未来予想図(2030-2040-2050年)
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【SUMO】Sumo Logic, Inc.はカップウィズハンドル上抜け後は新波動入りか!!?

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企業概要

Sumo Logic社サマリー
  • 2010年に、ログ管理やスケーラブルシステム、そしてビッグデータやセキュリティの専門家達によって設立
  • SIEMログ管理セキュリティ分析のDevSecOpsプラットフォーム提供
  • SIEM=次世代型のセキュリティ監視、検知システム
  • 同業他社同様に足元新コロの逆風があった
  • 売上高は+30.8%成長に減速、マージンはあまり改善していない
  • 同時期に「SNOW(Snowflake)」が7.2兆円規模の新規上場し、ウォーレン・バフェット氏やセールスフォース(SalesForce)のVC部門が投資したことで大きな話題となっていてSumo Logicは全然話題になっていませんでした。
  • カップウィズハンドル形成後、上昇局面へ
Source : Finviz
  • じっちゃまのIPO当時評価は低い
ティッカーSUMO [NASD]
会社名Sumo Logic, Inc.
カテゴリーSaaS/ITセキュリティ
設立2010年(日本法人2018年7月
上場2020年 9月
CEOラミン・サヤー氏
時価総額3.01Bドル(3000億円)
本部カリフォルニア州
従業員数710人

B = Bllion(10億ドル)

Sumo Logicの使命は、あらゆる規模の企業がデータ分析とセキュリティのメリットを
享受できるよう「分析を民主化」することです。

Sumo Logic
業績サマリー

IPO後初の決算はクリアしました。

直近決算結果(2020Q3)パス/ミス×
EPS
売上高

以下のグロース株5つのポイントに沿って、確認していきます。

成長株を見分ける5つのポイント

会社について

1)時価総額が比較的小さいか?
2)将来の「成長ストーリー」は良好か?

業績ついて

3)決算は良好か?
4)今の株価(バリュエーション)は、割高か割安か?
5)株価チャートが持続的な上昇トレンドか?

会社について

Source : https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/1643269/000119312520227201/d821436ds1.htm

『供給』サービス・商品

2018年にコインチェックで不正アクセスによる仮想通貨の不正送金事件があった時に、ログのモニタリングシステムの強化(セキュリティ強化)のためスモーロジックのソリューションシステムを導入していました。

Source : https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/1643269/000119312520227201/d821436ds1.htm

最近では新型コロナの世界の感染状況をリアルタイムで収集&分析するツールを公開しています。

同社の分析ではログ量の最大ピーク量による課金ではなく、1日の平均使用量であるため、コスト削減できる点と、豊富なテンプレートによるスムーズな導入で、ネットワーク、サーバといったスペシャリストエンジニアも不要、加えてセキュリティエンジニア、IT担当者の人材不足、スキル不足、といった面を解決できるといった強みがあります。

Source : https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/1643269/000119312520227201/d821436ds1.htm

パートナー

SUMOの導入する最大のスケールメリットとしては、AWS(Amazon)、Azure、GCPなどのクラウドプラットフォームでの豊富なテンプレートと、構築運用面のセキュリティの確保しつつ、安全なモニタリングと適切なインシデント対応を実装できる、というものです。

Source : Amazon

投資リスク

ライバル・競合他社

ITセキュリティ業界という括りでは同業他社では、次のような企業があげられます。
セキュリティという一括りにすることはできない時代となりつつあります。

【CRWD】クラウドストライク

時価総額:40.99Bドル(2020/12)
売上高:761.60Mドル

Source : Finviz.com

【ZS】ゼットスケーラー

時価総額:25.20Bドル(2020/12)
売上高:480.30Mドル

Source : Finviz.com

【SPLK】スプランク

統合ログ管理、という名目でビッグデータというジャンルが確立される以前から、ログ解析技術のプラットフォームを作り上げた企業です。

時価総額:26.89Bドル(2020/12)
売上高:2.28Bドル

Source : Finviz.com

【RPD】ラピッド7

時価総額:4.04Bドル(2020/12)
売上高:390.00Mドル

Source : Finviz.com

古くUNIX時代から存在し続けている、Metasploitというツールを開発しているセキュリティ老舗企業です。ガートナー紙によると、同社のRapid 7 insight Cloudというデータ収集基盤は、セキュリティサービスプロバイダーにおけるリーダーポジションを獲得しているということです。

