moomoo証券をご存知でしょうか?
他の証券会社にはない、米国株&日本株の24時間取引に対応していて、アプリから気になる銘柄のファンダをサクッとチェックできるだけでなく、初心者からプロまで役立つコンテンツが無料で利用できるんです。
投資家の動向や関連ニュースの銘柄のページにまとめられているので、時短にも最適!
取引する際には、手続きが必要ですが、メールアドレスだけで簡単に登録できます。
> 米国株&日本株分析アプリ【moomoo証券】の特徴や使い方(画像付き解説)
企業概要
以下のグロース株5つのポイントに沿って、確認していきます。
■ 会社について ■
『需要』市場・マーケット
アメリカにおける中古車市場の規模は2019年で8,400億ドル(84兆円)にも迫るというあまりにも巨大にもかかわらず、市場のトッププレイヤーが不在という特殊な状況があります。
現在での、市場トップのプレーヤーでさえそのシェアは1.8%のようです。
アメリカの中古車市場のEコマースは始まったばかりで、2018年には北米自動車販売全体の0.9%ほどです。2030年には、中古車市場の半分(8%)へ成長するとのことです。
ユーザー
すでにアメリカ全土をカバーし、購入者と売却したユーザーは合わせて25万人以上との事です。
『供給』サービス・商品
Vroomは垂直統合的なアプローチで、車両の発見から納車まで、車両の売買プロセスのすべてのフェーズ統合を目指しています。
それぞれのフェーズで次のような価値を提供しています。
中古車を買いたい場合はオンラインで購入できる事に加え、「Vroom」や「Texas Direct Auto」がいくつもの銀行の中から、最適の金利条件の銀行を教えてくれて中古車の購入を手伝ってくれます。
オンラインでの車の購入が怖い人も多いかと思いますが、送料無料で7日間の試乗期間を設けている事に加え、購入時には7日間の返金保証がついており、加えて90日間のバンパー保証が提供されています。
- 膨大な在庫の選択
- 高品質のVroomで再調整された車両
- 包括的で透明性のある車両情報
- カスタマイズされた車両の検索と発見
- 競争力のある市場ベースの価格設定
- 卓越したカスタマーサポート
- オンデマンドショッピングと便利な非接触配達
- 付加価値製品
- Vroomの7日間の返品ポリシー
「オンライン」で保有している愛車を、車の写真や情報を送ることで査定してくれ、価格が気に入れば代金を支払ってくれて、買取を行ってくます。
- 基本的な車両情報を送信するための簡単なオンラインプロセス
- オンデマンド評価
- すべての車両のリアルタイム価格
- 高圧の販売戦術はありません
- 便利で非接触の在宅車両ピックアップ
- 手間のかからないローンの支払い
また、次のような地域へのデリバリーにも対応しています。
売上構成・ビジネスモデル
Vroomでは、アセットライト戦略(可能な限り固定資産を持たない戦略のこと)を採用しており、Vroomによる資産の所有と運用は戦略的なサードパーティを利用したり他の企業と提携したりすることで最適化しています。
このアプローチは、不必要なリスクや資本投資を負うことなく、柔軟性、敏捷性、スピードを提供し、ユニットの経済性と営業レバレッジを向上させるとのことです。
同業のTexas Direct Autoを買収
2015年12月にVroomは、同業であるヒューストンに拠点を置く「Texas Direct Auto」を買収しました。
「Vroom」と「Texas Direct Auto」は同じ会社となりましたが、現在でも別ブランドとして運営されています。
合併による効果は的面で、収益性も上昇し、2015年には9億ドルの収益に達したといいます。
成長ストーリー
強み・成長戦略
データサイエンスと検証
データサイエンス・検証は、Vroomのすべての業務の中核をなしています。
データサイエンス、機械学習、A/Bテスト、多変量テストを活用して、eコマースと車両オペレーションの最適化と運用を継続的に推進しており、次のようなことにデータを活用しています。
- ブランディングとマーケティングの効果の向上
- 顧客体験の向上
- 市場の動向を大規模に分析
- 車両価格の調整
- 全体的な在庫回転速度の最適化
修理技能の強化
事業の拡大に伴い、Vroom VRCと地理的に分散したサードパーティ製VRCを組み合わせたハイブリッドアプローチを採用し、修理のニーズに最適に対応するため、修理技能の強化に投資する予定とのことです。
サードパーティのVRCの拠点を通じて修理技能を向上していくが、今後は独自の修理技能に追加投資を行い、リードタイムの短縮と柔軟性の向上で規模を拡大していく予定であるとしています。
付加価値の拡大
今後、車両の販売ごとに、顧客への第三者による車両ファイナンスで得られる手数料や、その他の付加価値商品の販売から得られる手数料など、複数の追加的な収益源の可能性が生まれます。
Vroomは、トレーニング、マーチャンダイジング、テクノロジーの強化を通じて、既存の付加価値商品の愛着率を高める大きな機会があると考えています。
また、自動車保険などの付加価値商品や、エンターテイメントやロケーションベースのサービスなどの補完的なサービスを顧客に提供することに大きなチャンスがあると考えているようです。
物流ネットワークを戦略的に発展させる
Vroomは主に第三者輸送業者を利用して入出庫の車両輸送を行っていますが、物流ネットワークを最適化するために、全国の運送業者との戦略的な運送契約を準備中です。
また、ハイブリッド・アプローチの一環として、Vroom独自のロジスティクス業務を継続的に評価し、戦略的に拡大していく方針であるとのことです。
投資リスク
