この銘柄はテンバガー期待できるか?
オニールのCAN-SLIMを用いて分析していきます。
CAN-SLIMの分析方法についてはこちらをご覧ください。
企業について、サクッと把握
会社サマリー
エブリ・ホールディングスは、カジノ、インタラクティブ、ゲーミング業界向けに、エンターテインメント・ソリューションおよびテクノロジー・ソリューションを提供しています。
ティッカー | EVRI [NYSE] |
会社名 | Everi Holdings Inc. |
業種 | カジノゲーム |
時価総額 | 2.0Bドル |
設立 | 1998年 |
IPO(上場) | 2005年 9月 |
CEO | マイケル・D・ルンボルズ氏 (2016年5月10日–) |
本部 | ネバダ州 ラスベガス |
従業員数 | 1300人 |
単位:T=1兆、B=10億、M=100万
時価総額10Bドル未満の銘柄「小型株」
時価総額10Bドル〜30Bドル未満「中型株」
時価総額30Bドル以上「大型株」
保有投資家
投資家の保有比率は次のようになっています。
チャート分析
現在、2度目のベースを形成後(週足)上昇している状況です。
価格帯別出来高
2021年9月28日時点では、96%が含み益となっています。ボリュームの平均値は21.6ドルです。
業績サマリー
決算
EPS、売上高ともに、オールOKです。
2021年 Q2 決算 | 決算良否 | 予想 | 実績 |
---|---|---|---|
EPS(ドル) | ○パス | 0.33 | 0.36 |
売上高(ドル) | ○パス | 168.88M | 172.58M |
FY2022年 通期予想 | コンセンサス (市場予想) | ガイダンス (会社予想) |
---|---|---|
EPS(ドル) | 0.06 | |
売上高(ドル) | 158.59M |
業績指標一覧
指標 | |
---|---|
EPS成長率(YoY) | +70% |
売上成長率(YoY) | +346% |
ROA(総資産利益率) | 3.80% |
ROE(自己資本利益率) | 440.80% |
ROI(投資利益率) | -0.60% |
Gross Margin(粗利率) | 83.5% |
Operating Margin(営業利益率) | 24.20% |
Profit Margin(純利益率) | 10.50% |
M = Mllion(100万)
B = Bllion(10億)
深掘り
マーケット
地域比
マーケットは現在アメリカのみとなっています。
ビジネスモデル、サービス・商品
ゲーム事業とフィンテック事業の2つの部門からなります。
- ゲーム事業は、ゲーム機、スロットマシン、リースゲーム機器、その他の製品やサービスを含むゲーム技術製品およびサービスをゲーミング事業者に提供しています。
- フィンテック事業は、カジノ利用者が現金自動預け払い機(ATM)、店頭デビットカード購入などを通じてゲーミング施設で現金にアクセスすることを可能にするサービスや機器を含む金融技術の製品やサービスをゲーミング事業者に提供しています。
売上構成比
収益性
EPS成長
EPS(一株当たりの純利益)とは、会社が上げる利益のことで株価の源泉となる指標です。
参考に、EPSは下記のように計算されますが、年に4回発表される決算で必ず発表されるものですので、計算することはありません。
EPSは、会社の規模にかかわらず1株あたりの当期利益の大きさを表しているため、値が大きいほど良いとされます。当期の1株当たり利益を前期以前のものと比較することで、会社の収益性や成長度をおおむね把握できます。
エブリイホールディングスのEPS-1株当たり利益を2006年から2021年まで掲載しています。
直近3四半期のEPS成長率が急上昇しています。
- 346%
- 22.7%
- -17.7%
売上高成長
収益とは、企業が商品やサービスの販売と引き換えに顧客から受け取る金額と定義できる。収益は、損益計算書の最上位項目であり、そこからすべての費用と経費を差し引いて純利益を算出します。
エブリイホールディングスの2006年から2021年までの収益です。
会社が儲ける力
利益率成長
Everi Holdings(EVRI)の過去10年間の売上総利益率、営業利益率、純利益率の現在と過去の推移です。
- 利益率は、企業が収入から経費を差し引いた後に収入として保持する割合と定義できます。
- 2021年6月30日現在のEveri Holdingsの純利益率は10.49%です。
指標 | |
---|---|
Gross Margin(粗利率) | 83.5% |
Operating Margin(営業利益率) | 24.20% |
Profit Margin(純利益率) | 10.50% |
会社の経営の上手さ
ROE(自己資本利益率)
ROEは、企業が自己資本をどれだけ有効に活用して利益を上げているかを示す指標で、アメリカの投資家達が最も重要視している財務指標となっています。
米国企業のROEは平均的に日本企業(平均9%)の倍近い(平均17%)といわれ、アップルが約110%、テスらは6%程度と様々です。
逆にROEがマイナスの場合は赤字か債務過多状態の状態で、その会社は株主資本を1年とうしてどれだけ減らしたかってことがわかります。
Everi Holdings (EVRI)の過去10年間の株主資本利益率(ROE)の現在および過去の値です。
キャッシュフロー(CF)
キャッシュフローはファンダメンタルズを重視する機関投資家などが現金創出力や投資効率など企業分析を行う際に使っています。
キャッシュフローには下記の3種類があり、それぞれ示すものが異なります。
C/Fでは主に安全性を確認できますが、3つのC/Fのうち最も重要なのは、営業C/Fです。健全な企業では営業C/Fの金額よりも当期純利益が低いのが一般的です。
投資C/Fは設備投資や株式投資をした場合にマイナスで現れます。そのため、マイナスになっているほうが積極的に投資をしている企業と言えます。
フリーC/Fは営業C/Fと投資C/Fを足したものです。これがプラスの場合は投資に現金を使っていても、それ以上の現金を営業C/Fで稼ぎ出していることを意味します。
マイナスには要注意!
営業キャッシュフローがマイナス(=キャッシュフロー・マージンがマイナス)となっている場合は、即座に対応が必要な状況と言えます。
本業の稼ぎがマイナスであるということは、このままビジネスを続けても、ひたすらキャッシュが減り続け、それを投資活動の取り崩しや財務活動で賄うこととなります。
スタートアップ企業であれば、営業キャッシュフローのマイナスをVCやエンジェル投資家からの出資といった財務活動で賄うは一般的ですが、それ以外の企業で営業キャッシュフローがマイナスという状況は、非常に危機的な状況と言えます。
Everi Holdings (EVRI)の過去8年間のキャッシュフロー推移一覧です。
この記事の情報ソース
↓公式のIR資料
↓その他ツールサイト
免責事項:
本資料は投資判断の参考となる情報提供のみを目的として作成されたもので、個々の投資家の特定の投資目的、または要望を考慮しているものではありません。投資に関する最終決定は投資家ご自身の判断と責任でなされるようお願いします。万一、本資料に基づいて損害を被ったとしても当社及び情報発信元は一切その責任を負うものではありません。本資料は著作権によって保護されており、無断で転用、複製又は販売等を行うことは固く禁じます。