【FEYE】ファイアアイ

時価総額:3.30Bドル(2020/12)
売上高:928.20Mドル

Source : Finviz.com

【VRNS】ヴァロニス

時価総額:4.70Bドル(2020/12)
売上高:270.10Mドル

Source : Finviz.com

新世代セキュリティプラットフォーム

【SAIL】セールスポイント

時価総額:4.86Bドル(2020/12)
売上高:350.90Mドル

Source : Finviz.com

【OKTA】オクタ

最近の情報技術セクターにありがちな、ファンダメンタルズ以上の買いが殺到しているPSR(売上比率)が高い人気銘柄だけは、避けるべきですので人気セクターだからと妄信せずに、しっかり数字面を調べてから投資に臨むべきです。

時価総額:35.13Bドル(2020/12)
売上高:768.00Mドル

Source : Finviz.com

業績

引用:楽天証券

1) 決算が予想を上回っているか?

EPS、売上高

引用:Seeking Alpha

直近の2020年Q3決算では、EPSが予想EPSを「0.18ドル」、売上高が予想売上高を「2.75Mドル」上回っています

2020年 Q 決算予想実績
EPS(一株利益)– 0.24ドル-0.06ドル
売上高49.12M ドル51.87M ドル
売上成長率YoY
Q コンセンサス会社予想
EPS予想-0.12 ドル
売上高予想52.14Mドル
売上成長率YoY
Source : Seeking Alpha

M = Mllion(100万ドル)

B = Bllion(10億ドル)

Source : https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/1643269/000119312520227201/d821436ds1.htm

利益率(Margin)

Source : https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/1643269/000119312520227201/d821436ds1.htm
Gross Margin(粗利率)71%
Operating Margin(営業利益率)60%
Profit Margin(純利益率)-%

キャッシュフロー(CF)

Source : https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/1643269/000119312520227201/d821436ds1.htm

投資の世界で営業キャッシュフロー・マージンが15パーセントから35パーセントぐらいある会社は、バランスシートもきれい。

★売上高から原材料費などの支出を引いたことによって得られる現金収支のことを営業キャッシュフロー。それを売上高で割り算した数字が、営業キャッシュフロー・マージン。

2) 株価チャートが持続的な上昇トレンドか?

現在の株価

30.50ドル

Data souce : Trading View

現在はカップウィズハンドルを抜けて新波動入りしているように見えます。

下のチャートは、価格帯別出来高(上段左灰色グラフ)になります。

引用:楽天証券

3) 今の株価(バリュエーション)は、割高か割安か?

PSR(株価売上倍率)

19.4

3.01Bドル(時価総額) / 0.155Bドル(TTM

Data souce : Trading View

3種類のPSRについて
  1. PSR(TTM)= 過去12ヶ月売上ベース
    • 一般的にはこれが使われている。Yahoo Financeなど
  2. PSR(FWD)=アナリストの来年予測ベース
    • 未来のPSRを指し示す
  3. PSR(×4)=直近の売上 × 4 「=ARR(Annual Recurring Revenue))」
    • おそらく日本のローカルルール
    • 主にSaaS銘柄に使用
    • 決算後すぐに計算でき、早く動ける

ARRはMRR(四半期売上×4 or 月間計上収益を×12)から算出することができます。

※重要ルール

  • 同じデータソースを使う(Yahoo Finance、Finviz、その他でちょっと違う)
  • PSR種類を必ず揃える (TTMが標準)
  • 同じ性質の会社と比べる (EコマースとSaaSは違う)
  • 利益(EPSが+)が出ていないグロース企業のみに適用できる (目安は100B以下、米グロースは利益の多くを先行投資する傾向のため)
    • 利益(EPSがー)の場合はPERを使う。日本企業の場合が多い。

この記事の情報ソース

↓公式の決算資料

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