リスク分散(分散投資)は最低限の投資知識です!自分に最適なアセットロケーション(資産配分)と投資ポートフォリオを見つけましょう!

資産計画
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資産配分の重要性

資産配分とは、資産のリスク分散を目的として、資産を振り分けることを言います。

下図から分かる様に、日本ではこの資産配分と言う考え方が一般的ではありませんが、それがきちっとできているのといないのとでは、長期的に見ると大きな格差につながります。

引用:日本銀行のHPにある「資金循環の日米欧比較」内の表

日本だけが資産を大幅に現預金に持っているんだね。

シンノスケ
シンノスケ

「海外旅行したときに、食事などがなんか高いなぁ」と思ったことはありませんか?

相対的に給料が上がる他の先進国に対して日本の給料は上がっておらず、日本円の現預金だけだとインフレリスクに耐えきれず、その貯金(資産)は確実に減っていきます。

まずは、危機感を持って人生におけるアセットロケーション(資産配分)を理解することが、今後の人生を豊かにするために非常に大切です!

アセットロケーション(資産配分)とは?

そもそもなぜ資産を分散する必要があるの?
貯金じゃダメなの?

シンノスケ
シンノスケ

分散するべき理由は色々あります。
その一つに、貯金だけの資産だと、インフレに負けて長期的に資産が減ってしまうことが挙げられます。
そういった意味で、資産家は必ず資産運用を行なっています。

全部で4種類の分散投資法

投資とは、カンタンに言うとお金(資産)に働いてもらって少しずつ資産を増やすことを目的としていますが、これらには必ず下落リスクというのが伴います。

それらのリスクを分散するには、この様な4つの方法があります。

分散の種類効果
投資種別の分散(アセットロケーション)マーケットリスクの回避
時間の分散時間リスクの分散
(ドルコスト平均法)
銘柄や業種(セクター)の分散個別企業倒産リスク、
業種別暴落リスクの回避
投資地域の分散カントリーリスクの回避

投資種別の分散(アセットロケーション)

アセットロケーションとは、資産配分のことで資産運用でもっとも基礎的な計画になります。かんたんに言うと、何にどれくらいお金を分配するかと言うことです。

資産はクラスで分類され、下記のようなものがあります。

  • 貯金(生活防衛資金)
  • 債権
  • コモディティ(金、プラチナなど)
  • 株式
  • 投資信託
  • 不動産
  • REIT(不動産投資信託)
  • FX(為替取引)
  • 仮想通貨
  • 先物取引
  • 生命保険
  • 自己投資

    などがあります。
作成:LOVESUKE

資産クラスの選択肢からどれを選んで、どのくらいの割合で分配するのかが資産管理をしていく上で一番重要で、イメージは上図のようになります。


安全資産には、現預金、債権、不動産、生命保険、コモディティなどの価格変動の小さいものがあり、運用資産(リスク資産)には価格変動の大きいものを設定します。

例えば資産の特徴がよくわかる、下記の様な面白いデータがあります

もし、1802年に 1ドル ずつ投資していたら

2017年には、

  • ゴールド 1ドル→67ドル
  • 債権 1ドル→34,230ドル
  • 株式 1ドル→27,749,940ドル!!

200年で2800万倍なんて!
株の成長率が半端ないですね!

LOVESUKE
LOVESUKE

これは広く分散された米国株インデックスの例ですが、株式は、資本主義社会において最強の資産とも言えますね。

個人がそれぞれの資産へアクセスする方法は下記のような方法があります。

証券口座は株式や投資信託、最近では金への投資まで可能になっていて資産形成には必要不可欠になっています。

最近は、銀行口座の様にオンラインでも簡単に作ることができ手数料もかかりませんので、まずは口座を作っておくことをお勧めします。

また、こちらの記事には3つの証券口座を紹介していますので、合わせて確認してみてください。

銘柄や業種(セクター)の分散

個別株への投資の場合は、業績悪化やその会社そのものが潰れてしまうと大きな損失につながってしまいます。

また、経済状況によっては、業種別(セクター)そのものが低迷してしまい何年も株価の回復が見込めないこともあります。

時間の分散(ドルコスト平均法)

