オニールの成長株発掘法には、買うなのサインだけでなく、ホールドするべきタイミングを示すサインがあります。この記事では、具体例を挙げながら、20~30%上昇したところで利食いしてはいけない場合や、株価の大幅下落時に売り逃げをしないようにするためのホールドのサインについて解説します。
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オニールの成長株発掘法のホールドのサイン「20~30%上昇したところで、利食いしてはいけないとき」
「損切り7〜8%設定で、利食いは20〜30%上昇した利益」を3回出せれば、全体で100%以上の利益も可能。
上昇トレンド中に複数の押しがある例
上昇トレンド中に複数の押しが形成され、安値と高値を切り上げるパターンがあります。
ハイテク株では特に、押しの強いベースを形成する傾向があります。
マーケット全体(S&P500)が強い上昇トレンド中の場合
マーケット全体(S&P500)が強い上昇トレンド中の場合は、押し目もベースもほとんどなく継続して上昇する珍しいパターンもあります。
買っていればホールドは楽ですが、INタイミングが難しいタイプです。
クライマックス・トップでもその後も上昇する例
クライマックス・トップでもその後も上昇するパターンがあります。が、相場が過熱していて投機的な一面もあるため注意が必要です。
クアルコム(QCOM)の例では、2000年1月につけた新高値を更新するのに20年間かかりました。
↓破線部アップ(クライマックス・トップ後+200%以上上昇)
オニールの成長株発掘法のホールドのサイン「ふるい落とし」
ハイテク株は他に比べて「押しやふるい落とし」が多く、扱いが難しい。だからこそ多くのだましを見定められるようにその企業について熟知しておく必要がある。
ふるい落とし時に出来高減少する例
ふるい落とし前に出来高増加し、ふるい落とし時に出来高減少、その後上昇時に再び出来高が増加するパターンがあります。
底で値幅が小さく出来高も少ない例
「底で値幅が小さく出来高も少ない」のは、これ以上の売りがないことを意味します。
オニールの成長株発掘法のホールドのサイン「セリング・クライマックス」
上とは逆に、大きな出来高を伴った場合、そこが大底になり反転する場合があります。
ふるい落としでも、値幅の上半分で引け、出来高急増の大商いで支持されるパターンです。
優良銘柄ほど、マーケット全体(S&P500)よりも早く底をつくことが多いです。
悪い報道や噂が流れたからといって売るのには注意
一時的な影響しか株価に与えないこともあるため、悪い報道や噂が流れたからといって売るのには注意
株式市場では、力の弱い個人投資家に恐怖心を与えて株を手放させようとして流れるうわさもある。
このような場合に、逆指値およびトレーリング・ストップを設定していると思わぬところで手放してしまうことがあります。
逆指値の有効な使い方は、次のように考えています。
- 上昇トレンドの時は、逆指値しない
- ヨコヨコもしくはダウントレンドのボトム付近では逆指値は有効
「いつ売るか」と「いつまで持ち続けるか」ということは密接に関係しています。
今後1〜2年収益予想から、ベースをブレイクした後に、
- 株価はどれだけ上昇しそうか
- PER(株価収益率)がどれだけ上昇しそうか
という見通しが立てられるような成長株を適切な買いタイミングで買うことが重要です。
最高の収益増加を見せる大化け銘柄を、これと言う正しいタイミングで買い、その買いが正しかったか実証されるまで、忍耐強く持ち続けることが投資家の仕事です。
オニールの成長株発掘法。ホールドのサイン!売ってはいけない、忍耐強くホールドするべきときまとめ
オニールの成長株発掘法のホールドのサインには、20~30%上昇したところで利食いしてはいけない場合や、ふるい落とし、セリング・クライマックスなどがあります。
これらのサインは、買い付け時と同様に忍耐強く投資を続けるべきタイミングを教えてくれます。株価の変動は常に起こりますが、成長株発掘法のホールドのサインを理解して、売り逃げをせずに投資を続けることが重要です。
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売買タイミング解説記事まとめ
買いタイミング、買っちゃいけないタイミング、ホールド、売りのポイントについては、下の記事で解説しています。
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