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【SE】東南アジアの覇者!Sea Limitedの将来性についての解説〜テンバガー達成銘柄から分かること〜

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Sea Limited社サマリー
  • ゲーム事業を中心に日本、東南アジア、北米、台湾、ブラジルで躍進
  • 先行するEC企業をゴボウ抜きしていった「スーパーグロース企業」
  • 2018年に入ってから1,000%以上、2020年だけでも300%近く高騰
  • 過去6年間、1セントも利益を上げていない
  • IPO後3年弱でテンバガー達成しています
Source : Trading View

Sea Limitedについて

企業概要

ティッカー【SE】
会社名Sea Limited
カテゴリーSaaS
設立 2009年5月8日, シンガポール
CEOフォレスト・リー氏
IPO2017年 10月
時価総額90.05Bドル(9兆円)
本部シンガポール
従業員数29,800

主要事業であるオンラインゲームのサービス名は、Garenaであり、Sea という社名は、東南アジア(South East Asia)に由来しています。

Our mission is to better the lives of consumers and small businesses with technology.

テクノロジーを活用して消費者や中小企業のライフを改善する

Sea Limited

CEOのフォレスト・リーは中国本土生まれで、上海交通大学、スタンフォード大学ビジネススクールを卒業し、シンガポールに移住、国籍を替えた経歴をもちます。リーとテンセントの間で深い協力関係が構築されていたと考えられる。

Sea Limitedには豊富な資金があり、同社のバランスシートには35.15億ドルの現金があるだけでなく、優良投資家として知られる中国のインターネット複合企業であるテンセントがいます。テンセントは、Sea Limitedの発行済株式の22.9%を所有しています。

2019年年次報告によると、2020年3月15日現在、創業者およびテンセントは、同社の普通株式の総議決権の63.0%を実質的に保有しています。

チャート

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「需要」マーケット・ユーザー(顧客)

新型肺炎が蔓延し、都市封鎖(ロックダウン)・テレワーク(Work From Home)によって、この半年で消費者行動は大きく変わりました。

航空・鉄道・飲食店といった業界は大打撃を受けていますが、
Seaの主要事業であるオンラインゲーム・ ECの業界は恩恵を被っています。

また、世界のビデオゲーム市場の規模は2021年までに1740億ドルに達すると推定されています。特にアジア太平洋地域はその規模が大きく、2019年の市場規模は720億ドルで、北米市場の2倍以上となっています。

アジア太平洋地域の主要市場は、中国、日本、韓国です。しかし、これらの上位3カ国以外にも、東南アジアの新興成長市場には多くのチャンスがあり、Sea Limitedはゲームプラットフォーム「Garena」を通じ、この市場を支配しようと計画しています。

また、Sea Limitedは競合企業から遅れながらもEコマース事業に参入しましたが、モバイルに焦点を当てたSeaの電子商取引事業体Shopeeは次のようなマーケットを獲得しています。

  • シンガポール、マレーシア、タイで地位を築く
  • 東南アジアのGDPの40%を占めるインドネシアでも、トコペディア、ラザダ、ブカラパックの先行者に取り付き、アプリのダウンロードベースでは首位に
  • 東南アジアと台湾の月間アクティブユーザー数でShopeeが引き続きショッピング部門で1位を獲得
  • 巨大市場インドでゲーム『Free Fire』の人気が高まっている

「供給」サービス・商品・問題解決

主要事業としては、3つの事業で構成されています。

2020年第2四半期の事業別売上成長率は、いずれも前年同期で
50%以上の伸びを見せています。

■デジタルエンターテイメント事業 +67.3%
EC事業(プラットフォームモデル) + 120.1%
EC事業(小売モデル) + 225.8%

デジタルエンターテイメントゲーム)事業

Sea Limitedはゲームというアセットライトな事業で地盤を築きました。

デジタルエンターテイメント事業のアクティブユーザは、2019年2Qの3.1億人から2020年2Qでは4.9億人と1年間で2億人近くの増加を見せており、課金ユーザも2600万人から5000万人と直近の1年間で大幅に増加しています。

Garenaが有力なゲームコンテンツを配信できたのは、テンセントのバックアップが大きいです。「League of Legends」、「Arena of Valor」、「Speed Drifters」など、Garenaの最も人気のあるゲームの一部は、テンセントとその関連会社、またはテンセントが所有しているものです。

Garenaの成長の秘密

ベトナムの111 Dots Studioが開発し、ガレナがパブリッシュした人気ビデオゲーム『Free Fire』にあり、これが同社発の自社開発ゲームとなりました。

『Free Fire』は、2018年にiOSとGoogle Playストアを組み合わせた世界で4番目にダウンロード数の多いゲームです(1位PUBG Mobile, 2位Fortnite, 3位Call of Duty: Mobileに次ぐ)。2019年11月現在、全世界で10億ドル以上の収益を計上しています。

