忙しくて投資の勉強に時間を割けない。でも、銀行に眠らせておくお金がもったいない——そう感じたことはありませんか?
実は、そういう人にこそ知ってほしい証券口座があります。
「サクソバンク証券」。
名前は聞いたことあるけどよくわからない、という方も多いはず。でも調べるほどに「なんだ、これは自分向けだ」と気づく、そんな個性的な口座です。
今回は実際に調べ比較した経験をもとに、サクソバンク証券の外国株式取引の実態を徹底レポートします。
サクソバンク証券ってどんな会社?

Q: サクソバンク証券はどこの国の会社?信頼できる?
A: デンマーク発・1992年創業のオンライン銀行「サクソバンクA/S」の日本法人で、金融庁の認可を受けた正規証券会社です。
親会社のサクソバンクA/Sはデンマーク・コペンハーゲンに本社を構え、世界170か国・100万人超の顧客に金融サービスを提供しているグローバル機関です。日本では15年以上の運営実績があり、投資家の資産は日証金信託銀行に信託財産として保全されています。
「聞いたことない名前だから怖い」という印象はわかります。ただ、欧州の金融規制というのは日本より厳しい部分も多く、むしろ信頼性の観点では老舗メガバンク系と遜色ないレベルです。
サクソバンク証券の外国株式:数字で見るスペック
| 項目 | サクソバンク証券 |
|---|---|
| 外国株式取扱総数 | 11,000銘柄以上 |
| 米国株 | 5,800銘柄以上 |
| 中国株(香港・本土) | 2,500銘柄以上 |
| 欧州株 | 2,000銘柄以上 |
| 特定口座対応 | ○ |
| DRIP(配当再投資) | ○(国内唯一) |
| NISA対応 | × |
| 手数料(クラシック・米国株) | 0.088%(最低1.1USD) |
2025年4月現在・公式サイトより
手数料が「業界最安」というのは本当か?

Q: サクソバンク証券の米国株手数料は実際どのくらい安いの?
A: 大手ネット証券の約0.495%に対し、最安0.033%。同じ取引で手数料が最大15分の1になります。
米国株の取引手数料は約定代金×0.033〜0.088%(税込)で業界最安値水準。大手証券の多くは約定代金×0.495%のため、5分の1〜最大15分の1の水準です。
実際いくら違うのか?シミュレーション
たとえば米国株を40万円分(約4,000USD)買う場合——
| 証券会社 | 手数料(概算) |
|---|---|
| SBI証券・楽天証券 | 約19.8USD(≒約3,000円) |
| サクソバンク(クラシック) | 約3.52USD(≒約530円) |
| サクソバンク(VIP) | 約1.32USD(≒約200円) |
年に10〜20回取引する人なら、年間2〜5万円の手数料差になります。これ、塵積もで案外バカにならない。
アカウントステージは「クラシック」「プラチナ」「VIP」の3段階で、保有資産額や取引で得られるポイントに応じてステージが上がる「サクソ優待プログラム」を導入しています。
最初は全員クラシックスタートですが、資産が増えるほど手数料もお得になる設計——これは長期投資家に嬉しい仕組みです。
手数料の低さで言えば、moomoo証券も比較対象として人気です。米国株の取扱銘柄数が豊富でUIがシンプルなため、まず使い勝手を試したい方にはmoomooから入るのもアリです。詳しくはmoomoo証券の詳細記事も参考にしてみてください。
「DRIPが使える」ことの本当の意味
Q: DRIPって何?なぜサクソバンク証券だけが提供しているの?
A: 配当金を自動で株に再投資する米国発の仕組みで、日本国内の証券口座では現在サクソバンク証券のみが提供しています。
「配当が出たら、また株を買う」——頭ではわかっていても、手動でやるのは面倒くさいですよね。
日本国内でDRIPのサービスを提供している証券会社は、現時点でサクソバンク証券一社のみです。これは本当に大きな差別化ポイントで、他社では真似できていません。
DRIP設定は取引ツール内の「配当金再投資(DRIP設定)及びコーポレートアクション」から、配当金の受け取り方法を「現金」ではなく「証券」に変更するだけで完了します。設定は一度やれば自動で動く。忙しい人には最高の仕組みです。
ただし一点、正直に言っておきます。
DRIPは端数対応をしていません。端数分は現金配当になります。たとえば1株10ドルの銘柄に13ドルの配当が生じた場合、3ドル分は現金になります。
これは他社のIB証券(インタラクティブ・ブローカーズ)では端数まで再投資できるため、少額投資家にとっては気になる点かもしれません。ただ、ある程度まとまった株数を持っていればほぼ問題にならないレベルです。
DRIPの複利パワー:30年シミュレーション(参考)
配当利回り3%の米国株を100万円保有・DRIPあり/なしで比較すると——
| 年数 | DRIPなし(配当受取のみ) | DRIPあり(年率3%複利) |
|---|---|---|
| 10年 | 元本100万円+配当受取 | 約134万円 |
| 20年 | 元本100万円+配当受取 | 約180万円 |
| 30年 | 元本100万円+配当受取 | 約243万円 |
あくまで概算モデルです。実際の株価変動・為替・税金は別途考慮が必要です
「配当をもらってもどうせ使っちゃう」という方にとって、自動で雪だるまが転がり続けるDRIPは資産形成の最強ツールのひとつです。
そういった理由から、私が外国株の長期保有を検討している方に一番おすすめする口座が、サクソバンク証券です。開設・維持費は無料なので、まず口座だけ持っておくのが現実的な一歩です。
\米国株から欧州株、中国本土、香港株まで11,000以上!/
銘柄数11,000超の「選択肢の広さ」が刺さる人


