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【00175】GEELY AUTO(吉利汽車)有する吉利グループ( 浙江吉利控股集団)の着々と進行する次世代テック包囲網と重要な位置付けとなる傘下のインテリジェントカー開発企業「ECARX」について

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会社サマリー
  • 浙江省杭州市に本拠を置き、乗用車および自動車部品の製造および販売を手がけています
ティッカー【00175】HK
会社名吉利汽車(GEELY AUTO)
セクター自動車製造
設立1986年
上場2002年 12月
CEO李書福氏
時価総額200B香港ドル(2.8兆円)
本部杭州市浜江区 、 中国
従業員数43,000人

B = Bllion(10億)

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吉利グループ(Geely)は、買収による拡大が特徴

吉利グループの前身はグループのトップである李書福が1986年に創業した冷蔵庫部品のメーカーです。

同社は1997年に四川省にあった倒産寸前の国有小型自動車メーカーを買収し、自動車産業への参入を実現しました。また、2005年にグループ傘下のGeelyブランドを有する吉利汽車控股有限公司が香港証券取引所に上場しました。

吉利の歴史を見てみると、2002年から2010年までの9年間で、吉利は9回のM&Aを行い、4回成功しました。ゼネラルモーターズ(GM)は100年間で8回の買収ということなので、そのM&Aへの積極性がわかります。M&Aは吉利がよく利用する手段であり、豊富な経験を積み重ねて大きくなってきました。

吉利グループ(Geely)組織図

上場後、海外企業の買収も積極的に行い、吉利グループ傘下に収めています。また、最近ではテック企業などとの事業提携にも積極的です。

吉利グループ(Geely)遍歴
年/月
2006上海でロンドンタクシー(以下LTC)の
親会社マンガンブロンズホールディングスと合資会社設立
2009オーストラリアの自動変速機メーカーの
ドライブトレイン・システムズ・インターナショナル(以下LTC)
201018億ドルでフォード傘下の乗用車部門のボルボ・カーズ(Volvo Cars)
2013LTCの100%株、2017年にはマレーシアDRB-HICOM集団(以下、DRB)
傘下のプロトン自動車(Proton)49.9%株及び
高級スポーツカーのロータス(Lotus)の51%株取得
2014吉利グループ傘下で生産している主要なブランドを
GeelyとVolvoに統一し、ブランドと販売チャネルの見直し
2016若者をターゲットとし、グローバル市場を見据えた新ブランド
「LYNK&CO(VolvoとGeelyの間にポジショニングされる
ミドルクラス・カーブランド)」を発表し、2017年の年末に発売
2017「空飛ぶ自動車」の設計・開発を手がけるテレフギア(Terrafugia)を買収
2018/2メルセデス・ベンツの所有で知られるダイムラーの
株式9.69%を親会社の浙江吉利控股集団が取得して筆頭株主
2018/6ボルボ・グループ(ABボルボ)の株式8.2%を
親会社の浙江吉利控股集団が取得して筆頭株主となった
2018/9デンマークの新興金融機関のサクソバンク買収
2019/6吉利傘下のECARX、テンセント傘下の騰訊車聯
(Tencent Auto Intelligence: TAI)と提携合意
2019/9ダイムラーとともに有人ドローンを開発するボロコプター
の株式10%を共同出資で取得
2020/1ダイムラーと親会社の浙江吉利控股集団はEV化を目指して
スマートの事業を統括する合弁会社を折半出資で設立。
同年11月にダイムラーとHV用のガソリンエンジンを共同開発することを発表
2020/3「吉利衛星プロジェクト」発足「低軌道衛星」を自ら打ち上げ、
自動運転・コネクテッドカーに必要な高速通信網を整備する方針を表明
2021スイスのConcordium財団とブロックチェーンの合弁事業を発表
2021EV専門会社、リンリン・テクノロジーズ(Lingling Technologies)設立
2021/1百度(Baidu)との戦略提携、百度ブランドのEVを吉利が製造することに
2021/1台湾のフォックスコン(Foxconn)との提携
吉利とフォックスコンが合弁企業(JV)を設立し、
世界的な自動車関連企業に製造及びコンサルティングサービスを提供
2021/1米ファラデー・フューチャーのEVを受託生産提携
2021/1テンセントとスマートーカーや自動運転技術で提携
2021/1重慶市にAI関連技術の合弁会社を設立
2021/2蘇州に自動運転のグローバル研究開発センターを設立
2021/2スイスのConcordiumとのブロックチェーン合弁事業
2021/3プレミアムEV開発の新会社「極氪公司」を設立
2021/3ボルボ・カー、インフォテインメント開発でECARXと合弁会社を設立 

