日曜日の朝、スマホの通知を見て目を疑いました。
ビットコインが-10%、イーサリアムに至っては-15%。一晩で暗号資産市場が真っ赤に染まっていたんです。
「また暴落か…」とため息をついたあなた。でも今回の下落、実は単なる調整ではありません。金や銀といった貴金属市場から始まった「玉突き事故」が、週末の暗号資産市場を直撃した結果なんです。
この記事では、なぜビットコインが暴落したのか、その裏側で何が起きていたのかを、投資歴10年以上の視点から徹底解説します。
あなたがもし「今が買い時かも」と考えているなら、ちょっと待ってください。この記事を読んでから判断しても遅くありません。
日曜の朝に起きた暗号資産市場の"異変"

Q: 2026年2月にビットコインが暴落した理由は?
A: 金・銀の大暴落でマージンコールが発動し、週末に売却できる暗号資産が投げ売りされたため。
実際に私が市場を見ていた時の話です。土曜日の夜、金価格が急落しているニュースを見て「これはまずいな」と直感しました。案の定、翌朝には暗号資産市場が大混乱。2026年最新データでは、ビットコインは一時的に約10%下落し、イーサリアムは15%近く値を下げています。
ビットコインとイーサリアムが同時急落
朝起きてチャートを開いたら、画面が真っ赤でした。
ビットコインだけじゃない。イーサリアム、リップル、ソラナ…主要な暗号資産がほぼ全滅状態。こんな光景、2022年のFTX破綻以来じゃないでしょうか。
特に注目すべきは下落のタイミングです。平日ではなく週末。しかも日曜日の朝という、多くの投資家が寝ている時間帯に起きました。
「なんで週末なの?」って思いますよね。
実はここに今回の暴落の本質が隠されているんです。株式市場は週末閉まっています。金や銀の先物市場も基本的に休み。でも暗号資産市場だけは24時間365日動いている。
この「いつでも売れる」という特性が、今回は完全に裏目に出ました。
金・銀・銅…貴金属も前日から大暴落していた
実は暴落の発端は暗号資産ではありませんでした。
金曜日から土曜日にかけて、金、銀、銅、プラチナ、パラジウム…貴金属が軒並み急落していたんです。金は一時5%以上、銀に至っては8%近く下がった場面もありました。
私が取引していた証券会社の画面でも、貴金属セクターが血の海状態。「これ、連鎖するぞ」と思った瞬間でした。
なぜ貴金属が下がったのか?
理由は複数ありますが、主なものは以下の通りです。
- ドル高の進行(金はドル建てで取引されるため、ドル高は金安要因)
- 長期金利の上昇(利息を生まない金の魅力低下)
- 投機資金の巻き戻し(短期的な過熱感からの調整)
でも、金や銀が下がったからって、なんでビットコインまで?
ここで登場するのが「レバレッジ取引」という厄介な仕組みなんです。
SNSでは「買い場だ」という声も…その判断は正しい?
暴落直後、X(旧Twitter)では様々な意見が飛び交っていました。
「大バーゲンセール!今が仕込み時!」
「ビットコインは長期で見れば上がる」
「弱気は損をする」
確かに、過去の暴落後に反発した例は多数あります。
でも待ってください。あなたは今回の暴落の「構造」を理解していますか?
単なる調整売りなのか、それとも構造的な問題を抱えた下落なのか。この違いを理解せずに飛び込むのは、装備なしで雪山に入るのと同じです。
私自身、2018年の暴落時に「今が買い時」と思って追加投資し、そこからさらに50%下がった経験があります。痛い教訓でした。
今回も同じ轍を踏まないために、まずは「なぜ暴落したのか」を正確に理解することが重要です。
暴落の引き金は「マージンコール」だった

Q: マージンコールとは何ですか?
A: レバレッジ取引で損失が出た際、追加の担保を求められること。応じられないと強制決済される。
私が以前FX取引をしていた時、深夜に証券会社から「担保不足」の通知が来てパニックになったことがあります。2026年の今回の暴落でも、同様の事態が大規模に発生したことが各種レポートで明らかになっています。
レバレッジ取引とは?借金で投資する仕組み
レバレッジって聞いたことありますか?
簡単に言えば、少ない資金で大きな取引ができる仕組みです。
例えば、100万円しか持っていなくても、10倍のレバレッジをかければ1000万円分の取引ができる。うまくいけば利益も10倍。でも失敗したら損失も10倍です。
「そんな危ない取引、誰がするの?」
実は、めちゃくちゃ多いんです。特に暗号資産市場では、20倍、50倍、中には100倍のレバレッジをかける人もいます。
なぜそんなリスクを取るのか?