Q: サクソバンク証券の銘柄数が多いと何がうれしいの?
A: 大手ネット証券にない欧州株・中国株が普通に買えるため、グローバル分散投資が一口座で完結します。
「銘柄数が多い」と言われても、ピンとこない方も多いかもしれません。
これが重要なのは、大手ネット証券では取引できない銘柄が普通に並んでいるから。たとえばSBI証券や楽天証券は欧州株の取扱いが非常に限定的です。サクソバンク証券は5,800銘柄以上の米国株に加えて11,000銘柄以上の外国株式を取り扱っており、中国株や欧州株も充実しています。
「AIブームに乗って、オランダのASML Holdingに投資したい」「欧州の高配当株でポートフォリオを組みたい」——そういう方は、まず口座すら開設できない可能性があります。サクソバンク証券なら、これが普通に買えます。
主要証券会社の外国株比較
2025年〜2026年時点の各社公式情報をもとに作成
ちなみに、米国株の取扱い数と低手数料を両立させたいならウィブル証券も候補になります。
UIが比較的シンプルで、スマホ操作中心の方にとって使いやすい設計です。詳細はウィブル証券の詳細記事でも確認できます。
「ツールが難しい」は本当?正直な使用感

よくある批判として「SaxoTraderGOは難しい」というものがあります。これは半分本当で、半分誇張です。
確かに最初に開いたときは情報量に圧倒されます。チャートのカスタマイズ項目、注文の細かさ、アナリスト予想データ——全部一画面に詰め込まれている感じ。
ただ、「米国株をシンプルに買いたいだけ」という使い方なら、慣れれば数分で完結します。むしろ、板情報・取引シグナル・口座分析レポートが一箇所にまとまっているのは、本格的に使い始めると「これ他の証券会社では見れないな」となります。
「プロ向けすぎて初心者お断り」というより、最初の1週間を乗り越えれば普通に使える、というのが正直な感想です。
「まず使いやすいUIで米国株に慣れたい」という方は、マネックス証券から入るのも賢い選択です。NISA対応・米国株特化の分析ツールが充実していて、初心者の入口として評判が高いです。
NISAが使えないのはデメリット?逆説的な見方

Q: サクソバンク証券はNISA非対応だから損では?
A: NISAは別の証券会社に任せて、枠を超えた資金をサクソバンクで動かす「二刀流戦略」が最も合理的です。
「サクソバンク証券はNISA非対応だからダメ」という声をよく見ます。でも待ってください。
NISAは年間の投資枠が決まっています(2026年現在、成長投資枠240万円・つみたて枠120万円)。NISAは大手ネット証券に任せておいて、NISAの枠を超える投資をサクソバンクで行う——この二刀流戦略が最も合理的です。
実際、資産が一定以上ある方にとっては、NISA枠を使い切った後の置き場所に困ることが多い。そのポジションにサクソバンク証券は完璧にはまります。
NISAの置き場所として人気が高いのはマネックス証券です。米国株の銘柄分析が充実しており、NISA×米国株投資を両立させたい方に向いています。
「NISAできないから検討外」ではなく、「NISAの次のステップ」として位置付けると、見え方がまったく変わります。
こんな人に向いている・向いていない

向いている人
- NISA枠を使い切って次の投資先を探している人
- 欧州株・中国株など、大手ネット証券にない銘柄に興味がある人
- 配当を自動で再投資して、ほったらかし運用したい人
- まとまった金額(数十万〜)を低コストで動かしたい人
- 手数料の差が年間数万円になる規模で取引する人
向いていない人
- NISAがメイン投資手段の人(→マネックス・SBI・楽天で十分)
- スマホだけでサクッと完結させたい初心者
- 国内株も同じ口座でやりたい人
国内株も含めて幅広く取引したい場合は、アイザワ証券も選択肢です。国内外の株式をカバーしており、ハイブリッドな使い方ができます。
まとめ:「お金は余っているけど時間がない」人の最適解
結論を言います。
サクソバンク証券は、富裕層・共働き世帯・副業忙しい層に向けて設計された証券口座です。
手数料の安さ・銘柄の多さ・DRIP——この三点が揃っているのは国内では唯一です。使いこなせれば、大手ネット証券に比べてコストが大幅に下がり、配当の再投資も自動化できます。
「難しそう」という印象は、口座を開いて一度触れば消えます。口座開設・維持費ともに無料なので、まず開設しておいて損はありません。
忙しい毎日の中で、お金に働いてもらう仕組みを作る第一歩として、ぜひ検討してみてください。
本記事は情報提供を目的としており、特定の投資を推奨するものではありません。投資は必ずご自身の判断と責任で行ってください。



