘り解説しています！

チャートパターン２・三尊・逆三尊（ヘッドアンドショルダー、逆）

次に、三尊と逆三尊について解説します。これらは、株価が一定のレンジ内を行き来する形状をしており、一定の方向性がない場合に現れます。

また、三尊と逆三尊は天井圏、底値圏に結果的に現れる形状で、トレンド途中に取引する際には、環境認識が重要です。環境認識とは、市場や株価がどのような状態にあるのかを把握することであり、トレンドが上昇しているか下降しているか、あるいはレンジ相場であるかなどを見極めることが必要です。

三尊・逆三尊エントリーポイント

このパターンを取引する際には、エントリータイミングとして、価格がサポートやレジスタンスラインに接近した時点で、反発することを確認する必要があります。

上記のような理由から、エントリーするときには、このようなイメージも同時にもっておくことが重要です。

三尊と逆三尊についてより詳しく知りたい方はこちらで深掘り解説しています！

チャートパターン３・トライアングルパターン／フラッグ／三角持ち合い

最後に、トライアングルパターンについて解説します。トライアングルパターンは、価格の変動幅が縮小していく形状をしており、通常は大きなトレンドの一部分で現れます。

トライアングルパターンの形成は、トレンドの途中ででることが多く、売りと買いの力が拮抗しチャートのボラティリティが収束していくことで形成されます。

その後、上か下かのどちらかにブレークし、それまで溜まった燃料が爆発するようにして、強気のトレンドを形成します。

ただこのパターンをあらかじめ予測してエントリーすることは、リスクが高くギャンブル的な判断に陥りやすくなります。

エントリーの前提と注意点（ダマシについて）

基本的なエントリーメソッドは、前述した2つのチャートパターンと同じですが、これまで説明したチャートパターンよりも画像のように騙しが出ることが多いので、教科書どおりのエントリーを行っても損失を出すことがあります。

騙しとは、騙しとは、下ヒゲや上ヒゲで一度ブレークしたと思わせる「刈り取り」の動きのことです。この動きが出たときに、ラインギリギリに指値をおいていると、悔しい思いをすることになります。

例えば上図のように、赤や青の線で示されるラインに反発して市場が跳ね返ると、市場がトレンドラインをブレイクしたと思って市場に参入者が集まりますが、逆に強く動く場合もあります。

このことからも、あらかじめ決めつけたりせずに、価格が抜けた方のトレンドについていくという意識が大切で、インフルエンサーや本、またはインターネットからの情報に基づいて参入するべきではありません。

トライアングルパターン　エントリー方法・パターン１

１つめは、チャートパターンの波形と環境を注意深く認識することです。「どの位置で、どんな市場環境で、どんな勢いで」チャートが動くのかが非常に大事です。

トライアングルの例では、現在強い上昇トレンドにある場合、ネックラインを上抜ける可能性がより高く、ネックラインのブレイク直後に市場に参入することができます。

トライアングルパターン　エントリー方法・パターン２

より安全な確実性を高めたエントリーをしたい場合は、最高値の水平線（黒破線）が明確にブレイクされるのを待ち、ブレイクされた日足が確認できた場合にエントリーします。

チャートパターン５・アセンディング／ディセンディング・トライアングル

また、三角形パターンには、アセンディング・トライアングル（上昇三角持ち合い）とディセンディング・トライアングル（下降三角持ち合い）という2つの他のチャートパターンがあります。

上昇三角持ち合いは、水平な抵抗線に向かって価格が上昇する上昇トレンド中に形成されます。一方、下降三角持ち合いは、水平なサポートラインに向かって価格が下落する下降トレンド中に形成されます。

これらのチャートパターンは、市場参加者の意見が割れている場合に頻繁に現れます。

市場参加者の一部が価格が上昇すると考えている一方、他の市場参加者が価格が下落すると予想しているためです。このため、価格が抵抗線またはサポートラインをブレイクするまで、価格の動きが小さくなる傾向があります。

チャートパターン６・ウェッジパターン

ウェッジは、根元の幅が徐々に収束する上昇ウェッジと、根元が下向きになる下降ウェッジがあります。

ウェッジは、判断が容易で強化材料として機能するため、おすすめのチャートパターンの一つです。ただし、ウェッジは基本的には底値圏・高値圏で現れる形状なので、トレンドが弱くフラッグが現れた場合は、形状が美しくても市場に参入することは危険です。

上昇ウェッジの場合は下方向に破れやすく、下降ウェッジの場合は上方向に破れやすいです。ウェッジは天井圏や底値圏で現れるチャートパターンであり、他のチャートパターンでも見かける場合は注意が必要です。

ウェッジパターン　エントリーポイント

上昇ウェッジの場合は、青線の反発を確認できることが重要で、下降ウェッジの場合は、黄色線の下降が美しいウェッジとなり、基盤が強くなります。理由は、価格行動原理である第3点に基づいているためであり、エントリー方法はダブルトップ・ボトムのネックラインのブレイクアウトまたは戻り動作待ちで、トライアングルも同様です。

緑の値幅が完全に拡張されるまで待つ必要があります。三尊や逆三尊のエントリー判断に加えて、問題解決能力や損失カットの方法を学ぶことが重要です。

また、ストップロス（損切）ラインは赤線であり、保守的であれば緑線、自信を持って参入したい場合は黄線（エリオット波の最初の波の根元幅、またはエリオット波の第3波が拡張するまで）まで待つことが推奨されます。

チャートパターン７・フラッグパターン

フラッグはトレンドが上昇している場合に形成される場合、上昇トレンドを継続する可能性が高くなり、トレンドが下落している場合に形成される場合、下落トレンドを継続する可能性が高くなります。

フラッグはしばしばElliott Wave 2の状況で形成されるため、それまでの一般的なトレンドと環境が有利な場合には、積極的に市場に参入できるパターンだと言えます。

言い換えると、トレンドが弱いときにフラッグが出現しても、その形状がどれだけ美しくても市場にロングでは参入しない方が安全です。

また、積極的な場合には、イエロースターまで、つまりElliott Waveの最初の波の幅またはElliott Waveの第3波が拡張されるまで待つ必要があります。

全チャートパターン解説 まとめ

この記事では、主要なチャートパターンであるダブルボトム、三尊、逆三尊、トライアングルパターンについて、それぞれの基本的な特徴やエントリーポイント、環境認識の方法などを詳しく解説しました。

これらのチャートパターンを正しく理解し、トレードに活用することで、より高い精度で相場を予測することができます。

気づかれた方もいらっしゃるかもしれませんが、これらの形状は関連性をもっていて、それぞれが隣り合わせの関係にあるということを常に意識しておくことが大切です。

現在勝っていない場合は、ダブルボトム、トップ、三尊、逆三尊に注目し、エントリーの決定を行うことが重要です。また、エントリーの決定方法や問題の解決方法、損失カットの方法を学ぶことも大切です。この記事を活用して市場を理解し、時間を最大限に活用する方法を見つけていきましょう。

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