最近では、インドで『PUBG』が禁止されたため、その代替として『Free Fire』の人気が高まっており、これによりGarenaは巨大市場インドへのチケットを手に入れました。

Free Fireの成功は、ほぼすべてのデバイスでプレイできること(クロスプレイ)に起因しています。特に、東南アジアの一部の未発達な地域では普及している傾向のあるローエンドの携帯電話に対応していることです。これには、インドネシア、フィリピン、ベトナム、タイなどSea Limitedが事業を展開している地域が含まれています。

3社の提携

中国のテンセント、Sea Limited、アメリカのアクティビジョン・ブリザード(テンセントが大株主)の3社が協力して、東南アジアで『コール オブ デューティ』のモバイルゲームを提供しています。これにより、Sea Limited「Garena」は自社開発ゲームの枠を超えた展開が可能になりました。

今回の提携が相互にもたらす利益にはもう一つの側面があります。両社のコラボレーションは、テンセントのビデオゲームの市場に便利な代替ルートを提供する可能性があり、Sea Limitedにとっても有益なものです。逆に、Sea Limitedはテンセントにとって東南アジアでの成長への扉となる可能性があります。

Source: Sea Limited, Quatery Results 2020 Q2.

2020年Q2でゲーム事業Garenaの四半期アクティブユーザー数が61%成長しています。

四半期課金ユーザー数は91%成長しました。コロナによってゲーム利用が増加したことが反映されたと考えられます。

EC事業

ゲーム以外にも、Sea Limitedは「Shopee」プラットフォームを通じたEコマースにも積極的に取り組んでおり、デジタルエンタテインメントを上回るスピードで成長しています。

Source: Sea Limited, Quatery Results 2020 Q2.
  • 2017年のECの収益は4744万ドル。2019年には17倍近くに膨れ上がり、8億2265万ドルに達している。
  • 2020年Q2でEC事業の総注文数が150%成長。
  • 調整後の収益は同期間で187%増加。
  • 流通総額(GMV)は110%成長。
  • 非常に急激な成長が継続しています

しかし、Sea Limitedにとってeコマースはまだ赤字です。最大のライバルであるLazadaのように、競合他社のほとんどは、中国のインターネットの巨人、アリババの支援を受けています。

このように、EC事業が派手な赤字を積み重ねる財務構造でしたが、近年、東南アジアのEC市場の成長が急加速したことで状況が一変しました。さらに、コロナ禍で一部の消費者がオンラインショッピングの割合を高めることで、Shopeeは急速にその収益規模を膨らませている。

Shopeeは中国で流行していることをすべて詰め込んだ造りをしています。

  • アリババとJDの複占だった中国EC市場に突如食い込んだ拼多多のECアプリへのゲーミング機能の追加
  • タオバオライブなどが激しい競争を繰り広げるライブストリーミングなどを揃えています

デジタル金融部門

Sea Limitedの第三の柱は、デジタル決済とデジタルウォレットを運営する事業体「SeaMoney」を通じたデジタル金融サービスで、Sea Limited の中では総売上高の0.5%未満を占め、最も小さな部門です。

導入から日が浅く、モバイルウォレットサービス(AirPay) 、決済サービス ( ShopeePay ) 、クレジットに関連するデジタル金融サービス( ShopeePayLater ) の3つの金融サービスの提供を行なっています。

東南アジアでも中国の先行例をならい、デジタル決済が浸透しつつあり、ECという最もデジタル決済と相性のいいプラットフォームを保持する「Shopee Pay」が猛烈な勢いで先行勢を追いかけています。

東南アジアの金融ハブであるシンガポールでは、MASがデジタル銀行のライセンス付与をめぐり14社の申請者を審査している最中だが、今後この地でデジタル銀行業を展開できることは、東南アジアの金融への強い影響力を持つ可能性があるということを意味しています。

ビジネスモデル

現在の総収益は、2017年の新規株式公開(IPO)時の3倍になっています。

2019年のデジタルエンターテインメント部門の収益は11億3600万ドルで、1年前の4億6200万シンガポールドルの2倍以上になりました。これは、グループの総収益21億ドルのほぼ半分を占め、急成長を遂げています。

Sea Limited決算まとめ

Sea Limited社業績サマリー
  • 売上成長率:YtoY 93.45%
  • PSR :17倍

この銘柄はテンバガー株になりうるか!?

以下のグロース株5つのポイントに沿って確認していきます。

成長株を見分ける5つのポイント
  1. 増収増益か?
  2. 株価チャートが持続的な上昇トレンドか?
  3. 時価総額が比較的小さいか?
  4. 今の株価(バリュエーション)は、割高か割安か?
  5. 将来の「成長ストーリー」は良好か?

