「LLY株って今から買っても遅くない?」
「肥満治療薬が話題だけど、この会社、本当に長期で持てる銘柄なの?」
そんな疑問を持っていませんか?
実は、米国株を調べていると必ずといっていいほど目に入るのが、イーライリリー(LLY)の名前です。2025年に売上が約6.5兆円規模に到達。EPS(1株あたり利益)が前年比+96%という、ちょっと信じられない数字を叩き出した製薬企業です。
でも「すごい会社なのはわかった。じゃあ今買っていいの?リスクは?どこで買えるの?」って、そこが一番知りたいですよね。
この記事では、LLYの財務実態・将来性・CAN-SLIM分析・競合比較・リスクまで、個人投資家目線で丸ごと解説します。専門的なデータもできるだけ平易な言葉に翻訳しながら書いていきますので、米国株デビュー前の方にもきっと役立つはずです。
そもそもイーライリリー(LLY)ってどんな会社?
Q: イーライリリーとはどんな企業ですか?
A: 米国インディアナ州に本社を置く製薬大手。1923年に世界初のインスリン大量生産に成功し、現在はGLP-1受容体作動薬で世界市場をリードしています。
2025年最新データでは、時価総額は約1兆ドル(約150兆円)とグローバルトップクラスの製薬企業に成長しています。
100年超の歴史を持つ老舗だけど、「今が一番熱い」という逆説
同社はインディアナポリスに主要研究開発施設を置き、米国・欧州・アジアに生産・流通拠点を構えています。1923年に世界で初めてインスリン製剤の大量生産に成功したことで知られる老舗企業です。
設立は1876年。約150年の歴史があります。
でも「老舗 = 安定・地味」というイメージは、今のLLYには当てはまりません。むしろ歴史のある企業が最先端の治療薬で爆発的成長を遂げている、という意味で希有な存在です。
主力製品ラインナップ:Mounjaro・Zepbound・Verzenio・Taltzとは
| 製品名 | 適応 | 2025年売上 | 成長率 |
|---|---|---|---|
| Mounjaro | 2型糖尿病 | $7.4B(約1.1兆円) | +110% YoY |
| Zepbound | 肥満症 | $4.3B(約6,500億円) | +123% YoY |
| Verzenio | 乳がん | ― | 安定成長 |
| Taltz | 関節リウマチ など | ― | 安定成長 |
| Jardiance | 2型糖尿病 | ― | 安定 |
| Trulicity | 2型糖尿病 | ― | 減少傾向(特許切れ圧力) |
MounjaroとZepboundが総収益の56%を占めるまでに成長しました。
「GLP-1ってよく聞くけど何?」という方に一言で言うと、インスリン分泌を助け、食欲を抑制するホルモンに似た薬です。
糖尿病だけでなく肥満症の治療にも有効で、世界中で爆発的な需要が生まれています。
GLP-1市場でのポジション──Novo Nordiskとのシェア争いの現在地
GLP-1薬の市場で最大のライバルはデンマークのNovo Nordisk(NVO)です。
ちょっと面白い話をすると、2023年頃まではNovoのWegovyが肥満治療薬の代名詞でした。ところがLLYのZepboundが市場参入すると、あれよあれよと言う間にシェアを逆転。
2026年時点でLLYのGLP-1シェアは60.5%、Novoは39.1%と報告されています。
後発が先発を追い越した形です。薬の効果の差、製造能力、価格戦略——あらゆる面でLLYが優位を確立しつつあります。
2025年の決算を振り返る──この数字、本当にすごいの?
Q: イーライリリーの2025年の業績はどうでしたか?
