【RNG】リングセントラル(RingCentral)はUCaaS市場のリーディングカンパニー

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企業概要

RingCentral社サマリー
  • クラウドベースのビジネスコミュニケーションとコラボレーション・ソリューションを提供するUCaaS*プロバイダー
  • UCaaS市場のリーディングカンパニー

UCaaSとは?Unified Communication as a Service)
ビジネスに必要なあらゆる通信とコミュニケーションを統合した「ユニファイドコミュニケーション(UC)」をSaaS提供すること。ユーザーは、スマートフォン、タブレット、PC、デスクフォンなど、複数の場所やデバイスを横断する単一のユーザーIDによりどこでもサービスを利用できる。

ティッカー【RNG】
会社名RingCentral, Inc.
カテゴリーSaaS
設立1999年
上場2013年 9月
CEOVlad Shmunis氏
時価総額34.75Bドル(億円)
本部カリフォルニア州ベルモント
従業員数2363人

B = Bllion(10億ドル)

業績サマリー
直近決算結果()パス/ミス×
EPS
売上高

以下のグロース株5つのポイントに沿って、確認していきます。

成長株を見分ける5つのポイント

会社について

1)時価総額が比較的小さいか?
2)将来の「成長ストーリー」は良好か?

業績ついて

3)決算は良好か?
4)今の株価(バリュエーション)は、割高か割安か?
5)株価チャートが持続的な上昇トレンドか?

■ 会社について ■

『需要』市場・マーケット

固定されたロケーション前提だった従来の電話システムは現在の働き方(モバイル・分散化)のニーズを満たしておらずクラウド導入が勢いづいています。

レガシーベンダーの従来のソリューションを利用してきたPublic Storage(現在の顧客)が従来は1年かかっていたところリングセントラルでは2週間少々で米国2300拠点に導入できたということで、完全クラウドベースで先行投資しているリングセントラルとはスピードに違いがあります。

また、リングセントラルは市場リーダーであり、ビジネスコミュニケーション、チームメッセージング、ビデオ、コンタクトセンターなどコラボレーションを組み合わせることができる統一プラットフォームで、統合ソリューションを求めている企業の引き合いも強いようです。

Source: ガートナー調査「Gartner Magic Quadrant Leader for UCaaS」

『供給』サービス・商品

RingCentralのサービスはUCaaS(Unified Communication as a Service)と呼ばれ、クラウドベースのアプローチにより、分散したオフィス、リモートワーカー、スマートフォンとタブレットの普及をサポートするコミュニケーション・ソリューションを提供しています。

プラットフォームは、今日のモバイルおよび分散型の従業員にフォーカスして、ゼロから設計されています。

ユーザーフレンドリーに設計されたソリューションは、迅速に導入でき、設定や管理も簡単です。直感的なグラフィカルユーザーインターフェースにより、管理者やユーザーは、ITの専門知識やトレーニング、専任のスタッフをほとんど必要とせずに、ビジネスコミュニケーションシステムの設定や管理を行うことができます。

顧客は、従来のオンプレミス型システムと比較して、所有コストを大幅に削減できる。

RingCentral Office

主力ソリューションである『RingCentral Office』は、通信ソリューションを必要とする企業向けに設計されています。

高精細音声、ビデオ、SMS、メッセージング、オンライン会議、ファックスを含む複数のモードでのコミュニケーションとコラボレーションを提供し、企業は、スマートフォン、タブレット、PC、デスクフォンで複数のオフィスで働くユーザーをシームレスに接続することができる。

『RingCentral Office』は、Essentials、Standard、Premium、Ultimateの4つのエディションで販売されています。

音声、通話管理、モバイルアプリケーション、ビジネスSMSとMMS、ファックス通信を1つのビジネスナンバーで実現します。

売上構成・ビジネスモデル

主にサブスクリプション収益、製品の販売、およびプロフェッショナルサービスから収益を得ています。

Subscriptions Revenue(サブスクリプション収益)

顧客にRingCentralのソフトウェア・アプリケーションおよび関連サービスへのアクセスを提供する料金から発生します。

これらの契約期間は通常1ヶ月から5年であり、定期的な固定プランのサブスクリプション料と、プラン限度額を超えた利用に対する変動利用料が含まれています。

Other Revenue(その他の収益)

事前設定済み電話機の販売、専門的な実装サービス、電話機のレンタルから生じる収益があります。

販売戦略

RingCentralは主に、2つの販売チャンネルを持っています。

  • 直接販売部隊 ー 米国や世界各地にいるインバウンドとアウトバウンドの直販担当者を通じて、ソリューションとサブスクリプションを販売
  • 間接販売チャネル ー ブランドを売り込み、ソリューションを販売する

間接販売チャネルは、再販業者、AT&T、TELUS、BTなどの通信キャリアの地域的およびグローバルなネットワークから構成されています。間接販売チャネルは、大規模な直販部隊なしにソリューションの採用を拡大するのに貢献しています。

パートナーシップ

  • 2018年10月 ー ラウド型デジタル顧客エンゲージメントプラットフォームDimeloを買収
  • 2019年1月 ー 中堅、大企業向けの企業向けのアウトバウンド型顧客エンゲージメントプラットフォームであるConnect Firstを買収
  • 2019年10月 ー Avayaとの戦略的パートナーシップのための一定の契約を締結し、Avayaとその子会社が販売する新しいソリューション『ACO(Avaya Cloud Office by RingCentral)』を導入
  • 2019年12月 ー Atosとの間でシステムインテグレーター関係の構築と、共同ブランドの「UCaaS(Unified Communications as a Service)」ソリューションの導入を含む契約を締結

