「MELIって最近すごく下がってるけど、もう終わり?それとも買いチャンス?」
正直、この問いに答えられる日本語の記事がほとんどない。調べても「ラテンアメリカのAmazonです」で終わるものばかりで、肝心の財務の中身や今後の見通しまで踏み込んだ情報が極端に少ない。
この記事では、10年以上個別株に向き合ってきた立場から、MELIの最新決算・財務の健全性・CAN-SLIM評価・長期の成長余地、そして実際にどこで買えばいいかまでを一気に解説します。読み終えたあと、あなた自身の判断軸がきっと一本通るはずです。
※本記事は情報提供を目的としており、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。投資判断は自己責任でお願いします。
「ラテンアメリカのAmazon+PayPal」って何者なのか
Q: メルカドリブレ(MELI)とはどんな会社ですか?
A: ラテンアメリカ最大のeコマース・フィンテック複合プラットフォームで、「Amazon+PayPalの役割を1社で担う」と表現されることが多い企業です。
2025年のデータを見れば、その規模の大きさに驚くかもしれません。
そもそもMELI(メルカドリブレ)ってどんな会社?
1999年、アルゼンチン出身のマルコス・ガルペリンがスタンフォードのビジネススクール在籍中に立ち上げた会社です。
当時ラテンアメリカでは「ネットで物を買う」という文化自体がほぼ存在しなかった。クレジットカードの普及率は低く、決済インフラも脆弱。そんな環境の中で、ガルペリンは「まずマーケットプレイスを作り、次に決済基盤を自分たちで作る」という戦略を選んだ。
その決済部門がMercado Pago(メルカドパゴ)です。これが後にフィンテック事業として独り歩きし、いまやeコマースと並ぶ主力事業になっています。
なぜ「Amazon+PayPal」と呼ばれるのか──エコシステムの全体像
Amazonは物販に強い。PayPalは決済に強い。でもそれぞれ別の会社として機能している。
MELIはそれを一つのエコシステムとして統合しています。
マーケットプレイスで買い物をする→Mercado Pagoで決済する→残高を同サービスで運用・貯金する→クレジットカードで次の買い物をする。このサイクルが完結しているため、ユーザーが外に出ていく必要がない。
それに加えて、物流ネットワーク(Mercado Envíos)、広告プラットフォーム、さらには最近では1P(自社在庫)小売まで事業を拡張しています。
ブラジル・メキシコ・アルゼンチンで何が起きているのか
MELIの主戦場は3カ国。
ブラジルは売上の約5割を占める最大市場で、2025年Q4のGMV成長率は+35%を記録。メキシコはTPV(決済総額)が+50%と爆発的な伸びを見せています。アルゼンチンは通貨の不安定さというリスクがありながらも、デジタル決済の浸透で底堅い成長を続けている。
ここで一つ重要な数字を共有したいと思います。2025年末時点でラテンアメリカのeコマース浸透率は総小売の約15%程度。米国はすでに20%を超えており、MELIが活動している市場はまだ「10年前の米国」に近い状態です。
最新決算をぶっちゃけ解説──売上は過去最高なのに株が下がった本当の理由
Q: MELIの2025年決算はどうでしたか?
