未来予想図(2030-2040-2050年)
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【FTCH】Farfetch Ltd.(ファーフェッチ社)は世界中のデザイナーのアパレル・Eコマースサイト!カップウィズハンドルを形成!これはテンバガー銘柄?

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ファーフェッチ社サマリー
  • 世界中のデザイナーのアパレル衣料品を扱う、ラグジュアリー・ファッションEコマースサイト
  • コロナ渦中”巣ごもり消費”特需
  • カップウィズハンドルを形成後爆上げ!
Source: https://finviz.com/

ファーフェッチについて

企業概要

ティッカー【FTCH】
会社名Farfetch Ltd 
カテゴリーEコマース
設立2007年 6月
創設者/CEO ジョゼ・ネヴェス
上場2018年 9月
時価総額16.89Bドル(1.7兆円)
本部ロンドン
支店ニューヨーク、ロサンゼルス、ギマランイス、ポルト、リスボン、サンパウロ、上海、モスクワ、香港、東京
従業員数4,532人
Source : https://www.farfetch.com/

「需要」マーケット・ユーザー(顧客)

米コンサルティング会社「Bain & Company」の調査によると、コロナ打撃を受けたラグジュアリー市場は2022年〜23年まで回復見込めず、ラグジュアリー市場のEC化率は最大30%に伸長すると予測されています。

アマゾンがラグジュアリーECプラットフォームを開設するなど市場はすでに熱を帯びてきています。

創業から10年が経ち、現在は日本を含む190ヶ国でサービスを展開している「ファーフェッチ(Farfetch)」。コロナ禍の”巣ごもり消費”が追い風となった一方で、アマゾンなど新規参入企業が増えた「ラグジュアリーEC市場」はレッドオーシャン化しつつあります。

そのほかレポートでは、2025年までの見通しとして中国市場が拡大し、中国人によるラグジュアリー品の購入が市場全体の売上に対し約半数を占めるようになるほか、ラグジュアリー市場のEC化率は最大30%に伸長すると予測しています。

「供給」サービス・商品・問題解決

2020年10月時点で取り扱いブランド数が3500を超える規模に成長しています。

その中で、880以上はハイブランドになります。

ビジネスモデル

重要な事業の一つ「ストア・オブ・ザ・フューチャー」について

オンラインとオフラインをシームレスにつないだ購買体験を提供する「OMO(Online Merges with Offline)」をテーマにした事業で、イギリスの老舗高級百貨店ハロッズ(Harrods)やシャネル(CHANEL)を専属パートナーに迎え、未来型店舗の開発プロジェクトを昨年春ごろから推進しています。

ネット販売のFarfetchにシャネルが投資したり、Harrodsがパートナー契約をする理由は、次の1文からも分かります。

高価なバッグやときには数万ユーロもする装飾品や衣類を購入するのに、
「ワンクリック」で済むはずがない

シャネル

化粧品類と香水は以前から公式ウェブサイトで直接購入できますが、バッグや衣類などはフランス語の現地の公式ウェブサイトすら、カタログは見れて値段も確認することができるのですが、オンライン購入はできないのです

CHANELのファッションプレジデントを務めるブルーノ・パブロフスキーは、Reutersの質問にも「オンライン展開は一切しません。これからもオンライン販売はしないでしょう」と断言しています。

ストア・オブ・ザ・フューチャー

市場のシェアを確保するため、今後はオンラインとオフラインをシームレスにつないだ購買体験を提供する「OMO(Online Merges with Offline)」をテーマにした「ストア・オブ・ザ・フューチャー」(未来のストア)を重要な事業の一つと位置付けています。

Image : Farfetch

未来型店舗では専用アプリとコネクテッドミラーを活用し、パーソナルな接客を行うことで顧客エンゲージメントを高める狙いがあります。ラグジュアリー・リテール業界においては初の取り組みです。

「Farfetch」アプリでQRコードを読み込んだ消費者が入店すると、店舗側には会員客が入店したことがアナウンスされます。つまり、店舗に入った段階で、どんなお客が来店したのかを認識することができるのです。そのため、スタッフはオンラインで蓄積した来店客の趣味嗜好などのデータを基に、丁寧な接客を行うことができるようになります。

この顧客認識機能のほか、一部ではありますが、次のような機能があります。

・Connected Rail

ハンガーにかかった洋服にはRFID(ICタグ)を搭載。ハンガーレールからハンガーが離れると、来店客(ハンガーを持った客)の「Farfetch」アプリにそのデータがリンクされ、自動的にその店舗でのウィッシュリストが作成されていきます。

・Interactive Hologram

異なる素材やサイズ、色などをディスプレイ上で組み合わせていき、注文ができるカスタムシューズのサービスです。

Image : Farfetch
カスタムシューズを提供する端末(「Store of the Future」ベータ版を公開した際の画像)

・Connected Mirror

試着室にはタッチパネル式のミラーがあり、そこに映し出された商品を見ながら“仮想試着”を体験できます。もちろん利用者の興味、好みなどに応じて商品がレコメンド。映し出された商品をタップしていくだけで、お気に入りリストが次々と生成されていきます。また、そのミラーを通じて決済もできます。

Image : Farfetch
手前にあるのがミラー型の試着室(「Store of the Future」ベータ版を公開した際の画像)

店舗スタッフはデジタルのデータを基に洗練された接客ができると同時に、来店客にとってはスマートな買い物を体験することができます

ライバル・競合他社

顧客情報や在庫を一元化させ、消費者のニーズに応えていくというコンセプトで始まったオムニチャネル。顧客情報や在庫の一元化は“当たり前”。蓄積、整備した顧客情報を使い、より買い物しやすい環境作りを進めています。

