相場の天井や底を見極めるためには、様々な分析手法がありますが、その中でも注目されているのがダイバージェンスです。特に、チャートとMACDを使ったダイバージェンス分析は、投資家にとって非常に有用な情報を提供してくれます。
突然ですが、フラクタル構造という用語を聞いたことはありますか?これは、カリフラワーのようにマクロでもミクロでも同じ形態がみられることを言いますが、チャートにも同じことが言えます。
つまり、短期トレード(分足)からスイングトレード(週足)まで同じチャート形状がみられるため、この構造を理解し判別できるようになることは、株・仮想通貨などアセットに関わらず一生使えるトレード・テクニックになるでしょう。
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本記事では、そのようなテクニカル分析の中でも相場の底や天井、トレンドが継続するか否かを見極める指標であるダイバージェンスについて詳しく解説し、チャートとMACDを活用した分析の方法を徹底的に解説します。相場の天井や底を見逃さないために、ぜひ参考にしてください!
ダイバージェンスとは?
ダイバージェンスには、トレンド転換を示す指標の「ダイバージェンス」とトレンド継続を示唆するテクニカル指標である「ヒドゥン・ダイバージェンス」の2パターンがあります。
ダイバージェンスは、チャート価格とオシレーター系のインジゲーターが逆行する現象のような価格と技術的指標の間に生じる不一致を指します。ダイバージェンスは、トレンドの方向性や転換点を予測するために使用されます。
価格と指標の間にダイバージェンスが生じると、逆行現象が生じます。
具体的には、上手のように価格が上昇しているのに対して、オシレーター系のインジゲーターが下降し、価格が下落しているのに対して、インジゲーターが上昇する場合があり、トレンドの転換点を示唆する場合が多く、天井や底で出現することがあります。
一方、「ヒドゥンダイバージェンス」とは、トレンド継続を示唆するテクニカル指標のことで、オシレーター指標(RSIやMACDなど)の値と価格が反対方向に動く現象を指します。
ヒドゥンダイバージェンスには、上昇トレンド継続を示す「ブルッシュヒドゥンダイバージェンス(買いダイバー)」と、下降トレンド継続を示す「ベアリッシュヒドゥンダイバージェンス(売りダイバー)」があり、それぞれ価格とオシレーターの動きの違いが特徴です。
ダイバージェンスを認知し、予測、判別することはトレーダーにとって重要なスキルの1つです。ここでは、RSI、ストキャスティクス、MACDなどのオシレーター指標のうち、最も分かりやすいMACDを用いて解説していきます。
MACDとは?
MACDは、2本の指数移動平均線(EMA)の差を表示する技術的指標です。短期EMAは通常、12日の期間で計算され、長期EMAは通常、26日の期間で計算されます。
MACDは、短期EMAから長期EMAを引いた値(MACDライン)を示すために使用されます。また、MACDライン自体の移動平均(シグナルライン)を計算することもできます。シグナルラインは、MACDラインの9日EMAです。
ダイバージェンスの種類
ダイバージェンスには、「ダイバージェンス(以下ダイバー)」と「ヒドゥンダイバージェンス(以下ヒドゥン)」と2つの種類があることは前述のとおりですが、その中でもベア系(売りダイバー)、ブル系(買いダイバー)などに分けられます。
以下にダイバージェンスの種類を表形式でまとめました。
種類 | 価格の動き | MACDの動き | 予測値動き |
売りダイバー | 高値切り上げ | MACDの高値切り下げ | 下降トレンド転換 |
売りヒドゥン | 高値切り下げ | MACDの高値切り上げ | 売りシグナル (下落トレンド継続) |
買いダイバー | 安値切り下げ | MACDの安値切り上げ | 上昇トレンド転換 |
買いヒドゥン | 安値切り上げ | MACDの安値切り下げ | 買いシグナル (上昇トレンド継続) |
ダブルトップ ダイバー | 価格は平行 | MACD切り下げ | 下降トレンド転換 |
ダブルボトム ダイバー | 価格平行 | MACD切り上げ | トレンド転換の兆候 |
売りダイバーは上昇トレンドの転換点を示し、売りシグナルとして取引戦略に利用されます。売りヒドゥンは下降トレンドの転換点を示し、より強い売りシグナルとして解釈されます。
一方、買いダイバーは下降トレンドの転換点を示し、買いシグナルとして取引戦略に利用されます。買いヒドゥンは上昇トレンドの転換点を示し、より強い買いシグナルとして解釈されます。ダブルトップダイバーとダブルボトムダイバーは価格の動きが停滞していますがレンジ相場で発生するダイバージェンスを示し、価格の突破が近いことを示唆しています。