A: 売上高は前年比+39%(FX中立ベースで+52%超)の約289億ドルと過去最高を更新しましたが、EPS(一株利益)が前年比-12.5%となり、市場予測を下回ったことで株価が急落しました。
2026年2月24日に発表されたこの決算、数字を並べるだけでは本質が見えてこないので、一つひとつ解きほぐしていきます。
2025年通期・Q4決算のポイントを3分でおさらい
2025年通期の主要指標(USDベース)
| 指標 | 実績 | 前年比 |
|---|---|---|
| 売上高(Net revenue + financial income) | 約289億ドル | +39%(FX中立+52%超) |
| Q4売上高 | 約87.6億ドル | +45% |
| 粗利益率 | 約50〜51% | 安定水準 |
| 純利益率 | 約6.9% | 微減 |
| ROE(自己資本利益率) | 約36% | 高水準 |
| Q4 EPS | $11.03 | -12.5%(予想未達) |
| 現金等 | 約63億ドル | 豊富 |
Q4単体では売上+45%という数字は特筆ものです。28四半期連続で30%超成長を継続しているというのは、世界中の上場企業を見渡してもほとんど類を見ないことです。
「28四半期連続30%超成長」の凄みを、数字で実感してほしい
「30%超成長」と聞いてピンとくる人は少ないかもしれません。
少し具体的に考えてみましょう。売上100億ドルの会社が毎年30%成長すると、7年後には約800億ドルを超えます。Amazonが同等の成長率を維持し続けた時期があったからこそ、今の規模になれた。MELIはその同じ軌跡を今まさに歩んでいます。
しかも28四半期、つまり7年間ほぼ一度も途切れずにこの水準を維持している。売上モメンタムという視点から見れば、これは世界トップクラスの成長株と言ってもいい。
EPS減少=事業悪化?それは完全な誤解です
ここが最大の誤解ポイントです。
Q4のEPSが前年比-12.5%になった理由は、意図的な戦略投資の積み上げによるものです。具体的には①無料配送の閾値を大幅に引き下げ、②新規クレジットカードをQ4だけで約300万枚発行し、③物流センターの拡大・クロスボーダー強化・AI基盤整備を同時並行で進めた。
「短期の利益より長期の市場支配を取る」という経営判断です。
これ、どこかで見たことないですか?そう、2010年代のAmazonです。当時のAmazonも「なぜ利益を出さないのか」と批判され続けながら、投資を優先することで物流・クラウドで圧倒的な地位を築きました。
粗利益率・ROE・バランスシートから見えてくる財務の健全性
「でも利益が出ていない会社って危なくないの?」という疑問は正当です。
だから財務の土台を確認しましょう。粗利益率は約50〜51%と安定した高水準。これはプラットフォームビジネス特有の構造で、売上が増えるほど変動費率が下がり、利益率が自然に上がっていく構造を持っています。
ROEは約36%。これは自己資本を使ってどれだけ利益を生み出しているかの指標で、一般的に10%を超えれば優良、20%を超えれば超優良と言われます。MELIの36%は明らかに高水準です。
現金は約63億ドルを保有しており、総債務(約114億ドル)はフィンテック事業の融資資産で十分にカバーされています。バランスシートは健全と判断していいでしょう。
「MELIが暴落した」は本当か──株価-33%の真相
Q: MELIの株価はなぜ下落しているのですか?
A: 2025年6月の高値$2,645から現在(2026年2月末時点)約$1,757まで約-33%下落しています。主因は「売上好調・利益率悪化」という決算ミックスへの市場反応と、戦略投資継続への懸念です。
実はこの下落パターン、長期投資家にとっては「見慣れた光景」です。私も最初にこの銘柄を調べたとき、同じような状況でためらったことがある。でも結局、事業の本質を見ればその答えは明確でした。
52週高値,645から現在,757まで──何があったのか
時系列で整理すると:
2025年6月頃:AIへの期待感と決済・物流の成長加速で株価が史上最高値$2,645を記録。
2025年後半〜2026年初頭:高バリュエーションへの懸念と、戦略投資に伴うマージン圧縮が意識され始める。
2026年2月24日:Q4決算発表。売上は予想大幅超過、しかしEPS未達+営業利益率が13.5%→10.1%に低下。翌日から株価が一時-14%下落。週次で-13%前後の急落。
2026年2月末:約$1,757前後で推移(YTDでは+12.7%、1年リターンは+17.5%)。
「暴落」というほどではないですが、高値からの-33%は確かに痛い。でも、5年リターンや長期の事業トレンドを見れば、これは成長株特有の「投資フェーズの調整」に過ぎないというのが私の見方です。
アマゾンの投資期と重なる、あの"既視感"のある展開
成長株の歴史を振り返ると、同じパターンが何度も繰り返されています。
「売上が爆発的に成長しているのに、利益が一時的に減速する → 株価が急落する → 後から振り返ると絶好の押し目だった」
AmazonもNetflixもTeslaも、一度は似たような局面を経験しました。CEOのガルペリンが「短期マージンより長期価値を優先する」と明言し続けているのも、ベゾスの投資哲学とほぼ同じです。
もちろん「だから必ず上がる」と断言はできません。でも、事業の本質が壊れていないなら、株価の一時的な調整は機会でもあるという視点は持っておいてよいと思います。
短期リスクを正直に伝える──為替・信用不良率・規制リスク
楽観的なことばかり書くのは不誠実なので、リスクもきちんと書きます。
① 信用不良率の微増
クレジットカードを四半期で300万枚も新規発行すれば、不良債権引当金が増えるのは当然。MELIはリスク管理を強調していますが、短期的にここが悪化するとEPSをさらに圧迫する可能性があります。
② 為替変動・インフレ
ブラジルレアル・メキシコペソの対ドル変動は決算数字に直撃します。FX中立ベースの成長率+52%と、USD表記の+39%の差(13ポイント)がそれを示しています。
③ 規制リスク
メキシコのインターチェンジ手数料規制は一時凍結中ですが、将来的に動き出せばMercado Pagoの収益性に影響します。
これらを踏まえても、私は「事業の構造的な優位性がリスクを上回る」と判断しています。ただし、許容できるリスクは人それぞれなので、ここは自分自身で考えてほしい部分です。
CAN-SLIMで7つの視点から採点してみた
Q: CAN-SLIM分析でMELIはどう評価されますか?