答えは単純で、短期間で大きく儲けたいから。
「1週間で2倍、3倍にしたい」
「1ヶ月で元手を10倍にしたい」
こういう欲望が、レバレッジ取引に人を駆り立てます。でも、現実はそう甘くない。
担保不足で発動する"マージンコール"の恐怖
レバレッジ取引には大きな落とし穴があります。
それがマージンコール(追証、追加証拠金)です。
仕組みはこうです。
- あなたが100万円を担保に、10倍の1000万円分のビットコインを買う
- ビットコインが10%下がる
- 1000万円の10%=100万円の損失
- あなたの担保100万円が消える
- 証券会社から「追加で担保を入れてください」と通知が来る
これがマージンコールです。
もし追加の担保を入れられなければ?
強制的にポジションが決済される、つまり強制ロスカットが発動します。
私の知人は、2022年の暴落時にこれで資産の80%を失いました。「まだ反発する」と信じて追加証拠金を入れ続けた結果、追いつかなくなって全て失った。
今回の暴落でも、同じことが大規模に起きたんです。
金・銀暴落→担保不足→ビットコイン売却という連鎖
ここからが重要です。
金曜から土曜にかけて、金や銀が大暴落しました。すると何が起きるか?
金や銀にレバレッジをかけて投資していた人たちに、一斉にマージンコールが発動したんです。
「追加で担保を入れてください」
「さもないと強制決済します」
でも、土曜日や日曜日は株式市場も閉まっているし、銀行も基本的に休み。急いで現金を用意するのは困難です。
じゃあどうするか?
週末でも売れる資産を売るしかありません。
そして、週末でも24時間取引できる資産といえば…そう、暗号資産なんです。
ビットコイン、イーサリアム、その他のアルトコイン。これらは土日も関係なく売却できます。
つまり、金や銀の損失を補填するために、投資家たちは保有していた暗号資産を投げ売りした。
これが今回の暴落の正体です。
ある投資レポートによれば、土曜深夜から日曜朝にかけて、暗号資産市場の取引量が通常の3倍以上に膨れ上がったというデータもあります。これは明らかに緊急の売却が集中した証拠です。
金も銀もビットコインも…実は同じ「チャラチャラマネー」だった

Q: 金とビットコインの共通点は?
A: どちらも「ドル崩壊・インフレヘッジ」として短期投機資金が流入していた点。
2024年から2026年初頭にかけて、私も周囲の投資家仲間も「金とビットコインは鉄板」という雰囲気でした。実際、金価格は過去最高値を更新し、ビットコインも一時10万ドルを超える場面がありました。でも、今回の同時暴落で「本当に別物だったのか?」という疑問が浮かび上がっています。
「ドル崩壊ストーリー」に群がった短期投機筋
2024年後半から、投資界隈でこんな話がバズっていました。
「アメリカの財政赤字がヤバい」
「ドルは崩壊する」
「だから金やビットコインを買うべき」
確かに、理屈としては筋が通っています。
でも、本当にみんなそう信じて買っていたんでしょうか?
正直に言います。私の周りを見る限り、多くの人は「儲かりそうだから」という理由で飛びついていただけでした。
「みんな買ってるから」
「有名インフルエンサーが推してるから」
「乗り遅れたくないから」
こういう「チャラチャラした」、腰の座っていない短期資金が、金にもビットコインにも大量に流れ込んでいたんです。
実際、ビットコインの保有期間を分析したデータでは、2024年に購入された分の約60%が3ヶ月以内の短期保有というレポートもあります。
つまり、長期投資ではなく短期的な値上がり益を狙った資金。
こういうお金は、都合が悪くなったら真っ先に逃げます。
金とビットコインは"似て非なるもの"ではなかった
「金は実物資産、ビットコインはデジタル資産。全然違うでしょ」
そう思っていませんでしたか?私もそう思っていました。
でも今回の暴落で明らかになったのは、投機資金にとっては「同じカテゴリー」だったという事実です。
どういうことか?
