未来予想図(2030-2040-2050年)
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【クリーンエネルギーETF、小型株ETF、ハイテクETF、クラウドETF】バイデン政権ブルーウエーブ時代に適した「ほったらかし投資法」

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現状とシナリオ考察

ブルーウェーブとグリーンニューディール政策

再生可能エネルギーなど環境インフラに2兆ドルの投資を公約に掲げるバイデン氏が大統領になり、上院、下院とも全部青色がカラーの民主党となる「ブルーウェーブ」になることが決定しました(2021年1月5日)

米国のバイデン新政権は、政策の主軸にグリーンニューディール政策”Clean Energy/Sustainable Infrastructure Plan”を掲げています。

  • 「経済全体の温室効果ガスの排出量を2050年までに実質ゼロを目指す」
  • 「環境インフラへの投資を4年間で2兆ドル(200兆円)支出する」
  • 「5年間で5億枚の太陽光パネルを設置する」

    などの方針を明らかにしています。

また、欧州連合(EU)各国も遅くとも2030年までにはEV化(ガソリン車の販売禁止)を目標にしていますが、10年間で官民合計で1兆ユーロ(120兆円)と、巨額の投資目標を掲げており、日本も追従して2兆円の基金をたてています。

引用:日経新聞社

まさに、世界的な規模でクリーンエネルギー時代へ突入していきます。

過去2019年までの5年間の世界の再生エネルギーへの投資額1.5兆ドルで、米国はこの約2割程度なので、年間の投資額は約600億ドルでしたが、国際再生可能エネルギー機関(IRENA)の推定によると、2050年に世界全体の脱炭素達成にはエネルギー関連で130兆ドルの投資が必要と試算されています。

当然のことながら再生可能エネルギー関連では今まで以上に「再生可能エネルギー」関連が株式市場のテーマとなりそうです。

再生可能クリーンエネルギーの定義は、

  • 「枯渇しない」
  • 「どこでも存在する」
  • 「CO2を排出しない」

しかし再生可能エネルギーの問題点は、天候などの条件により発電出力が一定ではないことです。そのような中でも蓄電設備の改良が進み、電力供給の一部を担うと考えられる水準まできています。

クリーンエネルギーETF

クリーンエネルギー分野は大きく2つに分けることができます。

  • スマートグリッド(発電〜配電〜供給)
  • EV

これらの分野に投資できる「クリーンエネルギー詰め合せパック」を紹介します。

運用額大

QCLN

連動インデックス運用会社経費率運用額(ドル)銘柄数
NASDAQ Clean Edge Green Energy Index First trust0.60%1.92B45
投資対象投資エリア🇺🇸米国比率🇨🇳中国比率EV1Yリターン
全般北米・欧州・中国81.2%9.0%あり183%

ICLN

連動インデックス運用会社経費率運用額(ドル)銘柄数
S&Pグローバル・クリーンエネルギー株指数BlackRock0.46%4.58B33
投資対象投資エリア🇺🇸米国比率🇨🇳中国比率EV1Yリターン
全般全世界29.6%7.9%なし143.05%

PBW

連動インデックス運用会社経費率運用額(ドル)銘柄数
WinderHill Clean Energy Index Invesco0.70%2.57B57
投資対象投資エリア🇺🇸米国比率🇨🇳中国比率EV1Yリターン
全般北米・中国61.4%12.4%あり210%

TAN

連動インデックス運用会社経費率運用額(ドル)銘柄数
MAC Global Solar Energy IndexInvesco0.69%3.55B28
投資対象投資エリア🇺🇸米国比率🇨🇳中国比率EV1Yリターン
太陽光北米・欧州・中国46.9%19.6%なし121%

LIT

連動インデックス運用会社経費率運用額(ドル)銘柄数
Solactive・グローバル・リチウム・インデックスGlobal X0.75%1.91B41
投資対象投資エリア🇺🇸米国比率🇨🇳中国比率EV1Yリターン
リチウム関連北米・中国21.6%45.4%あり128%

運用額小

PBD

連動インデックス運用会社経費率運用額(ドル)銘柄数
WilderHill New Energy Global Innovation Index(NEX)Invesco0.75%356.2M105
投資対象投資エリア🇺🇸米国比率🇨🇳中国比率EV1Yリターン
全般北米・欧州・中国・日本21.6%11.5%あり147.6%

SMOG

連動インデックス運用会社経費率運用額(ドル)銘柄数
VanEck Vectors Low Carbon EnergyVanEck0.62%262.5M31
投資対象投資エリア🇺🇸米国比率🇨🇳中国比率EV1Yリターン
全般北米・欧州・中国62.7%7.6%あり117.7%

CNRG

連動インデックス運用会社経費率運用額(ドル)銘柄数
S&P Kensho Clean power IndexState street0.45%214.06M40
投資対象投資エリア🇺🇸米国比率🇨🇳中国比率EV1Yリターン
全般全世界75.2%13.4%なし150.1%

BATT

連動インデックス運用会社経費率運用額(ドル)銘柄数
なしAmplify0.59%40.33M75
投資対象投資エリア🇺🇸米国比率🇨🇳中国比率EV1Yリターン
バッテリー関連全世界14.3%37.2%あり42.6%