ライバル・競合他社
米国の中古車市場は非常に細分化されており、全国に42,000を超える伝統的なフランチャイズおよび独立したディーラーがあります。 ピアツーピア市場も同様です。中古車市場のプレーヤーは、次のセグメントに分類できます。
- 伝統的な新車および中古車のディーラー
- 「オムニチャネル」を含むオンライン販売に拡大しているCarMaxやAutoNationなどの大手全国自動車ディーラー オファリング
競合には、「クルマの自販機」で攻勢をかけるCarvana社(CVNA)*や他の競合もいるので、アメリカの中古車市場の新時代に注目したいところです。
Carvana社(CVNA)* ー中古車はもちろん顧客の自宅への配送も指定でき、「クルマの自動販売機」で受け取ることも可能な事業を展開
その他
新規コロナウイルスによって引き起こされたCOVID-19のパンデミックは、事業、財政状態および経営成に悪影響を及ぼしてきており、今後も続くと予想されます。
Vroomには損失の歴史があり、将来的に収益性を達成または維持できない可能性があります。
- TDAでは、 3月下半期はCOVID-19の混乱により、販売台数が約63.4%減少(2020年の第1四半期と比較した2020年の第2四半期比)
- 2012年の創業以来、利益を上げておらず、現在、約6億7,940万ドルの累積赤字がありました。 (2020年6月30日)
- 2019年および2020年6月30日に終了した6か月間で、それぞれ60.5百万ドルおよび1億430万ドルの純損失が発生しました。 12月31日に終了した年度の8,520万ドルと1億4,300万ドル。
■ 業績について ■
1) 決算が予想を上回っているか?
EPS、売上高
過去2回の決算では、EPS、売上高ともに、オールOKです。
直近の2020年Q3決算では、EPSが予想EPSを「0.05ドル」、売上高が予想売上高を「11.77Mドル」上回っています。
2020年 Q 決算 | 予想 | 実績 | |
---|---|---|---|
EPS(一株利益) | – 0.36ドル | → | -0.31 ドル |
売上高 | 311M ドル | → | 323M ドル |
売上成長率YoY | N/A |
Q コンセンサス | 会社予想 |
---|---|
EPS予想 | -0.37ドル |
売上高予想 | 399.39Mドル |
売上成長率YoY | N/A |
M = Mllion(100万ドル)
B = Bllion(10億ドル)
B/S(バランスシート)
利益率(Margin)
Gross Margin(粗利率) | % |
Operating Margin(営業利益率) | -% |
Profit Margin(純利益率) | -% |
キャッシュフロー(CF)
投資の世界で営業キャッシュフロー・マージンが15パーセントから35パーセントぐらいある会社は、バランスシートもきれい。
★売上高から原材料費などの支出を引いたことによって得られる現金収支のことを営業キャッシュフロー。それを売上高で割り算した数字が、営業キャッシュフロー・マージン。
2) 株価チャートが持続的な上昇トレンドか?
カップウィズハンドル初期のようなRPRXに似た、チャートを形成しています。
下のチャートは、価格帯別出来高(上段左灰色グラフ)になります。
32〜50ドル付近に購入ボリューム層があることが分かります。
3) 今の株価(バリュエーション)は、割高か割安か?
- PSR(TTMorLTM)= 過去12ヶ月売上ベース
- 一般的にはこれが使われている。Yahoo Financeなど
- PSR(FWDorNTM)=アナリストの来年予測ベース
- 未来のPSRを指し示す
- PSR(×4)=直近の売上 × 4 「=ARR(Annual Recurring Revenue))」
- おそらく日本のローカルルール
- 主にSaaS銘柄に使用
- 決算後すぐに計算でき、早く動ける
ARRはMRR(四半期売上×4 or 月間計上収益を×12)から算出することができます。
※重要ルール
- 同じデータソースを使う(Yahoo Finance、Finviz、その他でちょっと違う)
- PSR種類を必ず揃える (TTMが標準)
- 同じ性質の会社と比べる (EコマースとSaaSは違う)
- 利益(EPSが+)が出ていないグロース企業のみに適用できる (目安は100B以下、米グロースは利益の多くを先行投資する傾向のため)
- 利益(EPSがー)の場合はPERを使う。日本企業の場合が多い。
この記事の情報ソース
↓公式の資料
↓その他ツールサイト
VRMに投資できる証券会社
(VRM)株の取引ができる証券会社は、下記のようになっています。
証券会社 | 取引可否 | ◯ メリット | × デメリット |
---|---|---|---|
SBI証券 | OK | SBIネット銀行との連携で ◎ドル円転換がラクで最速、かつ最安 ◯逆指値注文ができる | 米株用のスマホ・アプリない サイトがごちゃごちゃしていて見づらい 銘柄分析▲ 資産推移が見れない 時間外取引できない トレールストップ注文ができない |
マネックス証券 | OK | 米株、中国株、IPO株の取引可能な取り扱い銘柄が最多で最速対応 ◎時間外取引ができる ◎逆指値/トレールストップ注文ができる ◯ある程度の銘柄分析できる(銘柄スカウター) 米株用のスマホ・アプリあり | 資金移動、ドル転換に時間がかかる(中1営業日) |
楽天証券 | OK | 楽天ポイントとの連携ができる ◎銘柄分析できる 米株用のスマホ・アプリあり | 米株、中国株、IPO株の取引可能な取り扱い外国銘柄が少ない 時間外取引できない |