A: 売上収益$65.2B(前年比+44.7%)、純利益$20.6B(+94.9%)、EPS $22.95(+96%)と、製薬業界史上でも稀な高成長を達成しました。
2025年Q4の決算発表(2026年2月)を受けて、株価は一時$1,058まで上昇しました。
売上収益.2B・純利益.6Bが示す成長の速度
正直に言います。最初にこのデータを見たとき、「桁を間違えていないか」と二度見しました。
2025年通年の主要財務指標:
| 指標 | 数値 | 前年比 |
|---|---|---|
| 収益(Revenue) | $65.2B(約9.8兆円) | +44.7% |
| 純利益 | $20.6B | +94.9% |
| EPS(希薄化後) | $22.95 | +96.0% |
| 粗利益率 | 83.0% | 高水準維持 |
| ROE(自己資本利益率) | 102.94% | 業界トップ水準 |
| 5年 EPS CAGR | +27.6% | 長期成長の裏付け |
ROE102.94%というのは「投資した資本の1倍以上を1年で利益として生み出している」という意味。製薬業界でもトップクラスの資本効率です。
Q4 2025ハイライト:EPS+51%、収益+43%で市場予想を大幅超過
Q4(2025年10〜12月)だけ切り取っても、
- 収益:$19.3B(前年比 +43%)
- 調整後EPS:$7.54(予想$6.96を +8%上回る)
- 通年EPSは$24.21に達し、ガイダンス上限を突破
決算発表後、株価は+3.27%上昇。出来高も通常より明確に増加しました。「強い決算 × 市場予想超過 × 株価上昇」——これが揃うのは、機関投資家も本気で買いに来ているサインです。
ROE 102.94%という異次元の資本効率をどう読む?
「ROEが高い = 効率的に稼いでいる」とよく言われます。
ただし、注意も必要です。ROEが高い理由のひとつに財務レバレッジ(負債の活用)があります。LLYも工場建設やM&Aのために負債を積極活用しており、負債/株主資本比率(Debt/Equity)は上昇傾向です。
ROE=「優秀なビジネス + ある程度のレバレッジ」で構成されているため、単純に「安全な会社」とは言い切れません。でも裏を返せば、それだけ成長投資に積極的なフェーズにある、とも読めます。
粗利益率83%・R&D投資増加の両立は持続可能か
粗利益率83%は、製薬業界の中でも高い部類に入ります。
一方でR&D(研究開発)費は売上の約20〜25%を占め、増加傾向にあります。「稼いだキャッシュを次の成長に突っ込み続けている」という構造で、今のところ売上成長がそれを上回っています。
ただ、この構造が崩れるとき——つまりパイプラインの失敗や競合の逆転が起きたとき——が最大のリスクシナリオです。
LLYの将来性──短期・中期・長期でどう変わる?
Q: イーライリリーの将来性はどう評価されていますか?
A: 2026年は収益$80〜83B(+25%)、EPS $33.50〜35.00(+40%超)のガイダンスを発表。中長期も2030年に収益$96.67Bを目指す強気シナリオが描かれています。
「将来の予測は誰にも分からない」——これは大前提です。ただ、根拠のある見通しを持っておくことは投資判断に欠かせません。
【2026年・短期】Orforglipron経口薬のQ2発売とMedicare拡大が追い風
「注射は怖い」という患者さんに向けた経口GLP-1薬「Orforglipron(オルフォルグリプロン)」が2026年Q2(4〜6月)のFDA承認・発売を目指しています。
これは大きな転換点になり得ます。
注射から飲み薬になることで、潜在的な患者数が劇的に拡大するからです。「打つのは嫌だけど飲み薬なら試したい」という層は、現在の何倍にもなると推測されます。
さらに2027年7月から米国のMedicare(高齢者向け公的医療保険)が肥満症薬のカバーを開始する予定で、これが需要爆増の引き金になると見られています。
2026年ガイダンスのサマリー:
| 指標 | 2026年予測 | 成長率 |
|---|---|---|
| 収益 | $80〜83B | +25% |
| EPS | $33.50〜35.00 | +40%超 |
【2027〜2028年・中期】Retatrutide承認・売上B超を目指す道筋
Retatrutide(レタトルタイド)は、GLP-1に加えてGIP・グルカゴンの3つの受容体に作用する「トリプルアゴニスト」と呼ばれる次世代薬です。
