【優良な米国個別株を買う手順】銘柄分析のワークフローとタイミング、ツールサイトの解説

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米国株銘柄スクリーニング分析のワークフロー手順
  • 1
    銘柄チョイス
  • 2
    買いタイミングの確認
  • 3
    事業内容、業績をしっかり確認

1)銘柄チョイス

まずは投資候補となる銘柄に目星をつけないことには何も始まりません。
最初の銘柄スクリーニングとしては、4段階で精査します。

  1. Twitterなどで探す
  2. どんな銘柄なのかを調べる
  3. 割高かどうかを確認する
  4. 複数の類似銘柄(同じ事業内容)がある場合は一つに絞ります

すでに気になる銘柄が決まっている場合は、2)業績の確認へお進みください。

1 Twitterなどで探す

日頃から気になる銘柄をリストアップしておきます。

  • 取得:情報のスピードや多様性からTwitterがおすすめです。
  • ストック:iPhoneのメモアプリもしくは、Trading Viewアプリにメモするなど。

もしくは、下の記事でリストアップしていますので、参考にしてください。

2 どんな銘柄なのかを調べる

ざっくりどんな銘柄なのかを、次の2つの内容を確認します。

  • 事業内容
  • 業績

最低限、買う前にその企業のHPの確認とざっくり業績確認は行うようにしましょう。

下の記事内リストにある(ティッカーシンボルの)リンクがあるものは、銘柄分析記事に飛ぶとこができます。

業績をざっくり確認するには下のサイトが使いやすいです。

検索欄にティッカーシンボルを入力する→「Earningタブ」で決算内容が確認できます。

直近の決算内容と決算の推移が緑文字と赤文字で表示され、一目で分かりやすいです。

*直近3回が全て決算をパス(緑文字)している業績優秀な銘柄から選ぶことをオススメします。

3 割高かどうかを確認する

Koyfineなどで指標を確認する
  • 現在の株価が割高か割安かの確認をします
  • Koyfineは登録が必要です(無料)、他にもYahoo finaceなどがあります。
    *注意点としては必ず、同じサイトの数字で比較してください。
引用:koyfin.com/Valuation

PSR(NTM:次の12ヶ月の売上予測に基づくという意味)

引用:koyfin.com/overview

PSRが何かというのは、下の記事で解説しています。

4 競合銘柄を選別する

似たような銘柄(業種、セクター)から競合との比較をして、どれに投資するのが一番良いかを選定します。

銘柄の比較ができる

例えば、上の画像のようにマーケット規模(Market Capitalization)や売上、利益を比較してどちらが割安かを見ます。

PSRの比較は、Stockrow.comを使用します。

2)購入タイミングの確認

いいタイミングで買い時に入るには、2つの方法があります。

  1. チャートパターンの良いタイミングで入る
  2. 好決算が出たタイミングで入る
  • リアルタイムでチャートの確認ができます(プレ、アフター表示あり)
  • チャート比較、自在にテクニカル分析表示できる
  • 銘柄リストの作成ができる

よくある、買い時のチャートパターン

入るタイミングが良いチャートパターンには次のようなものがあります。

上昇トレンド(グロース株)

上昇トレンドとは、ある範囲の中をしっかりと上に向かっている状態です。

カップウィズハンドル

カップウィズハンドルとは、下の画像のようなチャートのカタチです。

アメリカ人が一番好きなチャートパターンはカップウィズハンドル。そういったチャートを皆探してる。だいたい米国株のテクニカル分析の60%〜70%はこれだと思う。僕はこれでトレードして勝率70%〜90%くらい。他のチャートシグナルでこれほど勝てるシグナルはないと思います。

じっちゃま

抵抗線、支持線抜け

上値抵抗線をいったん抜けると、今度はそれが下値支持線となって株価を支える状態のことです。

買いポイントとしては、いったん抵抗線をブレークしてから、下値支持線に支えられていることを確認してから入ります。

好決算を確認する

決算日はこちらから確認することができます。

決算日をチェックしておきます。

引用:マネックス証券

3)業績をしっかり確認する

銘柄を選定したら、より深掘りしていきます。タイミング次第では、購入後に行ったりもあります。

  1. 成長推移を確認する
  2. 1次ソースを確認する

1 成長推移を確認する方法

売上高のやキャッシュフローの成長状況をサクッと確認したいときに非常に重宝します。

  • 業績内容をグラフで確認
    • 「Snapshots」タブ → 年単位のデータをグラフ化
    • 「Financials」タブ → 四半期毎の財務データの可視化
  • 売上の伸び、利益の推移、PSRを確認する
Source : Stockrow.com