1) 決算が予想を上回っているか?

EPS(一株あたり利益)

Source:Seeking alpha

直近の2020年Q2決算では、「▲0.25ドル」決算を取りこぼしています。

2020年 2Q決算実績予想
EPS(一株利益)-0.68 ドル-0.43ドル
Q3ガイダンスコンセンサス予想
EPS(一株利益)-0.55 ドル

SEは決算ミスばかりですが、コロナ渦では株価は関係なく上昇しており、主にテーマ性(事業内容)による人気が伺えました。

Source:Seeking alpha
次回の決算日

2022/5/18

Source : Trading View

売上高成長率 

直近の2020年Q2決算では、売上高が予想売上高を「218.17Mドル」上回っています

2020年 2Q決算実績予想
売上高1.29B ドル1.07Bドル
売上成長率YtoY93.45%
Q3ガイダンスコンセンサス予想
売上高1.39Bドル
売上成長率YtoY%

利益率(Margin)

PINS
Gross Margin(粗利率)29.30%
Operating Margin(営業利益率)-35.50%
Profit Margin(純利益率)-39.10%
注意点

COGS には固定費も変動費もそれぞれ混合されています。

卸売業や小売業であれば、変動費と COGS はほぼ等しい関係にあります。一方、サービス業や製造業では、人件費や工場経費が COGS に含まれるため、多くの固定費が COGS に入ります。

キャッシュフロー(CF)

出典:マネックス証券

投資の世界で営業キャッシュフロー・マージンが15パーセントから35パーセントぐらいある会社は、バランスシートもきれい。

★売上高から原材料費などの支出を引いたことによって得られる現金収支のことを営業キャッシュフロー。それを売上高で割り算した数字が、営業キャッシュフロー・マージン。

2) 株価チャートが持続的な上昇トレンドか?

理想的な右肩上がりのチャートを示しており、一時370ドルの最高値になりました。

以降コロナ前の水準に急激に戻そうとしています。PSRは一時40倍近くありましたが、2022年3月時点では5倍ほどです。

Trading View で見てみる

下のチャートは、SEの価格帯別出来高(上段左灰色グラフ)になります。

短期では120、150ドル付近、長期では10〜40ドル付近に購入ボリューム層があることが分かります。

出典:楽天証券

3)時価総額が比較的小さいか?

現在の時価総額は90.05億ドル(2020/11)

※東南アジア最大級

4) 今の株価(バリュエーション)は、割高か割安か?

結論

現在の株価 : 186.79ドル

PERはEPSがマイナスのため、替わりにPSRを確認します。

PSR(株価売上倍率)

17

90.05億ドル(時価総額) / 1.29億ドル×4(年間売上高予想

B2B SaaS 銘柄のPSRのTop 10
  1. 【SNOW】Snowflake – 134x
  2. 【FROG】JFrog – 52.7x
  3. 【ZM】Zoom – 49.3x
  4. 【DDOG】Datadog – 46.6x
  5. 【BIGC】BigCommerce – 44.8x
  6. 【BILL】Bill.com – 44.4x
  7. 【SHOP】Shopify – 41.7x
  8. 【COUP】Coupa Software – 37.8x
  9. 【ZI】ZoomInfo – 37.6x
  10. 【CRWD】Crowdstrike – 36.3x
SaaS 40%ルール

40%以上40%以下

= %(売上高の成長率YtoY前年同期比) + %(営業利益率FCFマージン

これらの算出方法については、下の記事で解説しています。

5) 将来の「成長ストーリー」は良好か?

エンターテイメント × 金融であればテンセント、EC × 金融であれば、まずアリババが思い浮かびますが、EC × 金融 × ゲームという3つの組み合わせは、今までにはない事例であり、非常に面白い企業だと思います。
東南アジアを代表的するプラットフォーマーになれるか、今後の企業動向を注目していきたいです。

また次回の決算においては、以下の観点で何か進捗があるのか確認していきたいと思います。

  • エンターテイメント×EC、エンターテイメント× 金融で魅力的なサービスの開発・提供ができているか?
  • 消費者行動の変容や、経済成長が著しい東南アジアの成長を取り込み、
  • 高い売上高成長率を維持しているか?
  • 売上高成長率に陰りが見える場合、営業利益の改善に向けた施策によって、先行投資の回収が行えるモデルになっているか?

お疲れ様でした!
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
皆様も健康な投資ライフをお過ごしください。
今後も良い記事を書いていきたいので、引き続き応戦よろしくお願いします!

この記事の情報ソース

↓売り出し目論見書

↓公式のIR資料

↓その他ツールサイト

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