Phase 3試験のデータは良好で、最短2026年末の承認が視野に入っています。体重減少効果がZepboundよりさらに高い可能性も示唆されており、承認されれば再び市場を塗り替える可能性があります。
2027年収益予測:$70.87B(+13%)、EPS予測:$30.39。
中期は「Orforglipronで市場拡大 × Retatrutideで差別化 × 製造能力増強」の3本柱が揃うフェーズです。
【2029年以降・長期】アルツハイマー新薬・グローバル展開で.7B予測
長期視点で注目したいのが、GLP-1以外のパイプラインです。
現在臨床試験が進んでいるのは、アルツハイマー病・神経変性疾患分野の候補薬群。認知症治療は世界的に見ても巨大な未充足ニーズがあり、承認されれば全く新しい収益の柱になります。
2030年予測:収益$96.67B、EPS $46.29。P/E 30倍前後を想定しても株価は大きく上昇余地があるシナリオです。
GLP-1依存56%というリスクにどう向き合うべきか
ここは正直に言わないといけません。
現時点でMounjaroとZepboundが収益の56%を占めているのは、大きな集中リスクです。「もしGLP-1薬が何らかの理由で失速したら?」という問いには、現状では「他の製品でカバーしきれない」が正直なところです。
ただ、LLY自身もその点を認識しており、Retatrutideやアルツハイマー薬など多角化への投資を続けています。この分散化が実を結ぶかどうかが、長期的な評価の核心です。
ライバルとの比較──Novo Nordiskに勝てるのか?
Q: イーライリリーとNovo Nordiskはどちらが優れていますか?
A: GLP-1市場シェアはLLYが60.5%対Novoの39.1%とLLYが逆転リード中。パイプラインの広さでもLLYが優位ですが、価格競争は今後の焦点です。
「競合を知らずして投資を語るな」——これは個人投資家として大切な視点です。
GLP-1市場シェア比較:LLY 60.5% vs NVO 39.1%
| 比較軸 | Eli Lilly(LLY) | Novo Nordisk(NVO) |
|---|---|---|
| GLP-1市場シェア | 60.5% | 39.1% |
| 主力肥満症薬 | Zepbound(チルゼパチド) | Wegovy(セマグルチド) |
| 2026年収益見通し | +25%成長 | 減少予測あり |
| 経口GLP-1 | Orforglipron(2026年Q2発売予定) | Rybelsus(承認済み) |
| パイプライン | がん・神経・免疫と多様 | 主にGLP-1中心 |
| RS Rating | 82(アップグレード済) | 下方圧力 |
2026年初頭にNovoがある大型試験で期待外れの結果を出したことで、LLYの相対的な優位性がさらに鮮明になりました。
Novoの試験失敗とLLYの競争優位がいっそう鮮明になった理由
ライバルのつまずきは、LLYにとってプラスに働きます。
Novoが試験で苦戦する中、LLYは「Zepboundはより強い体重減少効果を持つ」というデータを積み上げています。医師や患者の選択肢として、LLYが選ばれやすい環境が整いつつあります。
価格競争が始まる?Zepboundの値下げの本当の意味
「価格を下げたら利益が減るのでは?」——正しい疑問です。
LLYはZepboundを月額$449に値下げしましたが、これは戦略的な判断です。保険非適用の自費払い患者を取り込み、ボリューム(量)で価格引き下げをカバーするという考え方です。
実際、値下げ後もQ4の売上は+123%増加しています。「安くなったから爆売れ」という好循環が起きています。ただし、製造コストが固定的にある中で値下げを続ければ、どこかで利益率に影響が出る可能性は否定できません。
パイプライン多様化でGLP-1一本足打法を脱却できるか
LLYの研究開発パイプラインは現在、30以上の候補薬が臨床試験中です。
がん(Verzenio拡大適応)・アルツハイマー・自己免疫疾患(Omvoh、Taltz)・心臓病まで、幅広い領域に投資しています。Novoが事実上GLP-1一本に賭けているのとは対照的に、LLYは多角化を着実に進めています。
CAN-SLIM分析でLLYを評価する──成長株の条件を満たしているか?
Q: CAN-SLIM分析でイーライリリーはどう評価されますか?