A: 7要素中5要素(A・N・S・L・I・M)が「強い〜非常に強い」。唯一「C(当四半期EPS)」が戦略投資で一時的に弱いだけで、総合的には超優良成長株の水準です。
CAN-SLIMはウィリアム・オニール氏が開発した成長株選別の手法。「良い株が持つ7つの共通点」を体系化したもので、機関投資家も参考にする評価軸です。
C(当四半期EPS):売上+45%でも利益が減ったワケ
Q4 EPS $11.03は前年比-12.5%で、CAN-SLIMの理想値(+25%以上)には届きません。
ただし、これは冒頭で述べた通り「戦略投資の結果」です。プラットフォーム事業の変動費率の低さを考えると、投資が一巡した後のEPS回復スピードは速い。2026年コンセンサス予想はEPS+50%超であり、この「C」は一時的な弱さと見るのが妥当でしょう。
A(年間EPS成長)とN(新製品):Mercado Pagoとクレカ300万枚の衝撃
「A」は過去3年平均で100%近い成長率を誇り、これは非常に強い評価です。
2023→2024年のEPS成長率は+94%、2022→2023年は+104%。中長期の利益成長力は本物です。
「N(新製品・新サービス)」という観点では、Mercado Pagoの急拡大が圧倒的なカタリスト(株価上昇の引き金)になっています。AUM(運用預かり資産)は約1,900億ドル規模で前年比+78%、クレジットポートフォリオは約125億ドルとほぼ2倍。BNPL(後払い)や預金サービスも拡充中で、金融包摂のインフラとして機能し始めています。
メキシコの銀行口座保有率は約50%程度、アルゼンチンの融資/GDPは10%未満。まだまだフィンテックが入り込む余地は巨大です。
S(需給)・L(業界リーダー)・I(機関投資家):この3つが"鬼"強い理由
この3要素が、MELIの本当の強みを示しています。
「S(需給)」 :発行済株式は約5,070万株と極めてコンパクト。これは浮動株が少なく、大口の買いが入ると株価が動きやすい構造です。機関投資家の需要が強い一方で売りが限定的という逼迫した需給は、上昇相場での爆発力につながります。
「L(業界リーダー)」 :ラテンアメリカのeコマース・フィンテックにおいてMELIは圧倒的1位。ブラジル・メキシコでの市場シェアは30%以上。Amazon現地参入やローカル競合を寄せ付けず、物流・決済・マーケットプレイスの垂直統合エコシステムが強力な参入障壁になっています。
「I(機関投資家保有)」 :機関保有比率は82〜87%と極めて高く、Baillie Giffordやキャピタル・リサーチなど長期志向の大手機関が大量保有しています。これはMELIを「長期で持つ価値がある企業」と評価するプロが非常に多いことを意味します。
M(市場方向):ラテンアメリカのデジタル化はまだ「序章」にすぎない
ラテンアメリカのeコマース浸透率は現在約15%台。米国の水準に近づくだけでも、市場規模は数倍になる計算です。
AIのゲームチェンジャー効果も無視できません。MELIはすでに87%の顧客対応をAIで自動化しており、広告の自動入札ツール導入で広告収入は前年比+67%を達成。AI推薦エンジンによる購買頻度の向上も加速しています。
エージェントコマース(AIが代わりに商品を探して購入する未来)が普及したとき、最もデータ量と物流インフラを持つプレイヤーが圧倒的に有利になる。MELIはそのポジションに既にいます。
| CAN-SLIM要素 | 評価 | 根拠 |
|---|---|---|
| C(当四半期EPS) | 中立〜強い | 投資先行で-12.5%も売上+45%継続 |
| A(年間EPS成長) | 非常に強い | 過去3年平均+100%、2026年+50%超予想 |
| N(新製品・新サービス) | 強い | クレカ300万枚・AI・物流強化 |
| S(需給) | 非常に強い | 浮動株少+機関買い旺盛 |
| L(業界リーダー) | リーダー | LatAmで圧倒的No.1 |
| I(機関投資家) | 非常に強い | 機関保有率82〜87% |
| M(市場方向) | ポジティブ | デジタル化追い風、AI効果 |
短期・中長期それぞれのリアルな将来性はどうなのか
Q: MELIの長期的な成長余地はありますか?
