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企業概要
ヴァージン・ギャラクティック(SPCE)は、宇宙の観光旅行を企画する会社で、2019年10月28日にニューヨーク証券取引所にSPAC上場しました。
ティッカー | SPCE [NYSE] |
会社名 | Virgin Galactic Holdings, Inc. |
セクター | 宇宙旅行 |
設立 | 2004年 |
IPO(上場) | 2019年 10月 |
CEO | マイケル・コルグラジエ氏 (2020年7月20日–) |
本部 | ニューメキシコ州 ラスクルーセル |
単位:T=1兆、B=10億、M=100万
2021年7月11日に世界初、民間人(連続起業家のリチャード・ブランソン氏)乗せて宇宙遊覧飛行を成功しています。
ヴァージン・ギャラクティックは、2023年6月29日に初の商用の宇宙飛行に成功しました。
このフライトは、ニューメキシコ州の商業宇宙港「スペースポート・アメリカ」から離陸し、およそ1時間10分後に宇宙船は無事地上に着陸しました。
このフライトには、イタリア空軍2人と同国研究機関の1人が乗り、数分間の微小重力状態のなか、成層圏外の宇宙放射線のデータ収集といった13種類の実験を行いました。
また、最新のヴァージン・ギャラクティックのフライトは、2023年8月11日に行われ、3人の民間人がヴァージン・ギャラクティック社の宇宙船ユニティに搭乗し、短時間の宇宙飛行を楽しみました。
ただし、このフライトは商用のものではなく、観光客向けの宇宙旅行が開始されるのは2022年第4四半期を予定しています。
IPO幹事構成
シェアホルダー
チャート
バリュエーション
SPAC上場後初値 10 ドルから、+ 400 %の価格帯で推移していました。2021/7/11の飛行成功までは期待で株価は大きく上昇していました。
しかしながら、飛行成功直後、公募を発表して株価の暴落を招き、SPCEのみならずアストラ(ASTR)などの宇宙関連銘柄へ投資する多くの投資家を奈落の底へ突き落としました。
この公募のいやらしいところは、ATM(at the market offering)と呼ばれる手法をとっていて、この手法は1番下品で姑息なやり方です。この方法は、JPモルガンなどの上品な証券会社からは倫理観を疑われるレベルのようです。
ATMは、1週間前から取り決めたSPCEの会社の新株を託された証券会社が、個人投資家の期待買いに対してどんどん売ってくる、非常に不公平なやり方とのことです。しかも、証券会社はリスクフリー。
今や40社以上の様々な会社を経営するヴァージングループは、
コロナの影響で、ヴァージン・アトランティック空港や
ヴァージン・オーストラリアが破綻し、経営難に陥っているようです。
価格帯別出来高
直近のサポートラインは、39.2ドルとなっています。15〜35ドルあたりがボリュームゾーンで、含み益>含み損となっています。
テーマ性(事業内容)
会社ビジョン
私たちは新産業の先駆けとして、次世代の再使用型宇宙機を開拓しています。私たちは、現在の宇宙への打ち上げのコスト、安全性、環境への影響を変革することを目指しています。
これにより、科学者や起業家を支援するための基本的な宇宙アクセスインフラを初めて構築することができます。このインフラは、科学者や起業家を支援するものであり、また、地球上の生命にとって大きなプラスの可能性を秘めた宇宙探査の新時代を切り開くきっかけとなるでしょう。
これまでのヴァージン・ギャラクティック(SPCE)のテストフライトでは、高高度で母船から切り離した後、ロケットを噴射する際に点火に失敗し、地上に戻ってくるということを繰り返していました。
しかし、最近になってようやく点火装置の不具合が直ったことでテストフライトに成功し、6月25日には連邦航空局から飛行承認が下りたことを発表しました。
マーケット
宇宙事業のマーケットは、2030年で300B(3000億)ドルあると言われています。
その内、2/3がインターネットなどの通信事業になります。
サービス・商品
ヴァージン・ギャラクティック(SPCE)で体験できる宇宙旅行は、次のような旅程になっています。
1)宇宙船を双胴の飛行機(母船)で高高度まで運び、切り離し
Credit : http://www.virgingalactic.com/
2)ロケット噴射で大気圏を超え、宇宙空間で数分間にわたって無重力の世界を体験
ロケットエンジンを点火。マッハ約3.3で上昇するが、この時、約3.5G(体重の3.5倍)の重力加速度が約90秒間かかります。
Credit : http://www.virgingalactic.com/
3)大気圏に戻ってからは滑空して米国・ニューメキシコ州の基地「スペース・アメリカ」へ帰還
Credit : http://www.virgingalactic.com/
宇宙船内部には17の窓があり、16台のカメラがHDで宇宙体験のすべてを詳細に記録します。
2021年7月11日に世界初、民間人(連続起業家のリチャード・ブランソン氏)乗せて宇宙遊覧飛行を成功しました!
Credit : virgingalactic.com
この成功によって一般人で70才の高齢でも宇宙への可能ということを証明しました。
じっちゃま曰くSPCEのビジネスは、ローリスクだということです。(2021/07/21Youtube Live)
ビジネスモデル
宇宙事業は、次の3つがあります。
- ロケット打ち上げ
- 衛星
- データ分析
その内、ヴァージン・ギャラクティック(SPCE)はロケット打ち上げ事業に当たりますが、目的は宇宙旅行になり、衛星の打ち上げによる売上は見込めません。
まだ正式に営業を開始していないので、「将来どのくらいの売上高が見込めるのか?」はまだわかっていません。
ライバル・競合他社
ヴァージン・ギャラクティック(SPCE)の直接的ライバルは、アマゾン元CEOジェフベゾス氏が創業者の「ブルーオリジン」ですが上場していません。
ブルーオリジンのヴァージン・ギャラクティック(SPCE)との違いは、次の通りです。
- 垂直発射+カプセル帰還
- 自動運転と大きな窓
- より宇宙に近い高度100kmへ到達
- 有人飛行実績なし
5歳から宇宙に行くことを夢見ていたというジェフベゾス氏は、ブルーオリジンで2021/7/20に宇宙へ飛ぶ予定です。
ブルーオリジンのほうが、ヴァージン・ギャラクティック(SPCE)の高度85kmより宇宙に近い100km(高度100kmから上空を宇宙と定義される)まで到達することができますが、飛行試験は2015年から15回、パイロットが搭乗せず無人で行われていて緊急時に備えて有人カプセルを分離させる実験もしているものの未だに有人飛行の実績はありません。
業績
決算
過去決算では1度もまだ好決算を出していません。
業績指標サマリー
指標 | |
---|---|
売上成長率(YtoY) | -100% |
売上成長率(FWD) | +146.14% |
PSR(LTM) | – |
PSR(NTM) | – |
ROA(総資産利益率) | -54.70% |
ROE(自己資本利益率) | -86.80% |
ROI(投資利益率) | -52.10% |
Gross Margin(粗利率) | – |
Operating Margin(営業利益率) | – |
Profit Margin(純利益率) | – |
M = Mllion(100万)
B = Bllion(10億)
収益性
売上高成長
キャッシュフロー(CF)
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