A: 7要素すべてで「強い」〜「非常に強い」評価。特にC(当期利益+42%)・A(年間利益+86%)・L(市場シェアリーダー)が際立ちます。
| 要素 | 評価 | 判定根拠 |
|---|---|---|
| C(当期利益) | ⭐⭐⭐⭐⭐ | Q4 EPS +42%(基準25%を大幅超過) |
| A(年間成長) | ⭐⭐⭐⭐⭐ | 2025年EPS +86%、2026年見込み +40%超 |
| N(新製品・新高値) | ⭐⭐⭐⭐ | Orforglipron Q2発売・株価新高値圏 |
| S(需給) | ⭐⭐⭐⭐ | GLP-1需要急増・供給増強中 |
| L(リーダー) | ⭐⭐⭐⭐⭐ | RS Rating 82・GLP-1シェア60.5% |
| I(機関投資家) | ⭐⭐⭐⭐ | 機関保有率85〜89%・大手が買い増し |
| M(市場環境) | ⭐⭐⭐ | 上昇トレンドも地政学リスクに注意 |
CAN-SLIMは著名投資家ウィリアム・オニールが開発した成長株評価フレームワークです。各要素を順番に見ていきましょう。
C(当期利益):Q4 EPS+42%、CAN-SLIMの基準を大幅クリア
CAN-SLIMではまず「直近の四半期利益が25%以上成長しているか」を確認します。
LLYのQ4 2025実績:
- 調整後EPS:$7.54(予想$6.96 → +8%上振れ)
- 前年同期比:+42%成長
基準の25%を大幅に超えています。しかも収益も+43%増。単純な利益だけでなく売上も伴っている成長なので、質が高いと言えます。
A・N・S(年間成長・新製品・需給):3要素すべて「強い」と判断する根拠
A(年間利益成長)
2025年通年EPS +86%、収益+44.7%。2026年ガイダンスはEPS +40%超。5年CAGRもEPS +27.6%と安定。基準を余裕でクリアです。
N(新製品・新高値)
- Orforglipron:2026年Q2 FDA承認目標
- Retatrutide:Phase 3良好、承認視野
- KwikPenデバイス:利便性向上
- 株価:新高値圏($1,133が最高値、現在調整中)
- NvidiaとのAIラボ提携でイノベーション加速
S(需給)
- 平均出来高:2.16M株/日
- 強い決算発表時は出来高が明確に増加
- 浮動株は機関保有が中心でタイト
L・I(リーダー・機関投資家):RS Rating 82・機関保有率85〜89%の意味
L(リーダーかラガードか)
RS Rating(相対力指数)は82。これは全上場銘柄の中で上位18%に入る強さを意味します。S&P500が2026年初来でほぼ横ばい(+0.94%)の中、LLYは過去1年で+19%超のパフォーマンスです。
I(機関投資家の支援)
- 機関投資家保有率:約85〜89%
- 保有機関数:5,816機関
- FMR LLC(フィデリティ)、Capital Research等の大手が増加傾向
- 過去24ヶ月の機関買い越し:約174M株(約$150B相当)
機関が継続的に買い増しているのは、長期的な成長への確信の表れです。
M(市場環境):地政学リスクと金利動向をどこまで気にするべきか
CAN-SLIMでは「強い銘柄も市場が崩れれば連れ安する」という原則があります。
2026年3月時点、S&P500は上昇トレンドを維持しているものの、地政学リスク・金利動向・トランプ政権の政策不確実性でボラティリティが高まっています。
LLYのベータ値は約0.48と低め。つまり市場全体が10%下落しても、LLYは約5%程度の下落で済むという計算です(過去データ基準)。ディフェンシブ性の高さは、不安定な市場環境下での安心材料になります。
LLYのリスクを正直に言う
Q: イーライリリー株の主なリスクは何ですか?
