未来予想図(2030-2040-2050年)
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【暴落後の買い時は?】好決算銘柄を買うタイミングを考える〜シャープレシオを高めるために〜

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シャープレシオを高めて長期のリターンを向上させるためには、優良銘柄をみつけることも大切ですが、それをいつ買うかも大切です。

できるならば、暴落直前の最高値で売り、暴落後の底値で買い付けたいものです。

そのためには、過去の暴落にはどんなものがあったのか、過去問題を勉強してあらかじめ知っておくことは、相場に早く慣れるという意味でも大切です。

今回は、シンプルにチャートの騰落の%数値を、S&P500を例にして確認してみます。

長期では、株価が急激に上昇し始めた1995年以降で、大きな暴落が6回ありました。

  • 1995年あたりからインターネットが急速に普及し始めました。

暴落は10年に1度と言われていますが、近年に近づくにつれて、暴落間隔がどんどん小さくなっていることが分かります。

長期チャートで見ると過去の暴落と比べて、今回のコロナショックがいかにV字回復(回復期間が短い)であったかが分かりますね。

それぞれの下落幅とそこからどのくらいで回復していったか「%数値」で見てみると、下記のことが共通していることが分かります。

過去6回の暴落で共通していること
  • 暴落後 上昇が+28%以上に達するとその後は上昇していく
  • 暴落後、損切りできなかった救済措置としてのいったんの逃げ場は必ずある
  • 暴落後、+9%や+24%の上昇があっても必ず上昇相場に転換するとは限らない
  • 200MAが上向きでも暴落は起こる

この記事の数値はざっくり測定したものになります。
あくまで参考値ということでご了承ください。

2000年以降の暴落は、過去6回訪れています。

(A) 2000年〜 ITバブル崩壊

ITバブル崩壊は暴落初めから回復まで、NASDAQはなんと12年間、S&P500はリーマン直前まで4年、完全回復まで9年間を要した非常に長い暗黒期になります。

最大下落幅は▲46%で、暴落の期間が長いので、4段階に区切りました。
暴落からの回復ポイントは、週足で見たときの50MAと100MAのゴールデンクロス(GC)に設定しています。

高値地点からa、b地点までの下落推移(日足)です。
下落基調の反発幅に注目しています。

暴落前の最高値から徐々に下落トレンドへと転じ、底値を切り下げるカタチで(b)の2番底まで8ヶ月ほどかけ下落していきました。この間いくつかの反発をつけ「逃げ場」を形成していることが分かります。

下のチャートは、高値地点からc、d地点までの下落推移(日足)です。

(c)の底値をつけてから76日間かけて回復したのち6ヶ月以上ボックス相場が続きました。
このボックス相場では、1度上値は横ばいだが、底値を切り上げる騙しがあったのち、▲10%以上の暴落後さらに68日間かけて▲30%近く下落しました。

(d)の底値ではもう一度、底値を切り上げるカタチをとり、そのあと大きな押し目もなく上昇トレンドへと転換していきました。

(B) 2007年〜 リーマン・ショック

2007年からのリーマンショックでは、約▲57%の暴落から最高値更新までにNASDAQは約3年、S&P500は約6年もの歳月を要しました。

まず、暴落から底値までの1年5ヶ月の期間をみてみると次のようなことが分かります。

大きな下落の前に2回反発することが多い

1番底から4番底まで下がるまでに、7回の大きめの反発がありました(●)
大きく下落する前には、2回の反発のパターンが多いように見えます。

底値から最高値をつけるまでの6年間の期間をみてみると次のようなことが分かります。

7-10%台の押し目(小さな調整)は11回以上

50MA、100MA、200MA全てが上向きに転じてからも、7-10%台の押し目(小さな調整)が11回以上ありました(●)。欲を言えば、こういったところも売り抜けて底値で拾える確率を増やしたいものです。

売り抜けなくても、上昇気流であれば7-10%台の押し目を狙った積み立てでも良いかもしれません。

(C) 2015年〜 チャイナ・ショック

チャイナショックでは下値を切り下げた、「W底」のカタチをとり上昇へと転じました。

(D) 2018年〜 VIX・ショック

14日間で約▲9%程度の暴落ですが、いったん回復したものの42日後には2番底をつけ、そこから回復にはNASDAQで2ヶ月、S&P500にいたっては5ヶ月の時間を要しています。

下のチャートは日足チャートに50MA、100MA、200MAを表示したものになります。
大局的にみると「だんだんボラティリティが小さくなって上昇トレンドに転じている」ことが分かります。

騰落の数字をみてみると2番底をつけてからは、

  • 上昇+4〜5%をキープしているのに対して、
  • 下落▲8%→▲4%→▲3%と減少している

このことが底値を切り上げて上昇する要因になっています。

(E) 2018年末 クリスマス・ショック

2018年末クリスマスショックでは、3ヶ月で▲20%の暴落をしました。

下のチャートは日足チャートに50MA、100MA、200MAを表示したものになります。

暴落開始から、底値をつけるまでの約3ヶ月間、3回の逃げ場(反発)がありました。

3度目の反発時には長期戦は全て下を向き(水平より下向き)、50MAと200MAのデットクロスが形成されています。直後、最大下落幅▲16%を形成しました。

底値をつけてからは、V字回復となり約5ヶ月間かけて+26%回復後、最高値をつけました。
その後3度の調整(押し目)を経て一気に上昇へと転じています。

(F) 2020年〜 コロナ・ショック

コロナショックでは35日間で▲35%もの暴落を形成しましたが、その後のV字回復速度も過去最高でした。

コロナショックでは、下落のスピードが早く、暴落途中の逃げ場(反発)は1度ありましたが、その後はほとんどが1〜3日間程度の反発で一気に▲30%下落しました。

その後も、経済回復の目処がない中ボラティリティーは大きいものの、FRBによる大きな金融緩和のため一気にV字回復を見せ、底値から164日目に▲8%ほどの大きな調整が入り暴落前最高値付近で一旦留まりをつけています。

暴落の前兆の確認方法はこの記事で紹介しています。

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