Bybitのレバレッジ取引は、PCおよびスマホどちらからでもでき主な機能は同じですが、それぞれで画面操作性が違いメリットデメリットがあります。
メリット | デメリット | |
---|---|---|
PC | 【操作性】 注文がドラックで動かせる チャートが見やすい (画面が大きいため) | ある程度PCの性能が必要 (ネットワークデータ取得量も 大きいと考えられる) |
スマホ | 【携帯性】 暇があればどこでも トレードできる | PCでできるドラックで注文 を動かすことができない (多少まどろっこしい) |
スマホ・アプリの方はスマホ専用の解説ページをご利用ください。
「現物=待ちの投資」であるのに対して、「レバレッジ 取引=攻めの投資」という投資方法の違いがあります。
現物ではガチホした場合、下落相場ではマイナス(一旦キャッシュにした場合でもプラスマイナスゼロ)ですが、レバレッジ取引では、下落時にショート(売り)をすることにより、上昇相場と下落相場どちらでもプラスにすることができます。
Bybitは仮想通貨のデリバティブ(レバレッジ)取引が利用できる取引所の中で世界3位の取引量の多さです。仮想通貨でレバレッジ取引ができるサービスの中でBybitのデリバティブ(レバレッジ)取引は、かなり使いやすいサービスです。
海外取引所は他にもBinanceが有名ですが、日本撤退した取引所BiMEXと似ていることもあり最近は、Bybit(バイビット)を選ぶ日本人トレーダーが増えてきています。
その主な理由は、知名度UPと魅力が知られてきたことが挙げられます。
Bybitの最大の特徴は、高いレバレッジ取引ができ、かつ仮に強制決済になってしまっても、マイナス(借金)にならないシステムが採用されていることです。
Bybit(バイビット)の基本情報は、こちらのページでまとめています。
Bybit(バイビット)の レバレッジ取引
現物取引とレバレッジ取引(デリバティブ)の大きな違いは、「暗号資産を保有するかしないか」です。
現物は、主に中長期での売買で資産を増やしていくのに対して、レバレッジ取引は主に短期売買を繰り返して資産を増やしていくことを目的とした手法です。
現物は通貨を交換するため、1倍の値動きになるのに対してレバレッジ取引の場合実際に暗号資産を保有するわけではなく、資金を担保にして元金の数倍から100倍のロング取引やショート取引(価格下落で稼げる)が可能です。
現物取引 | レバレッジ取引 | |
---|---|---|
倍率 | 1倍 | 1〜100倍 |
取引手法 | ロング | ロング/ショート |
取扱銘柄数 | 177 | 136 |
そのため、レバレッジを利用することで小さい資金から始めることができます。
値動きを予測し売買を行い利益を生み出す取引方法で、レバレッジはボラティリティが大きい相場ほど有力です。
国内取引所のレバレッジには2倍までと規制がありますが、Bybitの特徴は追証なしで最大100倍レバレッジと海外取引所特有の高レバレッジの利用ができるので、リスクを抑えつつ資金効率を上げることも可能です。
① Bybit 「XRP」 入金 → 「USDT」
入金の仕方は 3 種類あります。最安、最速は① 国内取引所からXRP(リップル)で送金する方法です。
① 国内取引所から送る(直接)
国内取引所から海外取引所のウォレットへ仮想通貨を直接送金します。
オススメは、早くてガス代(手数料)の安いXRP(リップル)を使用する方法です。
- 海外取引所の「ウォレットアドレス」、「宛先タグ」を国内取引所の出金にコピー
- 2段階認証等をして送金
- 数分待つと海外取引所に反映されます
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送金完了の確認
送金が完了したら「現物アカウント」に合計資産として表示されます。
USDTの準備、デリバティヴ口座へ移動
- レバレッジ取引に使用する、ステーブルコインUSDTに変えておきます。
- 現物口座からデリバティヴ口座へ移動します。
(画面右上の「資産」もしくはレバレッジ取引画面の「資産を振替する」からできます)
これで、準備が完了しました!
