テンバガーが期待できるかどうか、次の4つの視点に着目して分析していきます。
時価総額
企業概要
ティッカー | TWLO [NYSE] |
会社名 | Twilio Inc. |
セクター | SaaS Communication Services Internet Content & Information USA |
設立 | 2008年 |
IPO(上場) | 2016年 6月 |
CEO | ジェフ・ローソン氏 (2008年4月–) |
本部 | カリフォルニア州 サンフランシスコ |
従業員数 | 5482人 |
テクニカル
バリュエーション
IPO後初値23.99 ドルから、一時400ドルに達しイナゴタワー以降、こちらの価格帯で推移しています。
価格帯別出来高(2年)
直近のサポートラインは、346ドルとなっています。300ドルあたりがボリュームゾーンで、360ドルあたりを超えられれば上値は軽いと考えられます。
テクニカル指標
テーマ性(事業内容)
デジタルシフトの裏で拡大続け、クラウドコミュニケーションに特化し堅調だと言えます。ショートメッセージや通話など、現代社会に必須不可欠な機能をAPIとして提供する会社として認知されています。
サービス・商品
トゥイリオは、ソフトウェア開発者向けに、
- メッセージング機能と通信機能をアプリケーション・プログラミング・インターフェイス(API)
- ソフトウェア開発キット(SDK)
を通じて既存・新規のアプリケーションに統合するためのCPaaS(コミュニケーション・プラットフォーム・アズ・ア・サービス)を提供しています。
Programmable Communications Cloud
Programmable Communications Cloudには、次のサービスがあり、さまざまな用途で活用されています。
- 電話の発着信のためのProgrammable Voice
- SMSやMMS配信のためのProgrammable Messaging
- 開発者がモバイルアプリケーションやWebアプリケーションにビデオ機能を組み込むことができるProgrammable Videoなど
ビジネスモデル
APIの利用料を開発者から徴収するSaaSビジネスモデルです。
顧客が事業の立ち上げに成功すれば、Twilioは使用量ベースの収益モデルを通じて成功を共有することとなります。
顧客が製品の使用を増やしたり、製品の使用を新しいアプリケーションに拡張したり、新しい製品を採用したりすると、Twilioの収益は増加する仕組みです。
売上の地域別割合は、米国内:71% 国外:29%となっています。
2017年は米国77%国外23%でしたので、傾向としては年々米国外の売上構成比が増えていっています。
ライバル・競合他社
直接の競合はマイクロソフト(MSFT)になりますが、マイクロソフトにとってトゥイリオは、同社のクラウドのAzureを利用する顧客でもあります。
トゥウィリオの業績
決算
EPS、売上高ともに、オールOKです。
2021年 Q2 決算 | 決算良否 | 予想 | 実績 |
---|---|---|---|
EPS (ドル) | ○パス | -0.10 | 0.05 |
売上高 (ドル) | ○パス | 533.61M | 589.99M |
2021年 Q3 ガイダンス予想 | アナリスト予想 | 会社予想 |
---|---|---|
EPS予想(ドル) | -0.14 | |
売上高予想(ドル) | 598.08M | |
売上成長率(YoY) | +1.4% |
業績指標一覧
指標 | |
---|---|
売上成長率(YtoY) | +61.68% |
PER(LTM) | –倍 |
PER(NTM) | –倍 |
PSR(LTM) | 29.6倍 |
PSR(NTM) | 21.5倍 |
ROA(総資産利益率) | -7.10% |
ROE(自己資本利益率) | -8.40% |
ROI(投資利益率) | -5.50% |
Gross Margin(粗利率) | 51.40% |
Operating Margin(営業利益率) | -30.10% |
Profit Margin(純利益率) | -30.30% |
売上成長、利益
売上高が堅調に推移する一方、営業損失が2億ドル近いなど、未だに赤字企業となっています。
キャッシュフロー
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