このページでは、暗号通貨 DOT の特徴について解説していきます！
- レイヤー１（Polkadotのブロックチェーン）
- 仮想通貨 （DOT）は、Polkadot（ポルカドット）のトークン
- 幅広いブロックチェーンを相互運用できるようにするツール
- 時価総額ランキングは １２位 (2023/2)
仮想通貨 （DOT）とは？
仮想通貨 （DOT）は、Polkadot（ポルカドット）のトークンです。
ポルカドットは、オープンソースのシャーディング・マルチチェーンプロトコルであり、トークンだけでなくあらゆるデータまたは資産タイプのクロスチェーン転送を容易にするため、幅広いブロックチェーンを相互運用できるようにするツールです。
この相互運用性は、ユーザーが制御する完全に分散型されたプライベートWebを確立し、新しいアプリケーション、機関、サービスの作成を簡素化することを目指しています。
ポルカドットプロトコルは、パブリックとプライベートチェーン、パーミッションレスネットワーク、オラクル、及びその他の未来の技術を連携し、これらの独立したブロックチェーンがPolkadotリレーチェーンを介して情報と取引をパーミッションレスに共有することを可能にします。
ポルカドットのネイティブDOTトークンは、ネットワークガバナンスとオペレーションの提供、ボンディングによるパラチェイン（パラレルチェーン）の作成という3つの明確な目的があります。
ポルカドットには、次の4つのコア要素があります：
- リレーチェーン：Polkadotの「心」は、異なるチェーンで構成されたネットワーク全体でコンセンサス、相互運用性、共有セキュリティを作成するのに役立ちます。
- Parachain：独自のトークンを持ち、特定のユースケース用に最適化できる独立したチェーン。
- Parathread: パラチェーンに似ていますが、経済的な従量課金モデルに基づく柔軟な接続性を備えています。
- Bridge：パラチェーンとパラスレッドがEthereumのような外部ブロックチェーンに接続して通信できるようにします。
Polkadot（ポルカドット）の創設者
ポルカドットは、オープンソースで機能的かつユーザーフレンドリーな分散型ウェブを促進することを使命とするスイスの財団、Web3 Foundationの主要プロトコルで、創設者は、ギャビン・ウッド博士、ロバート・ハーバーマイヤー氏、ピーター・チャバン氏の3人です。
Web3ファウンデーションの代表であるウッド博士は、Ethereumの共同設立者、Parity Technologiesの設立者、スマートコントラクトコーディング言語Solidityの開発者として業界に影響を与えたことで3人の中で最も有名な人物です。ウッド氏は、Web3という言葉を作った人物としても知られています。
ハーバーマイヤー氏はThielフェローであり、ブロックチェーンや暗号技術の研究者・開発者として実績があります。
チャバン氏は、Web3 Foundationの元テクノロジー・ディレクターで、専門性の高いフィンテック業界において豊富な経験を有しています。
Polkadot（ポルカドット）のテクノロジー
Polkadotはシャード化されたマルチチェーンネットワークで、複数のチェーン（「パラチェーン」）上の多くのトランザクションを並行して処理できることを意味します。この並列処理能力により、スケーラビリティ（拡張性）が向上します。
カスタムブロックチェーンは、Substrateフレームワークを使って素早く簡単に開発でき、SubstrateブロックチェーンはPolkadotのネットワークに簡単に接続できるように設計されています。また、新機能を実装したりバグを除去したりするために、フォークを必要とせずに自動的にアップグレードすることができます。
このネットワークは、高度に洗練されたユーザー主導のガバナンスシステムを備えており、すべてのトークン所有者がネットワークの運営方法について投票権を持ちます。チームは、自分たちのニーズと進化する状況に基づいて、Polkadot上の独自のブロックチェーンのガバナンスをカスタマイズすることができます。ノミネーター、バリデーター、コレーターはすべて、ネットワークの安全確保と維持、悪質な行為の根絶を支援するためのさまざまな義務を果たしています。
また、2021年末、Polkadotは最初のParachainオークションを終了しました。
パラチャイン・オークションは、無許可のキャンドル・オークション方式を採用しました。（落札価格は、オークションが終了するランダムな瞬間の最高入札額）
Polkadotは、次の落札者に最初の5枠を割り当てました。Acala、Moonbeam、Astar、Parallel、Cloverです。
これらのプロジェクトは、DOTの入札者が担保として約束したことにより、96週間パラシェーン・スロットが固定されることになります。ポルカドットの慣例として、すべてのプロジェクトは事前に事実上のテストネットである草間でのバトルテストが行われていました。
Polkadot（ポルカドット）の時価総額
仮想通貨（DOT）の時価総額ランキングは １２位 (2023/2)です。
コインの循環供給量は1,158,339,485 DOTです。（最大供給量は不明）
仮想通貨（DOT）のチャート
仮想通貨（DOT）のリアルタイムチャート（日足）です。
中長期的には、ダブルトップから▲92%程度下落後、2021年の急騰前価格帯から反発し、ダウントレンドをうわ抜きました。全体的な市場動向から複数の値動きが考えられます。
仮想通貨（DOT）は、コインチェックで購入可能です。
仮想通貨（DOT）のロードマップ
パラスレッドと次世代スケジューリング
非同期バッキング
非同期バッキングは、2021年12月のローンチ以来、Polkadotのパラチェーンコンセンサスプロトコルに対する最初で最も重要な最適化の1つです。スケーラビリティはブロックチェーンエコシステムにおける大きなトピックであり、ブロック時間を50％減少させることは、ネットワークをよりスケーラブルでアクセスしやすくするための大きな一歩となります。
この大きなアップデートは、ネットワーク・プロトコルと、ブロック時間の短縮、利用可能なブロックスペースの増加、チェーン上のブロックの再利用の3つを行うために設計されたコレーターのロジックに影響を与えます。
パラスレッド（Parathreads）
Polkadotによるとパラスレッドは、2023年第1四半期から第2四半期に発売可能とされています。
パラスレッドは、パラチェーン機能の論理的なアップデートで、スマートコントラクトを起動するのと同様の方法で、ブロックチェーンを開始する機能をユーザーに提供することができます。
また、オークションを気にすることなく、開発者はコードをリレーチェーンにアップロードすることができるようになります。
パラスレッドは、PolkadotやKusamaの上にレイヤー1のチェーンを立ち上げるための簡単でよりアクセスしやすい入口であり、パラチェーンオークションに参加するのと同じメリットがあるとされており、立ち上げは、2023年の第1四半期または第2四半期を予定しています。
次世代スケジューリングについては、スロットオークションで落札したパラチェーンが利用できるブロックスペースと実行時間をブーストする機能を実現するために、チームが取り組んでいるようです。このプロトコル変更により、Polkadotはより効率的なブロックスペース市場となり、彼らが利用するコンセンサスリソースの量を適応させることができるようになるはずとされています。
仮想通貨（DOT）の公式リンク
公式HP