類似サイト:Stock Analysis

  • 「Financials」タブから各種指標のデータを年/四半期単位でDL可

2 1次ソースを確認する

1次ソースから情報を得るクセをつける(裏どりする)ことをオススメします。
1度読んでおけば会社の事業内容やリスクが、正確に分かりますので、今後の投資判断に好材料となります。

米国証券取引委員会に提出された公式書類を閲覧することができます。
投資する銘柄の、S-1資料は最低限目を通すようにしましょう。


*内容は全て英語ですが、英語が読めない場合Google翻訳でコピペすれば、大体の内容は把握できると思います。

  • Form S-1:IPO資料(目論見書や有価証券届出書にあたる資料)← 最低限確認
  • Form 8-K:臨時報告書(決算短信)
  • Form 10-Q:四半期報告書
  • Form 10-K:年次報告書

「Format」列の「Documents」を選択し、閲覧したい書類の「Document」列のリンクを押すことで、HTML形式で閲覧可能です

S-1資料の探し方

Google検索で、「会社名×S-1」などで検索するかSEC.govへ直接アクセスして確認します。

S-1資料の読み方

S-1資料の読み方
  • Form S-1の典型的な構成(目次)
  • 必読項目
  • (余力があれば)読むべき項目

0)Form S-1の典型的な構成(目次)

nCino(NCNO)の例

よくある典型的な構成といった形です。

Royalty Pharma(RPRX)の例

この会社の目論見書は、金融のプロの会社ということもあり、洗練されていて完成度が高く、不必要な情報もないが足りない情報も無いといった形になっています。

1)必読項目

1- ①:Business(事業と市場環境の説明)

ここでは、PL(損益計算書)から、売上、支出、利益などの収支が確認できます。

会社によっては事業の説明と市場環境の説明を別の章立てで書いていたりもしますが、両方しっかり読み込みましょう。
まずはここをしっかりと呼んでビジネスモデルや市場環境をきっちりと理解することが重要です。

1- ②:Management’s Discussion(経営陣による業績の説明)

経営陣による会社の足元の業績の説明・分析・考察などが書かれたパートです。財務諸表を読み込む前にざっと読んでおくと財務諸表の分析のポイントが分かりやすくなります。

長文読解ですので、Google翻訳などを活用して要点を把握するのが良いと思います。

1- ③:Financial Data(財務諸表)

B/S(バランスシート)から、負債や資産を見ることができます。

なかなか見つからない場合は、Ctrl(⌘)+F →「BALANCE SHEETS」と検索すると素早く見つけることができます。

KPIなどの非財務諸表も別の部分で開示されているケースもありますので、それとも合わせて将来どこまで伸びていきそうかを数字の側面からも見極めることができます。

1- ④:Risk Factors(リスク)

ビジネス上のリスクが網羅されていますが、保険の約款のような通り一辺倒なことしか書いていないので、読んでもあまり意味が無かったりします。

たまに爆弾が潜んでいるので一通り何か無いか目は通しておきましょう。

こちらも20ページを超える長文になっているため、Google翻訳などを活用して要点を把握するのが良いと思います。

Source : Google翻訳
1- ⑤:Prospectus Summary(IPOの概要)

IPOにおいてどの程度の株数をいくらで売り出して、などといったIPOの概要が記載されている部分です。価格が決まっていない場合、Form 424B4*が出たタイミングで読むと良いです。

*424B4とは発行目論見書(Prospectus)の追加情報を報告する様式のことです。IPOの仮条件の公募価格や引受人(アンダーライター)の情報が記載されます。1株あたりの価格は424B4で確認することができます。

2)(余力があれば)読むべき項目

IPO後に主要株主がどの様な動きをして、どの様な株価影響が出る可能性があるか、という事を把握しておくために、余力があれば以下の内容も読み込むことをお勧めします。

2- ①:Management Letter(経営者からのメッセージ)

この項目はどの会社でも付いている訳ではないです。経営者のこれまでの苦労が語られていたり、顧客や従業員への感謝の言葉が語られていたり、会社の将来の夢が語られています。

2- ②:Management(経営陣の略歴)

経営陣のバックグラウンド、特に創業メンバーや主要ポジションにいる方の略歴については頭に入れておくことも必要です。

2- ③:Principal Shareholders(主要株主)

どの株主がどの程度の持分を持っているかを記載されています。

2- ④:Related Party Transactions(株主等との取引)

直近数年の大株主との資本取引や業務上重要な契約内容などが書かれています。

2- ⑤:Shares Eligible for Future Sale(ロックアップ)

基本的にはロックアップ期間について記載されたパートです。

しかし、最初のS-1の時点ではロックアップの日数が空欄であることも多く、その場合は*Form 424B4が出たタイミングで確認できます。

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