未来予想図(2030-2040-2050年)
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【OKTA】オクタ社(OKTA inc.)はアイデンティティ管理事業のテンバガー達成有望クラウド銘柄

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OKTA社サマリー
  • クラウドベースの企業向けID管理システムを提供
  • Okta社の登録ユーザーが1億人を超えた(2019年1月)
  • 売上構成の90%以上がサブスクリプション収入
  • CRM出身のトッド・マッキノン現CEOにより創業
  • 決算ピカピカ銘柄
ティッカーOKTA [NASD]
会社名Okta, Inc.
セクターTechnology | Software – Infrastructure 
USA
設立2009年
上場2017年 4月
CEOトッド・マッキノン氏
時価総額29.01Bドル(億円)
本部アメリカ合衆国 カリフォルニア州 サンフランシスコ
従業員数2806人

B = Bllion(10億ドル)

新規株式公開(IPO)価格は1株当たり17ドルに設定、初値は23.5ドルでした。そこから、4年弱でテンバガー達成後、調整され2021年3月現在の株価は初値から9倍ほどを推移しています。

業績サマリー
  • 20204Qの収益は前年同期比40%増、サブスクリプション収益は前年同期比42%増
  • 2021年度の売上高は8億3,500万ドルで、前年比43%増、サブスクリプション売上は前年比44%増
  • 履行義務残額(RPO)は前年同期比49%増の18億ドル
  • Auth0の買収に関する最終合意書を締結

上場して間もないグロース企業ですので、決算がコンセンサス予想を上回っているかどうかは、今後要チェックですね

直近決算結果()パス/ミス×
EPS
売上高
引用:Seeking Alpha

過去20回の決算では、EPS、売上高ともに、連続オールOKです。

直近の2020年Q4決算では、EPSが予想EPSを「0.07ドル」、売上高が予想売上高を「12.75Mドル」上回っています

M = Mllion(100万ドル)
B = Bllion(10億ドル)

2020年 Q 決算予想実績
EPS(一株利益)-0.01ドル 0.06ドル
売上高222M ドル234.74M ドル
売上成長率YoY+40.29%
Q コンセンサス会社予想
EPS予想– 0.21ドル
売上高予想238.73Mドル
売上成長率YoY
Source : Seeking Alpha

決算は、売上高、EPS、ガイダンスだけの「過去の結果」だけではなく、未来にもつながっているという意識で確認することが大切ですね。

決算EPS
2016/1-4.28
2017/1-3.94
2018/1-1.32
2019/1-1.17
2020/1-1.78
決算売上高成長率(前年同期比)(%)
2016/1+110%
2017/1+87%
2018/1+60%
2019/1+55%
2020/1+47%
Gross Margin(粗利率)73.90%
Operating Margin(営業利益率)-24.70%
Profit Margin(純利益率)-31.90%
Source : Finviz.com
PSR(株価売上倍率)

32.5(LTM) → 24.9倍(NTM)

Data souce :https://app.koyfin.com/

3種類のPSRについて
  1. PSR(TTMorLTM)= 過去12ヶ月売上ベース
    • 一般的にはこれが使われている。Yahoo Financeなど
  2. PSR(FWDorNTM)=アナリストの来年予測ベース
    • 未来のPSRを指し示す
  3. PSR(×4)=直近の売上 × 4 「=ARR(Annual Recurring Revenue))」
    • おそらく日本のローカルルール
    • 主にSaaS銘柄に使用
    • 決算後すぐに計算でき、早く動ける

ARRはMRR(四半期売上×4 or 月間計上収益を×12)から算出することができます。

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深掘り ■ ビジネス、業績について

以下のポイントに沿って、公式資料から抜粋して深掘りしていきます。

深掘り 内容

ビジネス、業績について

  • 事業内容
  • 主力サービス「Okta Identity Cloud 」
  • ユーザー
  • ビジネスモデル
  • マーケット、成長性
  • コンペティター(競合)
  • 売上成長、損益
  • バランスシート(B/S)
  • キャッシュフロー(CF)
  • 今後の業績見通し

*引用ボックス内は、目論見書(S-1)から引用しています。

事業内容

業務内容は、サイバーセキュリティ事業の一種です。

Oktaは、独立系IDプロバイダーのリーディングカンパニーです。Okta Identity Cloudは、企業が適切な人材を適切な技術に適切なタイミングで安全に接続することを可能にします。

7,000以上のアプリケーションやインフラストラクチャ プロバイダとの統合があらかじめ用意されているOktaは、あらゆる場所にいる人々や組織にシンプルで安全なアクセスを提供し、彼らの潜在能力を最大限に引き出す自信を与えます。

主力サービス「Okta Identity Cloud 」

一度の認証で多数のクラウド上のアプリを使えるようになり、企業側もユーザーのアプリの時用状況を把握(これで不正利用をチェック可能)できるシステムです。

メリットは、いくつものクラウドサービスを一度の認証で利用できるだけでなく、セキュリティの向上とIDアクセスの管理が効率化できることです。

例えば、以下のようにして業務が効率化できます。

  • 社員がWebの仕事で顧客管理や社内情報の把握、ソフト開発などのためにクラウド上のアプリに何度も認証作業を繰り返していましたが、その煩わしい繰り返し作業の解消
  • 会社側では、社員が用いているアプリの把握や、その利用許可の有無など、面倒なチェック業務の解消
  • ZOOMのセキュリティ問題も、OKTAと組み合わせて使えば不正認証がブロックできる

ユーザー

Oktaは、JetBlue、Nordstrom、Siemens、Slack、T-Mobile、Takeda、Teach for America、Twilioなど、10,000を超える組織から信頼を得ており、従業員や顧客のアイデンティティ保護に貢献しています。

AWS(アマゾンウェブサービス)やBOX、グーグルクラウドやMSFT、ネットスイート(ORCL傘下)、SAPといった、主要なベンダーと業務提携し、顧客を大企業から中小企業まで拡大中です。

また、大学や政府機関などにも利用者を増やしています。

ビジネスモデル


売上構成の90%以上はサブスクリプション収入で、残りをプロフェッショナル向けのサービスで稼いでいます。

サブスク方式で提供するサービスは、自動化されたユーザー管理や統合、モバイルID、マルチファクター認証などです。

マーケット、成長性

コンペティター(競合)

  • IBMセキュリティ
  • Auth0(2021年にOKTAにより買収)
  • Salesforce ID
  • CA Technologies
  • Ping ID
  • SailPoint
  • Microsoft Azure Active Directory
  • AWSコグニート
  • セントリファイ
  • 適応
  • MicroFocus(NetIQ)
  • Oracle Enterprise SSO
  • OneLogin 
  • Tools4ever HelloID
  • ミニオレンジ
  • ログイン半径
  • ForgeRock
  • FusionAuth
  • JumpCloud

売上成長(損益)

バランスシート

キャッシュフロー

今後の業績見通し

この記事の情報ソース

↓公式のSec.gov資料

↓公式のIR資料

↓その他ツールサイト

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