各詳細情報については、吉利グループについて詳しいSilasさんのNoteでまとめられています↓

吉利グループの宇宙事業については、アホドックさんのツイートでまとめられています↓

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吉利のEV事業について

Geelyブランドは、2020年に約120万台の車を販売し、中国全土で販売車数で第5位となっています。

中国国内市場から収益の90%以上を得ており、残りは世界の他の地域からとなっている。

2016年にボルボと合弁会社を設立し、Lynkブランドの車を作り出しました。この新しいブランドは、現代のライフスタイル・ブランドによく似た販売およびマーケティング・アプローチで、若い顧客層をターゲットにしています。

ブランド構成は現在、高級モデルのボルボ、ミドルクラスのLYNK&CO、エントリーク
ラスのGeelyとプロトン、というラインアップに、スポーツカーと合弁電気自動車を加え、主軸
の中国事業の基盤及びに海外事業を強化しています。

吉利はボルボを買収後、ローエンドブランドというイメージを拭い、ボルボの技術体制と「最も安全な車」というブランドイメージに頼り、全面的な戦略転換を遂げようています。

2015年に発売され、ボルボ・カーズが開発した「天地」というコンセプトをもとに、吉利汽車の自主ブランド「博瑞」のボディデザイナーは元ボルボ設計部総監・現吉利汽車副総裁Peter Horburyです。

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吉利傘下のインテリジェントカー開発企業「ECARX」について

過去数年間のコンセプトの誇大宣伝の後、車両のインターネット技術と「インターネット × 車」が上陸し始めました。インテリジェントカーとコネクテッドカーのトレンドは止められなくなり、インテリジェントコネクテッドカーは業界の発展のホットスポットになっています。

Source: https://zhuanlan.zhihu.com/p/56136512

ECARX社については、Silasさんのツイートで知りました↓

吉利グループ傘下のインテリジェントカー開発企業ECARX(億咖通科技)は、センサー開発やIoVクラウドプラットフォームサービス提供しています。

ECARX社が開発する車載プラットフォーム「GKUI」は、百度(BIDU)のAIロボット「小度」と融合される形で、今後の自動運転車に搭載される予定でのようです。

Geely Smart Ecosystem(GKUI)

Geelyは2018年3月にGKUIインテリジェントエコシステムをリリースしました。この自作システムは、クラウド1つ、デスクトップ1つ、ID 1つ、アプリケーションエコロジーの4つの部分で構成されています。

マップ、エンターテインメント、車の制御、生活、スマートホームなど、オープンでさまざまなアプリケーションパートナーを紹介します。


業界で最もオープンなアプリケーションエコシステムの作成を目指して、AlibabaのAutoNaviナビゲーション、iFlytekの音声認識、5GネットワークへのZTE接続、Ximalaya Radio、Tencentソーシャルネットワーク、JD Smart Home、高速データクエリ、Guahao WeDoctor医療サポート、Babytree児童教育、及びその他の革新的なアプリをサポートしています。

GKUIには次のような企業群が参画しています

Source : https://zhuanlan.zhihu.com/p/56136512

Volcano Engine、Huawei Smart Mobility、Baidu Apollo、Tencent Autolinkとソフトウェアレベルで協働しています。

ロータスLotusにも、ECARX社(吉利傘下)と音声認識技術で有名なCerence 社の提携によるボイスアシスタント機能を搭載予定

Lidarシステムを開発する、Luminar($LAZR)と提携強化、Zenseact社(ボルボ子会社)は自動運転ソフトウェアソリューションを開発し、ECARX社はIoVエコシステムのオープンプラットフォーム構築を担当します。

業績

Geelyに投資できる国内オンライン証券会社

証券会社中国株(香港市場)
取引可否
取り扱い銘柄数
SBI証券OK1400以上
マネックス証券OK2500以上
楽天証券OK900以上

中国株に投資の注意点

中国株へ投資できるマーケットとしては、香港市場があります。

注意点として、中国株は1株から購入できる米国株と違い、単元株(1回で取引できる最低株数のこと)が100〜1000株と決まっていて銘柄によって異なります。

投資可能な最低金額の例:

USドル(104円/USドルの場合)265ドル × 104円 = 27,560円
香港ドル(14円/香港ドルの場合) 251Hドル × 14円 × 200株 = 702,800円

 米国株取引中国株取引
通常取引(ザラ場)現地時間で9:30~16:00前場 : 現地時間9:30~12:00
後場 : 現地時間13:00~16:00
※休憩時間 : 現地時間12:00~13:00
1.寄付値の決定方法プレ・マーケット
(現地時間 8:00〜9:30)
プレオープニング・セッション
(現地時間 9:00~9:30)
2.引値の決定方法アフター・マーケット
(現地時間 16:00〜20:00)
クロージング・オークション・セッション
(現地時間 16:00~16:10)
3.受渡日約定日から起算して3営業日目約定日から起算して3営業日目
※国内約定日・受渡日は日本および現地(香港)
両方の営業日である日にもとづきます。
4.一般的な単元株数1株100〜1000株
5.配当金の権利確定日発行会社の決算日毎年変わる
6.値幅制限なしなし(ストップ高・安もなし)
シンノスケ
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