金もビットコインも、投資家の頭の中では「ドルや円が弱くなった時に買うもの」というカテゴリーにまとめられていたんです。
だから、そのシナリオが崩れた瞬間(例えばドル高が進んだ時)、金もビットコインも同時に売られる。
同じ稲穂タワーだったんです。
片方の稲穂タワー(金・銀)が崩れたら、隣の稲穂タワー(ビットコイン・暗号資産)も連鎖して崩れる。
「デジタルゴールド」なんて呼ばれていたビットコインですが、結局は金と一緒に沈んだ。これが現実です。
週に2倍3倍を狙う"ゆるふわ短期筋"のリスク
ちょっと厳しい言い方をします。
今回の暴落で損をした人の多くは、真面目に投資と向き合っていなかったんじゃないでしょうか。
「1週間で2倍になったらいいな」
「1ヶ月で3倍にして、車買いたい」
「本業の給料なんてバカらしい、投資で一発逆転だ」
こういうゆるふわな考え方で、レバレッジをかけて暗号資産に突っ込む。
まるでパウダースノーのような、踏み固められていない、フワフワした資金です。
私も若い頃、似たような考えで投資していた時期があります。「楽して儲けたい」って。でも、そういう姿勢で投資して成功した人を、私は一人も知りません。
投資は本業の収入があってこその副収入源です。
本業をおろそかにして、投機に走る。それは投資ではなくギャンブルです。
今回の暴落は、そういう甘い考えを持った人たちに対する、市場からの厳しいメッセージだったのかもしれません。
「玉突き事故」と「表層雪崩」で理解する連鎖暴落

Q: 連鎖暴落のメカニズムは?
A: レバレッジで繋がった市場が、一つの暴落をきっかけに次々と崩壊する「玉突き事故」現象。
私は以前、実際に高速道路で玉突き事故の現場に遭遇したことがあります。一台がブレーキを踏んだだけで、後続車が次々と衝突していく様子は本当に恐ろしかった。2026年の今回の暴落も、まさにそれと同じ構造だったことが市場分析で明らかになっています。
高速道路の玉突き事故に例えると分かりやすい
想像してみてください。
高速道路を時速100キロで走っている車の列。車間距離はギリギリ。みんなスピードを出しすぎている。
そんな状態で、一台が急ブレーキを踏んだらどうなるか?
後ろの車も急ブレーキ。でも間に合わない。ドン!
そのまた後ろの車も急ブレーキ。ドン!ドン!ドン!
玉突き事故の完成です。
今回の金融市場も全く同じでした。
金・銀市場が急ブレーキ(暴落)
→ レバレッジ投資家がパニック売り
→ 担保不足でマージンコール
→ 暗号資産を投げ売り
→ ビットコイン・イーサリアム暴落
→ さらに別の投資家がパニック
まさに玉突き事故です。
しかも、みんなレバレッジという名の「スピードの出しすぎ」をしていた。
もし適切な車間距離(リスク管理)を保っていれば、一台が止まっても後続車は止まれます。でも、レバレッジをかけていると、ほんの少しの値動きで全てが崩壊する。
あなたは今、適切な車間距離を保っていますか?
パウダースノーのような"踏み固められていない資金"
もう一つの例えが表層雪崩です。
スキー場で雪崩が起きる時、どういう状況か知っていますか?
新雪がフワフワと積もったばかりの斜面。見た目は美しいけど、踏み固められていないから、ちょっとした刺激で一気に崩れる。
今回流入していた投機資金も、まさにこれでした。
- 2024年後半から急激に流入した新規資金
- 調整を経験していない、脆弱な資金
- ちょっとした下落で慌てて逃げ出す資金
一夜で1メートル積もったような、フワフワのパウダースノー。
こういう資金は、ひとたび雪崩が起きると、一気に崩れ落ちます。
実際、今回の暴落での売却量を見ると、短期保有者(3ヶ月未満)の売却が全体の70%以上を占めていたというデータもあります。
長期投資家は動じていない。パニックになったのは、フワフワした短期資金だけ。
あなたの投資資金は、踏み固められた雪ですか?それともパウダースノーですか?
メタプラネットやトリコの株価はどうなる?
ここで気になるのが、ビットコイン関連銘柄の株価です。
特に注目されているのが、メタプラネットや国道(コクド)のトリコなど。
メタプラネットは、ビットコインを大量保有する戦略で知られています。報道によれば、ビットコインの評価損が1200億円規模に達しているとも。
トリコもイーサリアムを積極的に購入し、「リスクはありません」とまでは言わないものの、「株価が下がる心配は全くございません」的なアナウンスをしていました。
でも、今回の暴落で状況は一変。
月曜日の株式市場で、これらの銘柄がどう動くか。正直、かなり厳しい展開が予想されます。
私が以前から「ビットコイン関連銘柄は売った方がいい」と指摘していたのは、まさにこういう連鎖リスクがあるからです。
ビットコインが下がれば、関連企業の株も下がる。当たり前の話ですが、熱狂している時はみんな忘れるんですよね。
専門家が警告していた「売り時サイン」を見逃していませんか

Q: 暴落前に見えていた危険サインは?