売りダイバー
売りダイバージェンスを実際のチャートで説明します。
まず、以下の図は価格チャートとMACDのチャートです。下側は価格のチャートであり、上側がMACDのチャートです。
このチャートでは、左側の部分が上昇トレンドを示しています。MACDライン(上側)は下落傾向にありますが、価格は少し上昇傾向にあるため、MACDラインと価格の動きは反対になっています。
これが、売りダイバージェンスが生じている状況です。価格が上昇しているという現実と、MACDラインが下降しているという不一致を示しています。この状況では、上昇トレンドが転換する可能性が高くなります。
このように、売りダイバージェンスは、価格の上昇とMACDラインの下落の不一致を示し、上昇トレンドの転換点を示す可能性があります。
売りヒドゥン
以下は、売りヒドゥンのチャートです。
下側が価格の安値切り下げ、上側はMACDの上昇を示しています。(画像のように高値切り上げと限定的に言われる場合が多いですが、それに限らず機能するパターンをよく目にします)
価格が継続して下落しているにもかかわらず、MACDが上昇していることからわかる、この不一致は、トレンドが下落に戻る可能性があり、強い売りにつながる可能性が高まります。
買いダイバー
上図のように、価格が下降している時にMACDラインの高値が切り上げている場合、これは買いダイバージェンスとなります。
これは、価格が下落しているという現実と、MACDラインが上昇しているという技術的指標の不一致を示します。買いダイバージェンスは、価格が上昇する可能性があることを示し、買いのサインとして解釈されることがあります。
買いヒドゥン
買いヒドゥンは、価格が下落傾向にあるときにMACDが上昇し、その後価格が上昇トレンドに転換する現象を指します。以下に、買いヒドゥンのチャートを示します。
通常、価格が下落トレンドにある場合、MACDは下降トレンドにあります。しかし、買いヒドゥンは、MACDが下落トレンドの底をつけ、価格の上昇トレンドが継続します。このとき、MACDの高値切り上げが起こり、価格も上昇トレンドをさらに継続する可能性が高くなります。
ダブルトップダイバー
以下はダブルトップダイバーのチャートです。
このように価格とMACDのダブルトップダイバーでは、価格は横ばいの状態で、MACDラインは下落しているため、ダウルトップダイバーと判断されます。
これは、価格が横ばいの状態でありながら、MACDが下落傾向にあることを示しており、下降トレンドに転換する可能性があることを示しています。
ダブルボトムダイバー
ダブルボトムダイバーは、価格の底値が平行に動くのに対して、MACDが上昇傾向にある場合に生じます。具体的には、MACDの最初の高値が2番目の高値よりも高い場合に発生します。以下は、ダブルボトムダイバーの例です。
上図では、価格はほぼ水平に推移していますが、MACDのラインは上昇傾向にあります。この場合、価格が継続的に平行に動くため、トレンド転換の兆候として解釈されることがあります。
相場の天井、底に現れるダイバージェンスの解説まとめ
相場の天井や底で出現するダイバージェンスは、相場の転換点を示唆する重要なシグナルです。特に、MACDを使用することで、相場のトレンドを捉えることができます。ダイバージェンスの検出方法や対処方法を知ることで、トレードにおいて有効な判断材料となります。
- 相場の天井と底で出現するダイバージェンスとは、価格と技術指標の間に生じる不一致を指します。
- ダイバージェンスは、相場の転換点を予測する上で有用な手法の1つです。
- チャートを見る場合、価格のトレンドラインや移動平均線、出来高などが重要なポイントです。
- MACDは、移動平均線のクロスオーバーに基づくトレンドフォローの指標であり、ダイバージェンスを発見するための有用なツールです。
- 相場のダイバージェンスを見つけるためには、価格とMACDの動きを比較する必要があります。
- 相場のトレンドが強い場合は、ダイバージェンスはあまり意味を持ちません。
- 相場の天井や底で出現するダイバージェンスは、トレンドの転換点を予測する上で有用な手法の1つであるため、注意深く観察することが重要です。
以上が、ダイバージェンス徹底解説でした!
ダイバージェンスは相場の転換点を示唆するシグナルであり、MACDを使用することで検出することができます。
しかし、ダイバージェンスだけを見てトレードを行うのではなく、他のテクニカル指標やファンダメンタル分析との組み合わせで判断することが重要です。また、トレードにおいてはリスク管理を徹底し、感情に流されず冷静な判断をすることが大切です。
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