長期的にコツコツ投資(分散)することにより、株価が上がろうが下がろうが長期的には高い確率でプラスにする「ドルコスト平均法」が有名です。

また、プロや上級者向けの時間分散には、下記の様な手法もあります。コロナショック暴落を例に解説します。


  • 長期投資=長期的な視点での投資またはつみたて投資

    →インデックス投資、高配当株、高配当ETF、グロース&バリュー株への投資
  • 長期投資資産ヘッジ

    →インバースETF、空売り、プットオプション等

    ※長期つみたて資産は基本鬼ホールド=売らない
  • 下落で利益(短期的)

    →インバースETF、空売り、プットオプション等
  • 個別のテーマ株で短期売買

    →医療関係特需、出前特需、巣篭もり特需など

しかしこの方法は、下手をすると損失が膨らんでしまうため、初心者にはおすすめしません。テクニックを学んで経験を積んで行くことが必要不可欠です。

投資地域の分散

カントリーリスクの回避とは、どう言うことかというと、例えば発展途上国への投資中に戦争が起きて、株価の暴落を招いたりする場合があり、その様なことから資産を守ります。

でも、資産配分って必要なの?選択肢が多すぎて、いまいちピンと来ないな。

シンノスケ
シンノスケ

選択肢が多くて、それぞれ専門知識が必要だし気が重くなりますよね。資産配分には、人生設計がキーになります。

人生設計とインフレ経済

ちょっと哲学的になりますが、資産配分を設定するには、まず人生で何を大切にして生きていきたいのかがないと資産配分の計画が具体的に進みません。

老後にいくら必要で、今を幸せに生きるために月々どのくらいのお金があればいいか、どのくらいの配当金や老後の資金が必要かは人によって様々ですが、誰にでも共通する項目があります。それが下記になります。

誰にでも共通すること
  • 生活防衛資金を確保すること
  • 余剰資金は、銀行に貯金しているだけだと、減っているという事実

投資をする上で、必要な生活防衛資金は、その人が月々どれくらいのお金が必要かによって変わってきますが、最低でも半年から1年分、余裕を持って2年分の預貯金を持っておくと安心です。

「昔の100円が現在の1万円だったなど、昔はお金の価値が全然違かった」などと聞いたことはありませんか?

時代によって、お金の価値って変化しているんです!日本は緩やかなインフレのため、現在の銀行の低い利子ですとインフレ率の方が高いので、経済的にみると徐々に貯金が目減りしているのです。

富裕層は、持っている資産の金額が大きいので、これが大問題なのです。
例えば、10億の資産があって年間1%減っていたとしても、その額は1000万円になってしまいます。なので、富裕層は資産を守るという意味で必ず投資をしています。

結局、オススメの資産配分(アセット・アロケーション)は?

前述した、人生設計が明確になれば、資産配分も具体的に行えます。

おすすめの資産配分は下記の要素によって、変わってきます。

資産配分を考える要素「リスク許容度」
  • 年齢(若ければ若いほどリスク許容度が高い)
  • 家族構成(子供がいない方がリスク許容度が高い)
  • 職業・収入水準(安定職で収入が高いほどリスク許容度が高い)
  • 保有資産額(資産が多いほどリスク許容度が高い)
  • 投資経験(経験が長いほどリスク許容度が高い)
  • 本人の性格
  • リスク資産はなくなることが前提で投資する
  • 若いうちは、労働で挽回できるためリスク資産に寄せてもOK

初めての資産運用におすすめのアセットアロケーション例

年齢が若くてリスク許容度が高い人なら、まずは「株式ETF30%(リスク資産):債権、金ETFなど40%(安全資産):現預金30%」の比率ではじめて見る事をおすすめします。

ポートフォリオを作成しましょう!

次に必要なのが、具体的なポートフォリオを作成することです。これを決めていくことで、具体的に必要な数量、金額を計算することができます。

ポートフォリオとは、具体的な金融商品の組み合わせのことです。アセットロケーションに沿って、各資産クラスの具体的な金融商品を決めていきます。

例えば、どの株を何株買う、どのような投資信託をいくら購入するかなどで、下記のようなイメージになります。

作成:LOVESUKE

ポートフォリオはなぜ重要なのか?