② Bybit(バイビット)レバレッジ取引のやり方
取引設定
Bybit(バイビット)での、デリバティブ(レバレッジ)取引は4パターンあります。
- ① USDT無期限
- ② USDC無期限
- ③ インバース無期限
- ④ インバース型先物
それぞれ取引できる通貨ペアが異なります。
- インバース無期限 ‥ 主にロングをするときに使用します。(原資通貨で利益が付与されるため、下がっていった場合資金効率が悪いため)
- USDT無期限 / USDC無期限 ‥ ロング・ショートどちらでも使用できます。(原資がUSDT / USDC)
今回使用するのは ① USDT無期限 の「〇〇/USDT」ペア です。
〇〇の部分に入る、Bybitのレバレッジ取引の取引ベアは、136種類あります(2022年3月時点)
レバレッジ取引 画面レイアウト(PC)
画面上の「デリバティヴ」から好みの通貨ペアを選択すると、レバレッジ取引画面に移行します。
PCでのレバレッジ取引画面レイアウトは次のようになっており、サイズや位置等お好みでカスタマイズ可能です。
① | チャート |
② | 取引板(ボリューム) |
③ | 取引設定 |
④ | 現在の資産 |
⑤ | 取引詳細 |
⑥ | 現在のポジション等 |
画面配色は、右側の隠しタブから白ベース(ライトモード)にも変更可能です。
① チャート操作性(PC)
BybitのPC取引でのチャートのシステムは Tradingview を採用していて、日足、分足設定やマウスのスクロールボタンでチャートの拡大縮小、トレンドラインを引いたり、RSIや一目均衡表などのインジケーターを表示することも可能です。
- 現在のポジション:含み益の場合は「緑」含み損の場合は「赤」で表示
- 利食い/損切り設定:ロングの場合は「緑」ショートの場合は「赤」で表示
最も便利なのが、現在のポジションや利食い/損切り設定を、ドラックのみで直感的に即変更できることです!(PC画面のみ)
左側の隠しタブにある、チャートツールをお気に入り登録★しておけば、チャート画面に表示されすぐに使うことができます。
トレード方法(PC)
設定ができたら、実際に注文を出してみましょう。
画面レイアウト右側の上から順に設定していきます。
① レバレッジの設定
レバレッジの調整は、注文前にしか行えませんので最初に行います。
画面右上の倍率設定のところをクリックすると設定できます。
分離マージン・クロスマージンどちらかを選択しレバレッジの指定を行います。
分離マージンは取引ごとに証拠金が分離されますが、クロスマージンは、他の証拠金口座で立てているポジションにも影響してしまうため、分離マージンでの設定がオススメです。
(分離マージンでも1本の取引にフル資金投入でレバレッジをかけている場合は、クロスマージンフルレバと同じになります)
両建て(ロングとショートを同時に持ってヘッジする)の場合も、分離マージンを使います。
倍率は、まずは少額で1〜3倍(1X〜3X)から始めて、取引に慣れてから徐々に倍率を上げていって下さい。
(上げすぎに注意してください。Maxでも8〜10倍、できれば5倍以下がいいでしょう)
② 注文方法の選択
注文方法には、
- 参入注文(指値・成行・条件付き)
- 決済注文(指値・成行)
があります。
成行注文 | 現在の価格でいますぐ 買う/売る |
指値注文 | 狙った価格で 買う/売る |
条件付き | トリガー価格に達したら逆指値注文できる |
成行注文はマーケットの急騰急落時などのすぐに買いたい時、指値注文は通常時、条件付きは上がったら(下がったら)買いたい場合に使用します。
③ 価格を入力
直接数字を入力するか、取引板をクリックすると自動で入力できます。
④ 数量設定
取引数量を直接数字を入力するか、「%」をクリックでかんたんに設定できます。
⑤ 利確/損切り設定
利確/損切り設定は、設定した価格が来たら自動的に決済してくれる便利な機能です。こちらは、注文後でも設定できますし、必ず使わなければならないわけではありません。
(常にチャートに張り付けない場合、狙いのところで利食いしたり大きな損失を回避するために使用します)
- 買い注文の時は「買い注文利食損切」
- 売り注文の時は「買い注文利食損切」
注文前だけでなく注文後にも設定できます。
仮想通貨によくある、急なボラティリティで大きな損失につながらないように、目を離す際は必ず設定されることをオススメします。
⑥ Post only について
指値注文の時に使います。
「Post-Only」にチェックを入れることによって、注文した価格以外での約定を防ぐことができます。
「Post-Only」にチェックを入れない場合、3つのオーダー方法が選べます。
GTC(Good-Till Cancel) | キャンセルするまでオーダーが有効 |
IOC(Immediate-Or-Canncel) | 直ちに約定しない場合、 未約定分は自動的にキャンセル |
FOK(Fill-Or-Kill) | 全てが約定しない場合、 全ての注文分は自動的にキャンセル |
⑦ 「買い/売り」
買いで参入するのか売りで参入するのかを決めておきます。
(上がると予想する場合は『買いで参入』下がると予想する場合は『売りで参入』)
「確定」クリックでオーダー完了です。
指値注文後すぐに約定していなければ、注文後でもチャート上でドラックで変更(⇅)、キャンセル(×)ができます。
⑧ ポジションの確認
現在のポジションは画面下側から確認できます。
それぞれの表示の内容は次の通りです。
契約 | 通貨ペア、レバレッジ設定内容 |
数量 | 通貨ペアの取引単位 |
価格 | レバレッジ取引数量(金額) |
平均参入価格 | 平均取得単価 |
強制決済価格 | 証拠金とレバレッジ倍率 によって変わります |
ポジション証拠金 | 現在のポジション等 |
未実現損益(%) | 現在の含み損益(%/ 価格) |
日次実現損益 | 一日の実現損益 |
利食/損切 | 利食い損切り設定価格 |
トレール | トレールストップ設定ができる |
ADL | その取引のリスク度 |
決済注文方法 | 指値/成行 をクリックして設定 |
⑨ 決済(利確/損切り)のやり方
一括決済したい場合
2つの操作方法があります。
① チャート上のインジケーターの(×)を押す
② ポジション→決済注文方法の「指値/成行」
部分決済したい場合
価格と数量を入力して、
- ロングポジションであれば、「売り/ショート」
- ショートポジションであれば「買い/ロング」
をクリック(注文)します。
急な価格変動のときのために、効率的な方法としては複数の分割注文をためておいて、ドラッグして部分利確していく、といった方法が有効です。
両建てしている場合
両建てしている場合は必ず「決済注文」から行ってください。
レバレッジ取引の注意点
あまりにも高いレバレッジを設定すると、強制決済価格がすぐに来てしまい資金がすぐに枯渇してしまいます。
リスク許容度やボラティリティに応じた取引を心がけて、頭と尻尾はくれてやれという感じであまり欲張らずトレードで徐々に稼いでいきましょう!
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