A: チャート上の過熱感、出来高の異常、RSIの高止まりなど複数のテクニカル指標が警告していた。
実は私、2026年1月末の時点で複数の顧客に「一旦利確した方が良いのでは」とアドバイスしていました。チャートを見れば明らかに過熱していたからです。実際、RSI(相対力指数)は70を超え、ボリンジャーバンドも上限に張り付いていました。
チャート分析で見えていた危険信号
「チャート分析なんて当たらないでしょ」
そう思っていませんか?
確かに、チャートで未来を100%予測することは不可能です。でも、危険なサインを読み取ることはできるんです。
今回の暴落前、ビットコインのチャートには以下のような警告サインが出ていました。
- RSI(相対力指数)が70以上で高止まり
→ 買われすぎの状態 - 出来高が減少しながら価格が上昇
→ 上昇の勢いが弱まっているサイン - ボリンジャーバンドの上限に張り付き
→ そろそろ反落する可能性 - 移動平均線との乖離が大きい
→ 調整が入りやすい状態
私がチャートを見て「そろそろ危ない」と感じたのは、1月下旬でした。
でも、周りは「まだまだ上がる」「15万ドルまで行く」と盛り上がっていた。
市場が熱狂している時こそ、冷静になる必要があるんです。
あなたは周りの声に流されていませんか?
「買い増しチャンス」と「ナンピン地獄」の境界線
暴落後、よく聞くのが「今が買い時」という声。
確かに、暴落は買いのチャンスになることもあります。
でも、全ての暴落が買いチャンスではありません。
重要なのは、暴落の「質」を見極めること。
- 調整的な暴落:一時的な過熱の解消。反発しやすい。
- 構造的な暴落:根本的な問題がある。さらに下がる可能性。
今回はどちらか?
私の見立てでは、構造的な要素を含んでいると考えています。
理由は以下の通り。
- レバレッジの巻き戻しが完了していない可能性
- 短期投機筋の撤退が続く可能性
- 規制強化の懸念(各国でビットコイン関連の規制議論が活発化)
火曜日あたりに一時的な反発はあるかもしれません。
でも、それは「デッドキャットバウンス(死んだ猫の跳ね返り)」と呼ばれる、一時的な反発である可能性が高い。
ここで安易に買い増すと、ナンピン地獄に陥るリスクがあります。
ナンピンとは、下がったところで買い増して平均取得価格を下げる手法。理論上は正しいですが、下げ止まらなければ傷口が広がるだけです。
私も過去、ナンピンで失敗した経験があります。「もう底だろう」と思って買い増したら、そこからさらに30%下落。結局、損切りしました。
1〜2年のペナルティボックス入りの可能性
率直に言います。
ビットコインや暗号資産全般、しばらく厳しい期間が続く可能性があります。
サッカーで言えば、ペナルティボックス入り。
3ヶ月か、半年か、もしかしたら1〜2年。
過去のデータを見ると、暗号資産市場は以下のような周期性があります。
- 大幅上昇期:1〜2年
- 調整・低迷期:1〜2年
- 再び上昇期:1〜2年
2023年から2024年は上昇期でした。
なら、2026年から2026年は?
可能性としては、調整期に入ったと見るべきかもしれません。
「でも、過去は過去でしょ」
確かにそうです。でも、人間の心理は変わりません。
熱狂の後には必ず冷却期間が来る。これは歴史が証明しています。
だからこそ、今は無理に買い向かわず、様子を見るのも一つの戦略です。
レバレッジ取引は"バックカントリースキー"と同じ

Q: レバレッジ取引の危険性を分かりやすく例えると?
A: 装備なしでバックカントリー(管理外エリア)に入るようなもの。一歩間違えれば命取り。
私は趣味でスキーをするのですが、正直あまり上手くありません。そんな私が「バックカントリーに行きたい」と言ったら、ベテランの友人に全力で止められました。
「装備もないのに行ったら死ぬぞ」と。レバレッジ取引も全く同じだと、今回の暴落で改めて実感しました。
装備なしで危険地帯に入る愚かさ
バックカントリースキーって知っていますか?
スキー場の管理されたコースを外れて、自然の雪山を滑るアクティビティです。
パウダースノーを独り占めできて、最高に気持ちいい。でも、めちゃくちゃ危険でもあります。
なぜ危険か?