A: eコマース浸透率15%台のラテンアメリカが米国並みに近づくだけで市場規模は数倍に拡大します。フィンテックの金融包摂・AI活用・広告収入の複合成長で、10年視点では極めて明るい将来性があります。
正直に言うと、私がMELIを最初に調べ始めたのは「ラテンアメリカってもう成長しきってないの?」という漠然とした疑問からでした。でも数字を掘り下げるほど、「これはまだ序盤だ」という確信が強まっていきました。
2026年は「投資の年」──マージン圧迫は続くけど成長も続く
2026年は短期的にはボラティリティが高くなるでしょう。
無料配送拡大・クレジットカード発行加速・クロスボーダー強化・1P小売規模化、これらの投資が営業利益率をさらに5ポイント前後圧迫する見込みです。
ただし、ポジティブな要素も同時に積み上がっています。MAUは10四半期連続で30%近い成長を維持しており、新規ユーザーの購入頻度・定着率は過去最高水準。NPS(顧客推奨度)もCommerce・Fintechともに過去最高を記録しています。
アナリストのコンセンサス目標株価は$2,400〜$2,800超(現在水準から+35〜60% upside)と強気が多数。「成長への投資は正しい判断」という評価が、プロの間では多数派です。
10年視点で見るTAMの巨大さ──eコマース浸透率15%が意味すること
TAM(Total Addressable Market、獲得可能な総市場規模)という概念で考えてみましょう。
ラテンアメリカの小売市場規模はざっくり数兆ドル規模。そのうちeコマースが占める割合が今の15%から米国並みの25%に近づくだけで、オンライン市場の規模は1.6倍以上になります。そこでシェアトップを維持し続けるMELIの売上成長余地は、計算上でも「まだ数倍」と言えます。
フィンテック側でも同じ構図です。金融包摂率が低い市場(銀行口座を持てない人が多い地域)でデジタル決済・融資・預金が普及するスピードは、先進国より速い。すでに金融インフラが整っている先進国とは違い、「最初から使うインフラがMELI」という人が増えていく構造です。
AIがゲームチェンジャーになる理由──広告・推薦・決済の進化
AIがMELIに与える影響は、効率化にとどまらないと思っています。
広告分野では、AIによる自動入札ツールで中小セラーの獲得が加速。前年比+67%という広告収入の成長はその証左です。2029年までに小売メディア市場は60億ドル規模に倍増すると予測されており、MELIはすでにラテンアメリカでのリーダー的な位置にいます。
検索・レコメンデーション・カスタマーサポート(87%自動化)でのAI活用は、コスト削減と同時にユーザー体験の向上をもたらしています。「MELIの方が欲しいものが見つかる」という体験が積み重なれば、ネットワーク効果がさらに強化されていきます。
アナリスト目標株価,400〜,800──その根拠は妥当か?
現在の株価水準(約$1,757)に対して、アナリスト平均目標株価は$2,718前後とされています。
この数字の根拠は主に「2026年後半からのマージン回復+EPS+50%超予想」です。投資回収後の営業利益率は15〜18%台への回帰が現実的とされており、プラットフォーム事業のレバレッジ効果(売上が増えるほど利益率が上がる構造)を考えれば、この予想は理解できます。
ただし、目標株価はあくまで予測です。実際に買うかどうかは、自分自身のリスク許容度と照らし合わせて判断してほしいと思います。
MELIへの投資、実際どうやって始めればいいのか
Q: 日本からMELI株を購入するにはどうすればいいですか?
