【GDRX】GoodRx (グッド・アールエックス)は処方箋の価格ドットコム!2020年9月IPO銘柄

米国個別株【グロース】
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処方薬の比較ショッピング機能を提供するグッド・アールエックス(GDRX)は、当初IPOレンジ24~28ドルに対し33ドルで値決めされたホットディール銘柄です。

過去に100Mドル(約100億円)以上もSilver LakeというVCから出資を受けていたこともあり注目されています。

GoodRx社サマリー
  • 2020年9月IPO(Nasdaqに $GDRX で上場)
  • 正式名称:GoodRx holdings inc.
  • 元Facebook幹部2名を含む3人で2011年に起業
  • 2019年にHeyDoctor買収でオンライン診療サービスに進出
  • 処方薬の価格の比較ショッピング・アプリ
  • 今ちょっとしたブーム
  • 個人データ(転売可能)が薬局を経由して薬の卸に渡される(人によっては嫌がれる)
  • 筋のいいスポンサーがついてる
  • IPO前から、すでに黒字決算(珍しい)

GoodRx社について

企業概要

元Facebook幹部2名を含む3人で2011年に起業されました。

サービス・商品

会員登録不要で処方箋価格比較アプリ「GoodRx」で薬局に提示することで最大80%まで薬代を割引できるサービス提供してます。

つまり、ユーザーはクーポンサービスを使って自分が処方している薬を近所で一番安く売っている薬局を探すことができます

顧客

GoodRxアプリは、1000万以上ダウンロードされていて。18万レビューで評価4.8です。
顧客満足度のNPS 90という $PTON 並の数値です。

アメリカでは、健康保険に入っていない人、入ることができる保険が限定される人が多くいます。国民によって入っている保険が異なり、販価も薬局によってまちまちです。

米国の病院は診察でいつも使ってる薬局を聞かれます。処方箋が直接その薬局に回されるんです。だから一般人は処方箋薬の値段比べません。

つまり、GoodRxは全く新しいマーケットを開拓してるといえます。

現在の米国での処方スタイル
  • 米国の病院はアプリとかウェブ使ってオンラインで診察予約できたり、処方箋歴確認できるところも多い
  • 薬が準備できたら薬局から電話かかってきて取りに行く。
  • 医者がメールで処方箋を出してくれるので、適当に近くのドラッグストアのドライブスルーで受け取る。

そもそも処方箋の値段比べないんで、隣の薬局で買ったら実は半額かもしれないって言うのはわからないんです。逆に薬局はボッタクリ放題なのかもしれません。

あまりお得でない保険に入っている人や保険に入っていない人にとっては、無料でGoodRXを使うことによって、医療費を節約できることになります。(良い保険に入っている人にとっても節約できることが多いそうです)

GoodRxでの、米国での処方スタイル
  • 保険を利用した時の薬の値段より、GoodRxのクーポンを利用した時の値段の方が安いということがしばしば起こるので、その場合ユーザーはGoodRxを利用することになります。
    (保険とGoodRxの同時利用はできない)
  • アプリの中で処方箋やクーポン履歴を残しておいてくれるので、慢性治療が必要な方などはスムーズに定期購入できる

GoodRXは処方箋取引全体の大部分をカバーしています (7万以上の薬局の価格を収集しているようです)。

ウェブかアプリで薬の名前と位置情報を入力すると、近所の薬局一覧が出てきます。

ユーザーは無料でも利用ができますが、月額会員になると、より安いクーポンを利用することができます。

ビジネスモデル

市場規模は8,000億ドルで、収益の9割以上はPBM(薬剤給付管理会社)からの処方箋取引手数料、残りはサブスクリプション、製薬企業向けサービス、遠隔医療サービスから得ています。

処方箋取引手数料ビジネス

GoodRXはパートナーであるPBM (Pharmacy Benefit Manager) より処方箋取引手数料の一部を得る、手数料収益モデルを中心に展開しています。

消費者を、PBMネットワークに所属する薬局に連れてきたという対価にたいしてPBMがGoodRXに手数料として支払われます。

PBMは簡単にいってしまうと製薬メーカーとの交渉役で契約した薬局と協力して薬価を決定する存在です。

GoodRXがクーポンを提示できる医薬品カテゴリはPBMに依存する、つまりGoodRXのビジネスはPBMの業界構造に影響をうけるビジネスである点は注意を要します。

サブスクリプション課金ビジネス

それまで手数料ビジネスが中心でしたが、2017年にサブスクリプション課金サービス (GoodRX Gold) を導入しました。

そもそも処方箋ビジネス自体、リピート性が非常に高いと考えられ、業績への効果は高いと想定されます。サブスク導入により、より利益効率を上げることができる点はとても魅力的だと思います。

そのほかのビジネス

処方箋ビジネスに加え、近年オンライン診断にも参入しています。

将来的には、次世代の宝の山と目されているヘルスケアデータビジネス、プラットフォーマーとしてのビジネス展開も想定されます。

ライバル・競合他社

NO DATA

GoodRx社の強み

儲けが上手いだけでなく、成長も両立させている

非常に儲かっている会社で財務上の自由度が極めて高いだけでなく、経営がうまい会社だと思います。最近のナスダック上場銘柄にしては珍しく、GAAP営業利益がIPO前で既に黒字です。加えて売上高もしっかり成長している、利益と成長をしっかりと両立できている稀有な会社です。

GoodRxの提供するサービスは、非常に高い顧客満足度を持っています。
シンプルで分かりやすく、ユーザーの懐に直結するサービスといえます。

グロース(成長)株か?バリュー(割安)銘柄か?