株式投資にはリスクがつきものです。

そこで投資に際してはリターンの大きさばかりに目を奪われるのではなく、財産の保全も考えなくてはいけません。

そのバランスをどう取るか? これがポートフォリオの発想です。

ある程度銘柄を分散したほうがポートフォリオのリスクと期待されるリターン(収益)のバランスは良くなります。

今、ひと銘柄だけを持っている投資家がもう1銘柄、保有株を増やしたら、そのポートフォリオのリスクは格段に下がります。これを3銘柄にするとさらにリスクが低減出来ます。

しかしそうやって次々に銘柄を加えてゆくと、そこから得られるリスク低減効果は漸減し、20銘柄を超えたあたりでは、さらにもう一銘柄追加することによる効果は殆ど感じられないほどに小さくなってしまいます。

その時点では、むしろ手間が増える、売買手数料が嵩むなどのデメリットの方が大きくなります。

実際、個人投資家の株式投資ではせいぜい10銘柄から16銘柄程度が目の行き届く限界だと思います。
従って、最適ゾーンはそのあたりにあると考えてください。

また、銘柄を加える際に気をつける点として、投資国を分散し、さらに業種を分散するとなお良いでしょう。

長期に渡って株式を保有する場合は、金利環境や経済の環境が変化します。

業種分散は特定の局面でポートフォリオに組み入れられた銘柄の全てが同時にダメになってしまわないために取られる予防措置です。

ただし、皆さんのポートフォリオに入っている銘柄が全て同じ色のゾーンに収まっているようでしたら、それは分散が万全でないことを示していると思います。

【まとめ】
1.銘柄を増やした方がリスクは分散できる
2.しかし分散効果は数を増やすとだんだん薄れる
3.ある時点を過ぎると手間やコストの方が分散のメリットを上回る
4.投資対象国を分散すること
5.投資する業種を分散すること

結局、オススメの株式ポートフォリオは?

少なくとも、50銘柄以上(投資信託、ETFを混ぜる)に分散投資しておくと良いでしょう。資産家は100以上の銘柄に分散投資しています。
おすすめのポートフォリオ比率は、下記のようになります。

世界最大の機関投資家GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)
の参考ポートフォリオ(運用資産総額約168兆円)
  • 国内株式=25%
  • 国内債券=35%
  • 外国株式=25%
  • 外国債券=15%

上記の比率は、アクティヴ(攻め)寄りのパフォーマンスを発揮するように設計されています。よりパッシヴ(安定)型を求めるのであれば、債権比率を増やしたり株式銘柄を底堅いもの(超一流企業〜一流企業)にするようにしましょう。
また、米国株は、国内株式と比べて中長期の成長が強く期待されるため、外国株式比率を高めても良いです。

また、分散させるという意味で、下記のように投資セクターでの分散も忘れてはいけません。

☑️ポートフォリオのセクターを分散させましょう!

セクターとは、業種や研究テーマなどに分類したグループのことで、
例えば米国株では下記の11種類のセクターに分類されています。

米国株セクター11種類

  1. エネルギー
  2. 生活必需品
  3. ヘルスケア
  4. 金融
  5. 情報技術
  6. 公益事業
  7. 資本財・サービス
  8. 通信
  9. 一般消費財・サービス
  10. 素材
  11. 不動産

下記の図は、この11種類をS&P500(米国の株式指数)の中でどのくらいの時価総額シェアを持っているかをグラフ化したものです。最大規模なのは「情報通信」セクターです。次に「ヘルスケア」「金融」と続きます。

注意すべきは、各セクターは景気の状況によって、強さが変わってくることです。

景気が好調のときは、工業株やハイテク株が伸びますが、逆に景気が悪いときは一般消費財や公共事業などが堅調です。金利状況によっても、セクターごとに得意不得意が変わります。


コロナショックの時には、バイオ医療メーカーなどのヘルスケアに投資マネーが集中しました。
また、外出が抑制されたことで、Eコマースに対応した小売業や、映像配信サービスなどの情報通信業が伸びました。

☑️定期的にポートフォリオのメンテナンスを行うことも重要です

①資産の状態をチェック
  • 含み損益はどのくらいか?
  • 現在の配当利回りはどれくらいか?
  • 業種(セクター)別の比率はどうなっているのか?
  • 株価、配当金はちゃんと増加傾向にあるか?
②自身の投資目標を再確認
  • あと何年で、いくらぐらい追加or減少投資するのか?
  • その結果、トータルの投資額はいくらになるのか?
  • その投資額に対して、いくらの利益、配当金が欲しいか?
  • その利益、配当金を使って、どんな生活をしたいか?
  • 利益と背中合わせにある、損失も考慮できているか?

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