A: 特許切れ・薬価引き下げ政策・製造能力の制約・GLP-1集中リスク・為替変動の5つが主なリスクです。長期保有には現実的な理解が必要です。
投資の「良いところ」だけ書く記事に価値はありません。リスクこそ、投資判断の核心です。
特許切れ問題──Trulicityなど既存薬の売上減圧力
主力薬の一つTrulicity(トルリシティ)はジェネリック参入の圧力を受けており、売上は減少傾向です。医薬品の特許は永遠ではなく、MounjaroやZepboundも将来的には同じ問題に直面します。
ただ、特許切れまでは数年〜10年程度の猶予があります。その間に新薬パイプラインを確立できるかが鍵です。
薬価引き下げ政策(トランプ政権)と利益率へのインパクト
米国では医療費削減が政治課題となっており、GLP-1薬の保険適用拡大(Medicare)と薬価引き下げが同時に進む可能性があります。
「需要が増えても儲けが減る」というシナリオです。ボリューム成長で利益率の圧縮をカバーできるかどうか——これは今後2〜3年の最大の注目点です。
製造能力の制約──270億ドル投資でも需要に追いつくか
MounjaroとZepboundは今も「需要 > 供給」の状態が続いています。
LLYは米国内に新工場4カ所の建設に向けて$270億(約4兆円)超を投資すると発表済みです。2026年以降に生産能力が約1.8倍に拡張される計画ですが、工場建設は計画通りに進むとは限りません。
「作れないから売れない」というボトルネックが解消されるまでの間は、業績へのリスクとして残ります。
為替リスク:ドル円変動が日本人投資家の実質リターンを変える
LLYはドル建て株です。
仮に株価が10%上昇しても、同じ期間に円高が10%進めば円換算でのリターンはほぼゼロになります。逆に円安が進めば、ドル高分のボーナスが加わります。
為替は「誰も正確に予測できない」要素です。米国株投資全般に言えることですが、円ベースでのポートフォリオ管理は必ず意識しておく必要があります。
日本から買う方法──口座選びと注文の基本
Q: 日本からイーライリリー(LLY)株はどこで買えますか?
A: NYSE上場のティッカーシンボル「LLY」で1株から購入可能。マネックス証券・SBI証券・楽天証券などの主要ネット証券で取り扱いがあります。
「興味はあるけど、米国株って何から始めればいいかわからない」という声、よく聞きます。実はシンプルです。
米国株はNYSEに上場、ティッカー「LLY」で1株から買える
LLYは医療関連銘柄として、NYSE(ニューヨーク証券取引所)に上場しています。
ティッカーシンボルを「LLY」と入力するだけで検索できます。1株から購入可能なので、まず1株試しに買ってみる、という入り方もできます。
(2026年2月時点の株価は約$1,022〜$1,058、日本円で約15〜16万円/株)
マネックス証券で買う手順──私がおすすめする理由(アフィリンク①)
私が米国株初心者の方に特におすすめしているのがマネックス証券です。
その理由はシンプルで、米国株に特化した情報ツールが充実しているからです。
銘柄情報分析ツール「銘柄スカウター」では個別銘柄情報のほか、市況、ニュース、ランキングなどの情報を確認でき、気になる銘柄をお気に入り登録しておけば売買タイミングをはかるのにも役立ちます。
LLYのような分析が必要な銘柄は、このツールで日本語の業績データや財務指標をすぐ確認できます。
マネックス証券での米国株取引の流れ:
①外国株取引口座を開設する → ②証券総合取引口座へ入金する → ③振替サポートをONにして注文を発注する(米国株口座に円貨がない場合、自動で証券総合取引口座の円貨を振替)
また、NISA口座では米国株の国内取引手数料が無料になっています。長期投資にNISAを活用するのはぜひ検討してください。
さらに外国株取引口座における円を米ドルに交換する為替手数料(買付時)が0円(無料)となっています。他社に比べてコストを抑えやすい点は大きなメリットです。
成行注文 vs 指値注文、初心者はどちらを選ぶべきか
米国株の注文方法は主に2つです。
| 注文方法 | 特徴 | 向いている場面 |
|---|---|---|
| 成行注文 | その時点の市場価格で即時約定 | 「今すぐ確実に買いたい」 |
| 指値注文 | 希望価格を指定して待つ | 「この価格まで下がったら買いたい」 |
初心者の方は指値注文がおすすめです。LLYのような値動きが大きい銘柄では、成行だと想定外の価格で約定するリスクがあります。
為替手数料と米国の源泉税(10〜15%)を忘れずに計算する
米国株投資で見落としがちなコストが2つあります。
① 為替手数料:円→ドルへの交換費用。マネックス証券は買付時無料ですが、売却(ドル→円)時は1ドルあたり25銭かかります。
② 米国源泉税:配当金に対して米国で10%が源泉徴収されます(日米租税条約により15%→10%)。さらに日本でも20.315%の税金がかかるため、二重課税になりますが、確定申告で外国税額控除が使えます。
「手数料は安くて、税金の仕組みもわかった。じゃあ実際に始めてみよう」という方は、まずマネックス証券で口座を確認してみてください。
まとめ──LLYは「今」買うべき銘柄か?
