企業概要
以下のグロース株5つのポイントに沿って、確認していきます。
■ 業績 ■
1) 決算が予想を上回っているか?
EPS、売上高
直近の2020年Q3決算では、EPSが予想EPSを「0.08ドル」、売上高が予想売上高を「19.26Mドル」上回っています。
2020年 Q 決算 | 予想 | 実績 | |
---|---|---|---|
EPS(一株利益) | – ドル | → | ドル |
売上高 | -M ドル | → | 149.29M ドル |
売上成長率YoY | -32.71% |
Q コンセンサス | 会社予想 |
---|---|
EPS予想 | 0.70 ドル |
売上高予想 | 339.52M億ドル |
売上成長率YoY | +227% |
M=Mllion(100万ドル)
B=Bllion(10億ドル)
利益率(Margin)
Gross Margin(粗利率) | % |
Operating Margin(営業利益率) | -% |
Profit Margin(純利益率) | -% |
キャッシュフロー(CF)
投資の世界で営業キャッシュフロー・マージンが15パーセントから35パーセントぐらいある会社は、バランスシートもきれい。
★売上高から原材料費などの支出を引いたことによって得られる現金収支のことを営業キャッシュフロー。それを売上高で割り算した数字が、営業キャッシュフロー・マージン。
2) 株価チャートが持続的な上昇トレンドか?
理想的な右肩上がりのチャートを示しており、現在の株価水準はドルを推移しています。
カナダグースは2018年に72ドルの高値をつけていました。そこから考えると今の株価は半値以上で取引がされていて、割安感を感じます。
下のチャートは、価格帯別出来高(上段左灰色グラフ)になります。
短期では30ドル付近、長期では22ドル付近に購入ボリューム層があることが分かります。
3) 今の株価(バリュエーション)は、割高か割安か?
PERはEPSがマイナスのため、替わりにPSRを確認します。
■ 会社のビジネス ■
『供給』サービス・商品
地域別売上は、カナダ:31%、米国:29%、欧州:19%、アジア:21%となっています。
世界のラグジュアリーグッズという観点から見ると、今後中国や韓国での成長に期待できます。
また、直近3年間の売上高成長率は+27%で、今後も成長する余地というのを十分に感じさせるものです。
ビジネスモデル
2014年からインターネットでの直販を開始しました。現在世界13カ国で展開しています。
このインターネット通販事業部門は歴史が浅いですが、着実に売上を伸ばしています。
2016年からは直営店の営業もはじめました。第1号店はカナダのトロント、第2号店は米国のニューヨークと続き、現在カナダグースの直営店は20店舗しかありません。
しかし、これはカナダグースにとって非常にプラスに働いています。というのも、新型コロナウイルスの感染拡大に伴って実店舗への来客数というのはどうしても減ってしまいますので、人件費や固定費が経営を圧迫しないというメリットがあります。
2020年度のカナダグースの売上にコロナパンデミックの影響は無い
また、卸売に関してもこだわりがあり、カナダグースが卸売パートナーを選定するにあたり、長期で信頼できる相手だけと手を組む方針とのことです。
この記事の情報ソース
↓公式の決算資料
*カナダグースの決算はカナダドルで行われています。