FAN

連動インデックス運用会社経費率運用額(ドル)銘柄数
ISC Clean Edge Global Wind Energy IndexFirstTrust0.62%400.46M50
投資対象投資エリア🇺🇸米国比率🇨🇳中国比率EV1Yリターン
風力北米・欧州・中国11.7%8.1%なし62.5%

CTEC

連動インデックス運用会社経費率運用額(ドル)銘柄数
Indxx・グローバル・クリーンテック・インデックスGlobal X0.5%56.44M38
投資対象投資エリア🇺🇸米国比率🇨🇳中国比率EV設定来リターン
全般北米・欧州・中国34.1%16.9%なし50.5%

SULR

連動インデックス運用会社経費率運用額(ドル)銘柄数
SmartETFs Sustainable EnergyGuiness Atkinson0.79%892.84M30
投資対象投資エリア🇺🇸米国比率🇨🇳中国比率EV年初来リターン
全般北米・欧州・中国35.0%14.0%なし13.0%

バイデン政権そのほかの政策

市場には、バイデン氏が政権を握れば対中関係は改善に向かうとの期待があり、トランプ政権で悪化した米中関係の修復が進めば米中双方の経済にとって恩恵が及ぶ可能性があります。

バイデン政権は医療保険の対象を拡大するため、公的保険の選択肢を整えると表明しているほか、2兆ドル規模の気候変動対策も打ち出しています。しかし、WSJ(ウォール・ストリート・ジャーナル)によると、 Supermajority(上院60議席)が必要なため、いずれも実現は難しそうという意見もあります。

バイデン政権の政策
  1. 法人税引き上げ
  2. 個人所得の最高税率引き上げ
  3. 移民受け入れ、DREAM法
  4. 医療保険制度改革
  5. 生産拠点の国内回帰
  6. 再生可能エネルギー関連投資
  7. パリ協定に復帰
  8. TPP交渉再開
まとめ:今後の展開可能性

ポジティヴ

  • 「再生可能クリーンエネルギー」「SDGs」関連
  • 「EV」関連
  • 「新興国」関連
  • 対中関係の改善
  • コモディティーや新興国のアノマリー周期

ネガティヴ

暴落を招く材料は、「株式市場が思いつかない未織り込みの事象こそが真のリスク」であることが前提ですが、今後の展開として次のようなリスクが考えられます。

  • ワクチンの効かない変異種発見
  • ワクチンのリスク顕在化or摂取の遅延
  • 中銀の政策及びBSの巻き戻し
  • ドル安&インフレ
  • 就任1年目の株価推移は過去50年の歴史上弱いというアノマリー
  • メルケル後継失敗&EU分断
  • 中国に対抗する連合国の中国との対立激化
  • バイデン終了&ハリス大統領爆誕

小型株ETF

VTWG

連動インデックス運用会社経費率運用額(ドル)銘柄数
ラッセル2000グロース株インデックス
(株価純資産倍率が高く、
成長率の予想値・実績値がともに高い銘柄)
バンガード グループ0.15%1.03B1140
投資エリアセクター比率1Yリターン
北米ヘルスケア(33.7%)、テクノロジー(17.3%)、
一般消費財(14.7%)、資本財(14.4%)、金融(4.3%)
20.10 %

VTWO

連動インデックス運用会社経費率運用額(ドル)銘柄数
ラッセル2000グロース株インデックス
(米国株式ユニバースの
小型株セグメントをカバー)
バンガード グループ0.10%2.5 B2,069
投資エリアセクター比率1Yリターン
北米ヘルスケア(20.0%)、一般消費財(15.6 %)、資本財(15.5%)
金融(15.1%)、テクノロジー(12.0%)
20.10 %

VBK

連動インデックス運用会社経費率運用額(ドル)銘柄数
CRSP USスモールキャップ・グロース・インデックスバンガード グループ0.07%13.12 B570
投資エリアセクター比率1Yリターン
北米ヘルスケア(24.6%)、テクノロジー(23.2%)、資本財(17.9%)、
消費者サービス(12.3%)、金融(12.3%)
7.77%

クラウドETF

CLOU

連動インデックス運用会社経費率運用額(ドル)
「Indxx・グローバル・クラウド・コンピューティング・インデックス」
の価格およびイールドのパフォーマンス(手数料および費用控除前)
Grobal X0.68%1.55B
銘柄数投資エリアセクター比率1Yリターン
36全世界情報技術(84.2%)、不動産(6.0%)、電気通信サービス(5.3%)、一般消費財(3.5%)、レポ取引(0.9%)、短期投資(0.1%)66.77%

ハイテクETF

VGT

連動インデックス運用会社経費率運用額(ドル)銘柄数
MSCI USインベスタブル・マーケット・情報技術25/50インデックスバンガード グループ0.09%42.00B330
投資エリアセクター比率1Yリターン
北米大型株(79.1%)、中・大型株(3.2%)、中型株(10.7%)、
中・小型株(3.2%)、小型株(3.8%)
41.6%

XLK

連動インデックス運用会社経費率運用額(ドル)銘柄数
S&Pテクノロジー セレクト セクター指数ステート・ストリート0.13%38.52B75
投資エリアセクター比率1Yリターン
北米ソフトウェア(31.12%)、コンピュータ・周辺機器(23.6%)、情報技術サービス(20.17%)、半導体・半導体製造装置(19.82%)40.33%
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