投資リスク

ライバル・競合他社

従来のレガシーベンダーとして次の企業が挙げられます。

  • Alcatel-Lucent(仏アルカテル・ルーセント)
  • Avaya(米アバイア)
  • Unify(独ユニファイ)
  • Cisco(米シスコ・システムズ)

シスコは2017年にクラウドPBX・コンタクトセンターソリューションを提供するBroadSoftを19億ドルで買収するなど補強しています。

このようなレガシー企業に対し、リングセントラルはユーザー中心かつモバイルファーストでチームメッセージングとクラウドPBXを統一プラットフォームで提供し、オープンプラットフォーム戦略で他社のアプリとの統合もディープなのが強みです。

競合は

  • 8×8
  • Amazon(Amazon ConnectとAmazon Chime)
  • Dialpad
  • Fuze
  • StarBlue
  • Intermedia.net
  • j2 Global
  • Jive Communications
  • Microsoft(Microsoft Teams)
  • Nextiva
  • Slack
  • Vonage Holdings
  • West Corporation

    などが挙げられます。
引用:楽天証券

■ 業績について ■

引用:楽天証券

1) 決算が予想を上回っているか?

EPS、売上高

引用:Seeking Alpha

IPO後一度も決算の取りこぼしのないピカピカ銘柄です。

直近の2020年Q3決算では、EPSが予想EPSを「0.02 ドル」、売上高が予想売上高を「16.27 Mドル」上回っています

2020年 Q3 決算予想実績
EPS(一株利益) 0.24ドル 0.26ドル
売上高287.35M ドル303.62M ドル
売上成長率YoY+30.11%
Q コンセンサス会社予想
EPS予想0.27 ドル
売上高予想317.35Mドル
売上成長率YoY+4.5%
Source : Seeking Alpha

M = Mllion(100万ドル)

B = Bllion(10億ドル)

利益率(Margin)

Gross Margin(粗利率)81.00%
Operating Margin(営業利益率)-7.60%
Profit Margin(純利益率)-9.80%
Source : Finviz.com

キャッシュフロー(CF)

投資の世界で営業キャッシュフロー・マージンが15パーセントから35パーセントぐらいある会社は、バランスシートもきれい。

★売上高から原材料費などの支出を引いたことによって得られる現金収支のことを営業キャッシュフロー。それを売上高で割り算した数字が、営業キャッシュフロー・マージン。

2) 株価チャートが持続的な上昇トレンドか?

理想的な右肩上がりのチャートを示しています。

下のチャートは、価格帯別出来高(上段左灰色グラフ)になります。

引用:楽天証券
引用:楽天証券

3) 今の株価(バリュエーション)は、割高か割安か?

PSR(株価売上倍率)

30.8

Data souce : Bloomberg

3種類のPSRについて
  1. PSR(TTM)= 過去12ヶ月売上ベース
    • 一般的にはこれが使われている。Yahoo Financeなど
  2. PSR(FWD)=アナリストの来年予測ベース
    • 未来のPSRを指し示す
  3. PSR(×4)=直近の売上 × 4 「=ARR(Annual Recurring Revenue))」
    • おそらく日本のローカルルール
    • 主にSaaS銘柄に使用
    • 決算後すぐに計算でき、早く動ける

ARRはMRR(四半期売上×4 or 月間計上収益を×12)から算出することができます。

※重要ルール

  • 同じデータソースを使う(Yahoo Finance、Finviz、その他でちょっと違う)
  • PSR種類を必ず揃える (TTMが標準)
  • 同じ性質の会社と比べる (EコマースとSaaSは違う)
  • 利益(EPSが+)が出ていないグロース企業のみに適用できる (目安は100B以下、米グロースは利益の多くを先行投資する傾向のため)
    • 利益(EPSがー)の場合はPERを使う。日本企業の場合が多い。

この記事の情報ソース

↓公式のS-1資料

RNGに投資できる証券会社

(RNG)株の取引ができる証券会社は、下記のようになっています。

証券会社取引可否◯ メリット× デメリット
SBI証券OKSBIネット銀行との連携で
◎ドル円転換がラクで最速、かつ最安
逆指値注文ができる
米株用のスマホ・アプリない
サイトがごちゃごちゃしていて見づらい
銘柄分析▲
資産推移が見れない
時間外取引できない
トレールストップ注文ができない
マネックス証券OK米株、中国株、IPO株の取引可能な取り扱い銘柄が最多で最速対応
◎時間外取引ができる
◎逆指値/トレールストップ注文ができる
◯ある程度の銘柄分析できる(銘柄スカウター)
米株用のスマホ・アプリあり
資金移動、ドル転換に時間がかかる(中1営業日)
楽天証券OK楽天ポイントとの連携ができる
◎銘柄分析できる
米株用のスマホ・アプリあり
米株、中国株、IPO株の取引可能な取り扱い外国銘柄が少ない
時間外取引できない
シンノスケ
シンノスケ

私は、それぞれの証券会社特徴にあった口座の使い分けをしています。

  • 米国個別株 & ETF長期投資 → SBI証券
  • ETF・インデックス投資 → 楽天証券

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