Q: イーライリリー(LLY)株は今から買っても遅くないですか?
A: アナリスト平均目標株価は$1,213〜$1,251と現在株価から10〜20%の上値余地。長期投資目的なら魅力的な候補ですが、GLP-1集中リスクと価格政策の動向には要注意です。
この記事全体を通じて言えるのは、LLYは「今が一番強い局面」にある銘柄だが、同時にリスクも最大化している局面でもあるということです。
アナリスト平均目標株価,214が示す10〜20%の上値余地
複数の主要アナリストの目標株価をまとめると:
| 機関 | 目標株価 | レーティング |
|---|---|---|
| Bernstein SocGen | $1,300 | Outperform |
| コンセンサス平均 | $1,213〜1,251 | Moderate〜Strong Buy |
| みんかぶ 理論株価 | $1,062 | 買い |
現在株価($1,022〜$1,058)からは+10〜20%の上値余地があるとされています。
ただし、「目標株価はあくまで予測」です。実現するかどうかは市場次第。これは参考値として持ちつつ、自分なりの判断軸を持つことが大切です。
長期保有・積み立て派と短期トレード派で判断は変わる
この記事を読んでいる方がどちらのタイプかによって、LLYへの向き合い方は変わります。
長期保有・積み立て派の方へ:
5年EPS CAGR +27.6%、ROE 102.94%という実績は本物です。多少の価格変動を気にせず、積み立て・分割購入で保有するのは十分に合理的な選択肢です。NISAの成長投資枠を活用すれば、運用益に対する税コストも抑えられます。
短期トレード派の方へ:
Q4決算後の上昇・次のガイダンス発表前後など、イベントドリブンな動きは確かにあります。ただLLYのような大型株は予測が難しく、短期で抜けるには経験と判断力が必要です。
分散投資の文脈でLLYをポートフォリオに組み込む考え方
米国株の個別銘柄をポートフォリオに加えるなら、1銘柄に資産の10〜15%以上は集中しないのが基本です。
「NVIDIA + LLY + S&P500インデックス」のような組み合わせで、セクター分散を意識するのがおすすめです。製薬(LLY)はテクノロジーとの相関が低いため、分散効果も期待できます。
まず口座を整える──米国株デビューに向いた証券会社を確認する
最後に、行動の話をします。
どれだけ良い銘柄を見つけても、「口座がない」「手続きが面倒そう」と感じて後回しにしてしまう方は多いです。
マネックス証券は口座開設・維持費ともに無料で、NISA口座での米国株手数料も無料。初回取引後にキャッシュバックプログラムも用意されています。「まず口座だけ作っておく」という使い方もできます。
[投資は元本割れリスクがあります。本記事は情報提供を目的としたものであり、投資を勧誘するものではありません。最終的な投資判断はご自身の責任でお願いします。]
この記事で学べたこと:
- イーライリリーはGLP-1薬(Mounjaro/Zepbound)で世界市場をリードする製薬大手
- 2025年EPS +96%、売上+44.7%という記録的成長を達成
- 2026年以降も経口薬Orforglipron・Retatrutideで成長継続の見通し
- CAN-SLIM分析では7要素すべてで高評価
- GLP-1集中リスク・薬価政策・為替リスクは正直に向き合う必要がある
- 日本からはマネックス証券などで1株から購入可能