米国ではすでに一歩先を行っていて、Farfetch以外にも次のような試みが進められています。

  • 売上高2兆円超の米国最大の百貨店Maycy’s(メイシーズ)
    • モバイルチェックアウト
  • 売上高7兆円を超えるアメリカ最大のディスカウントストアであるTarget(ターゲット)
    • カーブサイド・ピックアップ(Curbside Pickup)

ファーフェッチの強み、弱み

CEOジョゼ・ネヴェス(José Neves)氏は「競合他社に負けないブランドとの強固なリレーションシップを築いてきた」と自信を示しています。

ファーフェッチ決算まとめ

ファーフェッチ社業績サマリー
  • 売上成長率:YtoY +74%
  • 粗利:45%
  • PSR :9倍

この銘柄はテンバガー株になりうるか!?

以下のグロース株5つのポイントに沿って確認していきます。

成長株を見分ける5つのポイント
  1. 増収増益か?
  2. 株価チャートが持続的な上昇トレンドか?
  3. 時価総額が比較的小さいか?
  4. 今の株価(バリュエーション)は、割高か割安か?
  5. 将来の「成長ストーリー」は良好か?

1) 決算が予想を上回っているか?

EPS(一株あたり利益)

Source:Seeking alpha

直近の2020年Q2決算では、EPSが予想EPSを「0.04ドル」上回っています

2020年 2Q決算実績予想
EPS(一株利益)-0.20 ドル-0.24ドル
Q3ガイダンスコンセンサス予想
EPS(一株利益)-0.25 ドル

しかし2019年、2020年Q1決算では、それぞれ「▲0.07ドル」「▲0.04ドル」決算を取りこぼしています。
IPO後2度の決算取りこぼしがあります。

Source:Seeking alpha

売上高成長率 

直近の2020年Q2決算では、売上高が予想売上高を「37.76Mドル」上回っています

2020年 2Q決算実績予想
売上高364.68M ドル326.92M ドル
売上成長率YtoY74.27%
Q3ガイダンスコンセンサス予想
売上高369.84Mドル
売上成長率YtoY145%

利益率(Margin)

PINS
Gross Margin(粗利率)45.30%
Operating Margin(営業利益率)-34.10%
Profit Margin(純利益率)-53.10%
注意点

COGS には固定費も変動費もそれぞれ混合されています。

卸売業や小売業であれば、変動費と COGS はほぼ等しい関係にあります。一方、サービス業や製造業では、人件費や工場経費が COGS に含まれるため、多くの固定費が COGS に入ります。

2) 株価チャートが持続的な上昇トレンドか?

理想的なカップウィズ・ハンドルを形成後、現在の株価水準は42ドル付近を推移しています。

下のチャートは、FTCHの価格帯別出来高(上段左灰色グラフ)になります。

短期では25〜30ドル付近、長期では9〜15ドル付近に購入ボリューム層があることが分かります。

引用:楽天証券

3)時価総額が比較的小さいか?

現在の時価総額は13.34億ドル(2020/11/)

4) 今の株価(バリュエーション)は、割高か割安か?

結論

現在の株価は割高

現在の株価 : 42.48ドル

PERはEPSがマイナスのためN/A
替わりにPSRを確認します。

PSR(株価売上倍率)

9

13.34億ドル(時価総額) / 0.365億ドル×4(年間売上高予想

B2B SaaS 銘柄のPSRのTop 10
  1. 【SNOW】Snowflake – 134x
  2. 【FROG】JFrog – 52.7x
  3. 【ZM】Zoom – 49.3x
  4. 【DDOG】Datadog – 46.6x
  5. 【BIGC】BigCommerce – 44.8x
  6. 【BILL】Bill.com – 44.4x
  7. 【SHOP】Shopify – 41.7x
  8. 【COUP】Coupa Software – 37.8x
  9. 【ZI】ZoomInfo – 37.6x
  10. 【CRWD】Crowdstrike – 36.3x
SaaS 40%ルール

40%以上40%以下

= %(売上高の成長率YtoY前年同期比) + %(営業利益率FCFマージン

これらの算出方法については、下の記事で解説しています。

5) 将来の「成長ストーリー」は良好か?

2020年初頭は中国、ヨーロッパ、アメリカにおけるラグジュアリー市場全体の売り上げは好調だったが、新型コロナウイルスの感染拡大が市場の成長にブレーキをかけ、2020年第1四半期の売上は前四半期(2019年10月〜12月)に比べ25%ダウンしました。売り上げの低下は年末にかけてさらに加速し、年間の売り上げは前年比で少なくとも20〜35%減少する可能性があります。

2022年〜2023年までは、2019年の売上実績約2,810億ユーロ(約32兆7,000億円)の水準に回復することは見込めないが、その後市場成長が再開し、2025年までに約3,200〜3,300億ユーロ(約37兆2,000万円〜38兆4,000万円)に拡大すると見込まれています。

米コンサルティング会社「Bain & Company」がイタリアの高級ブランド財団 「Fondazione Altagamma」と共同の、新型コロナウイルス感染拡大によるラグジュアリー市場への影響と今後の見通しを示すレポート より

お疲れ様でした!
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
皆様も健康な投資ライフをお過ごしください。
今後も良い記事を書いていきたいので、引き続き応戦よろしくお願いします!

この記事の情報ソース

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