トップアナリスト太田忠氏の知見を活かした、プロが厳選した情報がここに!
中小型株のエキスパートが週一回以上のメルマガでトレンドや銘柄を伝授。太田氏の経験と能力が詰まった情報で、市場全体からの割安株も見逃しません。
推奨ポートフォリオは2年近くにわたり、TOPIXや日経平均を圧倒。太田氏の先見性を活かし、投資を成功に導くチャンスです。
株式ポートフォリオについて
上段で説明したアセットロケーションの中の、株式ポートフォリオについて解説します。
私は下の図のようなポートフォリオになるようにしています。
短期で個別株を組み入れている理由は、シャープレシオを高めるためです。
しかし、個別株取引には手間や知識などのリスクが伴うので、事業が好調になったなど時間がとれなくなった時は、株式はETFなどの長期投資のみにするつもりです。
(長期)伝統的な初心者におすすめな投資手法
一番初歩的でかつ堅実な投資方法としては、アメリカの株式指数(S&P500)に連動したインデックスファンドかETFを積立(ドルコスト平均法)していく方法です。
この方法は、昔からよく用いられており株式投資の基本になっています。
インデックスファンドと違い、ETFでは債権や金にも投資することができます。
投資信託(ファンド)とは
投資信託(ファンド)とは、投資家から集めたお金を一つの大きな資産としてまとめ、運用の専門家が株式や債権などに投資する商品のことです。
そのため、投資信託=分散がきくというメリットがあります。
わかりやすく言うと、下記のようなイメージです
○ 個別株=果物を買うときに一つ一つの果物を自分で選ぶ
○ 投資信託=フルーツバスケット(盛り合わせ)ごと買う
1つ1つの株を自分で選んで、継続的に利益を出していくことはプロの投資家でも難しいことです。初心者には、プロに選んでもらった方が圧倒的にラクで時間単価に見あいます。
ETFとインデックスファンドとアクティブファンド
投資信託の運用には大きく分けて、インデックス運用とアクティブ運用があります。ETFは、現状インデックス運用型が多く上場していますが、今後アクティブ運用も含む多様なタイプのETFが充実していくことが期待されます。
○ インデックスファンド=指数(インデックス)など、あらかじめ定めた目標(対象指標)に連動する運用成果を目指す
○ ETF=インデックスファンドの中の一つ。インデックスファンドは、1日1回の取引しかできないが、ETFは株式のようにリアルタイムに売買を行うことができます。
○ アクティブファンド=対象指標を上回る運用成果を目指す。対象指標を定めない場合もあります。
米国ETF(S&P500)が初心者向けな理由
この記事では、まず初めて投資する時の初心者向けのおすすめ投資先として、S&P500に連動した「米国ETF(投資信託)」で説明しています。シンプルにS&P500に連動した米国ETFをおすすめしています。
なんで、国内じゃなくて米国推しなの??
その理由は1985年以降の株価推移チャートをから分かります。
日本は、未だにバブル期の水準に達していないのにアメリカは常に右肩上がり。アメリカの企業を見ても『GAFA(Google/Apple/Facebook/Amazon)』などアメリカを牽引する企業があったり50年60年と連続増配を続ける企業がある一方で、日本の企業は先行き見通しが良さそうな企業がなかなかありません。
また、新興国投資は一時期ブームになりましたが、”長期投資先としては”オススメできません。
下記に米国ETF(S&P500)が初心者向けな理由についてまとめましたが、たくさんあります。一つ一つが重要なファクターですので、ご覧ください。
投資方法:ドルコスト平均法(時間分散積立)
長期投資のドルコスト平均法による分散投資のメリット・デメリットは以下になります。
長期目線で運用することにより、ドルコスト平均法のメリットを最大限享受することができる。
ドルコスト平均法とは?‥リスクを最小限に抑えた分散投資手法で、積立投資の王道です。株などを買うときに、定期的に一定金額分を買っていくことにより、おのずと高値のときは少ししか買わず、安値のときに多く買うことができます。
このことにより下記のメリットを受けることができます。
- 投資初期にまとまった資金を用意しなくても投資が始められる
- 元本割れのリスクがほとんどない
- そのため、日々の価格変動に一喜一憂しないで投資を続けられる
- 価格上昇、下降、どちらの局面でもスタートできる
- 購入単価を平準化できるので、高値づかみを回避できる
- 短期で売買してしまうと、元本割れのリスクがある
- 逆に、低い株価で価格が上昇し続けた場合は一括投資のほうが有利
- 最終的な価格によってはマイナスになることもある
「リスク許容度」は決めておきましょう!
リスク許容度とは、投資でどれだけマイナスになっても耐えられるかと言う考え方のことで、レベルの高い投資家は必ずしていることです。
初めは、投資金を失っても人生が変わらない程度の心にゆとりがある程度がおすすめです。
下記がリスク許容度の判断材料です。一般的には妻子持ちより独身、フリーランスよりサラリーマン方がリスク許容度が高い(ハイリスクに耐えられる)といえます。
- 年齢(若ければ若いほどリスク許容度が高い)
- 家族構成(子供がいない方がリスク許容度が高い)
- 職業・収入水準(安定職で収入が高いほどリスク許容度が高い)
- 保有資産額(資産が多いほどリスク許容度が高い)
- 投資経験(経験が長いほどリスク許容度が高い)
- 本人の性格
リスク許容度を無視した投資のメリットは何も無く、デメリットは今持っているお金を大きく失うわけでなく、将来得られるかもしれない利益も失うことになります。つまり、今と未来の両方を失うことになります。
一時的に大きなリターンがあっても、裏を返すと大きなマイナスになると言うことです。世の中には、通称塩漬け投資法(気絶投資法)と呼ばれる投資をして身を投げ売りするような投資家がいて、成功者も失敗者もいます。
脅すわけではありませんが、3・11のときに「必ず安全」と言われていた電力会社に投資していた人の末路を忘れてはいけません。
必ずリスク許容度の範囲内で投資をしてください!
「資産配分」についてはこちらで解説しています。