A: 米国株取引に対応した証券会社で口座を開設し、ティッカーシンボル「MELI」で注文するだけです。証券会社選びで手数料コストが大きく変わります。
ここまで読んで「実際に買ってみたい」と思った方向けに、実務的な話をします。
日本からMELI株を買うために必要なこと
MELIはNASDAQ上場の米国株(ティッカー:MELI)なので、米国株取引に対応した証券口座があれば普通に購入できます。
1株あたりの株価が高いため(現在約$1,757 ≒ 約26万円前後)、まとまった資金が必要に見えるかもしれません。ただし、後述するように1株未満の端数購入(小数点取引)に対応している証券会社もあるので、少額から始めることも可能です。
注意点として、MELIは新NISA(少額投資非課税制度)の成長投資枠での購入対象になっていますが、証券会社によって対応状況が異なります。
証券会社選びで「手数料負け」しないためのポイント
もっとも手数料が安いmoomoo証券と最も手数料が高い野村證券を比較すると、手数料に大きな差がある場合があります。証券会社選びを間違えてしまうと、手数料負けをしてしまう可能性があるのです。
MELI投資の文脈で私が特に注目しているのがmoomoo証券です。
moomoo証券の米国株取引手数料(ベーシックコース)は約定代金の0.132%(税込)で、最大22米ドル。主要ネット証券の0.495%と比べて約4分の1のコストで取引できます。例えば100万円分の米国株を購入する場合、moomoo証券なら約1,320円の手数料で済みますが、他社では約4,950円かかります。
長期保有を前提にするなら、この手数料差は積み重なると無視できない金額になります。
| 証券会社 | 売買手数料 | 為替手数料 | 取扱銘柄数 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| moomoo証券 | 約定額×0.132% | 無料 | 約5,000以上 | 業界最安水準+AIツール無料 |
| ウィブル証券 | 約定額×0.220% | 15銭/ドル | 約7,000 | 銘柄数最多クラス・MMF自動運用 |
| マネックス証券 | 約定額×0.495% | 買付時無料 | 約4,500以上 | ETF買付実質無料・NISA定期買付 |
moomoo証券は24時間取引に対応しているため、米国株の時間外の値動きも捉えやすく、AI株価予想を含む5大投資AIを搭載しています。日本でのダウンロード数は200万超、世界2,800万人以上が利用しています。
私が個人的にmoomoo証券を使ってみて感じるのは、「情報量の多さ」です。機関投資家のポートフォリオ動向や空売りデータ、アナリスト評価まで一つのアプリで確認できるのは、MELIのような米国個別株を分析するときに特に便利だと感じています。
なお、ウィブル証券では証券口座内で余っている米ドルを自動的に米ドル建てMMFへ回す「Moneybull(マネーブル)」というサービスがあり、待機資金を自動で運用に回せる仕組みがあります。買いたいタイミングを待つ間も資金を遊ばせたくないという方には、ウィブル証券のこの機能も魅力的です。
長期保有に向いている投資スタンスとは
MELIは短期トレードより長期保有向きの銘柄だと私は思っています。
理由はシンプルで、「投資フェーズが長く、回収は数年単位になる」からです。短期で利益を追う投資家にはストレスが多い。でも3〜5年単位で「ラテンアメリカのデジタル経済がどう変わるか」を信じられる人にとっては、魅力的な選択肢になり得ます。
ドルコスト平均法(定期的に一定金額を買い続ける方法)で少しずつポジションを積み上げるスタンスが、この種の高成長株には向いていると感じます。
まとめ──MELIは「壊れた株」ではなく「試されている株」だ
長かったですが、ここまで読んでくれた方にはきっと「自分の判断軸」が見えてきたんじゃないかと思います。
改めてポイントを整理すると:
事業の本質は何も壊れていない。 28四半期連続30%超成長、ROE36%、機関保有率87%、これらは「成長が終わった企業」の数字ではありません。
EPS減少は意図的な投資判断の結果。 無料配送・クレカ発行・AI基盤整備、これらはすべて「2〜3年後の市場支配のための仕込み」です。アマゾンが同じことをやった時代に買えた人が、後で振り返ってどう思ったか──それを想像すると、今の局面の意味が変わってくるかもしれません。
ラテンアメリカのデジタルシフトはまだ序章。 eコマース浸透率15%台、銀行口座保有率50%、フィンテック未普及地域が広大。市場そのものがこれから膨らんでいく環境で、圧倒的No.1の立場にいる。
「MELIは今が買い場なのかどうか」──その答えはあなた自身のリスク許容度と投資期間によって変わります。でも少なくとも「事業が壊れているから売られている」ではなく、「短期利益を市場が過剰に恐れているだけ」であることは、数字が証明しています。
実際に投資を始めるなら、まずは手数料コストを抑えられる環境を整えることが大切です。長期で積み上げるなら、最初の証券口座選びが思っている以上に重要になってきます。
最後に一つだけ。投資は「正解を探す行為」ではなく、「自分が納得できる判断をする行為」です。この記事がその判断の材料になれば、書いた甲斐があります。
※本記事は2026年2月末時点の公開情報をもとに作成しています。投資判断は最新の情報をご確認の上、自己責任でお願いします。