この株は未来の「GAFAM」のようなテンバガー株になりうるか!?
以下のグロース株5つのポイントに沿って確認してみましょう。

成長株を見分ける5つのポイント
  1. 増収増益か?
  2. 株価チャートが持続的な上昇トレンドか?
  3. 時価総額が比較的小さいか?
  4. PER(株価収益率)が高いか?
  5. 将来の「成長ストーリー」は良好か?

1) 決算が予想を上回っているか?

最新決算比較

売上高年成長率は直近で56%、四半期売上高成長は2020年6月はコロナの影響で35%、2020年3月は63%の強い成長となっています。

直近の四半期売上高が減少しているのはコロナの影響だと考えられますが、処方箋は優先課題と考えられるので、業績への影響は限定的だと考えられます。GAAP営業利益率は2016年以降改善を続けており、直近の2020年6月時点で34%です。

<最新決算 2020/1-6月>実績
売上高$257M(+48%)
売上高内訳-処方箋取引$233M(+42%)
売上高内訳-その他$24M(+171%)
純利益$55M(+75%)
営業キャッシュフロー$84M(+67%)
営業CFマージン33%
MAUs490万人(7月時点)
<2019年(12月期)決算>実績
売上高$388M(+56%)
営業利益$140M(+81%)
純利益$66M(+51%)
営業キャッシュフロー$83M(+84%)
営業CFマージン21%
MAUs427万人(+55%)

MAUs=「Monthly Active Users」の略で、月あたりのアクティブユーザー数のこと

  • 営業CFマージンも右肩上がりにあがっています。直近の営業キャッシュフローマージンは33%ととても高いです。
  • コロナの影響により直近のアクティブユーザーは落ち込んでいますが、安定してアクティブユーザーを増やすことに成功しています。
  • 一人当たり売上高も向上しています。おそらく、処方箋ビジネス以外のオンライン診断などの新ビジネスがアップセルに貢献していると考えられます。

財務的にも安全でキャッシュマネージメントも上手

インタレストカバレッジレシオ (EBIT/ 金利費用) は5.5とこのフェーズの企業にしてはなかなか高く、財務が安定していると考えられます。

バランスシート、キャッシュフローを確認すると、コロナ下というGoodRXには非常に厳しい環境においても調達に過剰に頼ることなく、うまく支払いサイクルを伸ばすなどによりキャッシュをリッチにするなど、経営が狡猾な印象な印象をうけます。

2) 株価チャートが持続的な上昇トレンドか?

NO DATA

3) 時価総額が比較的小さいか?

時価総額は21.64億ドル(2020/10/1)

4) PER(株価収益率)、PSR(株価売上率)は割高か割安か?

PERはEPSがマイナスのためN/A
替わりにPSRを確認します。

PSR

約4.5倍 

=( 時価総額:23.3億ドル / LTM売上: 2.57 億ドル × 2 )

LTM=(直近12か月間(1年間)の業績)

5) 将来の「成長ストーリー」は良好か?

IPO以前に既に黒字という稀有な銘柄ということやGross Margin 95%, GAAP営業利益率30%強という圧倒的な収益性、市場基盤を固めることができたら凄まじい安定感になる事が予想されます。

例え、リモート系銘柄が崩れたとしてもGoodRXは堅調に株価をあげてきそうな気がします。是非注目してみてはいかがでしょうか。

GoodRx(GDRX)に投資できる証券会社

GoodRx(GDRX)株を取引できる証券会社は、下記のようになっています。

証券会社取引可否メリットデメリット
SBI証券SBIネット銀行との連携で
ドル円転換がラクで最速、かつ最安
米株用のスマホ・アプリない
サイトがごちゃごちゃしていて見づらい
銘柄分析▲
資産推移が見れない
時間外取引できない
マネックス証券米株、中国株、IPO株の取引可能な取り扱い銘柄が最多で最速対応
◎時間外取引ができる
◎銘柄分析できる(銘柄スカウター)
米株用のスマホ・アプリあり
ドル転換に時間がかかる(1営業日)
楽天証券楽天ポイントとの連携ができる
◎銘柄分析できる
米株用のスマホ・アプリあり
米株、中国株、IPO株の取引可能な取り扱い外国銘柄が少ない
時間外取引できない
シンノスケ
シンノスケ

それぞれの特徴にあわせて次のように、口座の使い分けをしています。

  • 米国・中国株の短期売買 → マネックス証券
  • 米国長期投資 → SBI証券
  • ETF・インデックス投資 → 楽天証券

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