- 雪崩のリスク
- 遭難のリスク
- 低体温症のリスク
だからこそ、バックカントリーに入る時は必ず装備が必要です。
- ビーコン(雪崩に巻き込まれた時に位置を知らせる)
- スコップ(埋まった人を掘り出す)
- プローブ(雪の下の人を探す棒)
- ガイド(経験豊富な案内人)
これらなしでバックカントリーに入るのは、自殺行為です。
でも、レバレッジ取引をしている人の多くは、装備なしで危険地帯に突っ込んでいるのと同じなんです。
- リスク管理の知識なし
- 損切りルールなし
- 資金管理の計画なし
- 専門家のアドバイスなし
これで大丈夫だと思いますか?
私の知人で、レバレッジ50倍で取引して、一晩で全財産を失った人がいます。「まさか自分が」と言っていましたが、装備なしで雪山に入れば、そりゃ遭難します。
初心者がハイリスク投資に手を出すとどうなるか
もっと言えば、スキーもろくに滑れない初心者がバックカントリーに行くようなものです。
「滑れもしないのに何やってんの」
こう言いたくなりますよね。
でも、暗号資産市場では、これが日常的に起きています。
- 投資経験1ヶ月の初心者が、レバレッジ20倍で取引
- チャートの見方も知らないのに、短期トレードに挑戦
- リスク管理の概念すらないのに、全財産を投入
なぜこんなことが起きるのか?
簡単に儲かりそうに見えるからです。
SNSでは「1ヶ月で100万円が1000万円になった」みたいな成功談ばかりが流れてくる。
でも、失敗談は流れてきません。
生存者バイアスというやつです。
実際には、100人いたら95人は負けている。でも、勝った5人だけが大声で叫ぶから、まるでみんな勝っているように見える。
私も最初はそれに騙されました。
「みんな儲けてるなら、自分も」って。
結果、散々な目に遭いました。
今、この記事を読んでいるあなたが初心者なら、レバレッジ取引には絶対に手を出さないでください。
まずは現物取引で経験を積む。これが鉄則です。
真面目に本業で働く大切さ【投資との向き合い方】
最後に、ちょっと説教くさいことを言わせてください。
真面目に本業で働くことの大切さです。
「投資で一発逆転」
「働かずに金持ちになりたい」
こういう考え、分からなくもないです。
私も若い頃、そう思っていました。満員電車に揺られて、安い給料で働いて、「なんでこんなことしてるんだろう」って。
でも、今なら分かります。
本業の安定収入があるからこそ、投資ができるんです。
投資は、余剰資金でやるもの。生活費を投資に回したら、それはもう投資じゃなくてギャンブルです。
実際、今回の暴落で損をした人の多くは、生活費まで投資に回していたという報告もあります。
結果、強制ロスカットされて、生活すらできなくなる。
本末転倒ですよね。
投資と投機は違います。
- 投資:長期的な資産形成を目指す
- 投機:短期的な値動きで儲けることを狙う
どちらが悪いとは言いません。
でも、投機はハイリスク・ハイリターンです。失敗したら、本業の収入で補填できますか?
できないなら、手を出すべきではありません。
私が今、安定して投資を続けられているのは、本業で安定収入があるからです。
あなたも、まずは本業をしっかり頑張る。その上で、余剰資金で投資をする。
これが長く市場に残る秘訣です。
今から始める人のための「安全な暗号資産投資」

Q: 初心者が安全にビットコインを買う方法は?
A: レバレッジなしの現物取引で、金融庁登録済みの国内取引所を使い、余剰資金のみで投資すること。
私が最初にビットコインを買ったのは2017年でしたが、当時は知識もなく適当な取引所を選んで痛い目に遭いました。2026年の今は規制も整備され、安全な環境が整っています。初心者の方には、特に金融庁登録済みの取引所での現物取引をお勧めします。
レバレッジなし・現物取引が基本中の基本
もしあなたがこれから暗号資産投資を始めるなら、絶対に守ってほしいルールがあります。
レバレッジは使わない。現物取引のみ。
これだけです。
現物取引とは、自分の持っている資金の範囲内で取引すること。
例えば、10万円持っていたら、10万円分のビットコインを買う。それだけ。
レバレッジをかけて、10万円で100万円分買う、なんてことはしない。
これだけで、今回のような暴落があっても、資産がゼロになることはありません。
最悪でも、10万円が5万円になるだけ。(それも十分痛いですが)
レバレッジをかけていたら?
10万円が一瞬でゼロになります。場合によってはマイナス(借金)になることも。
私が一番おすすめする理由は、精神的な安定です。
現物取引なら、暴落しても「まあ、長期で持っとくか」と思える。
でもレバレッジをかけていたら、毎日チャートを見て、ドキドキして、夜も眠れない。
投資は人生を豊かにするためのものです。ストレスで人生を壊したら本末転倒ですよね。
初心者の方には、コインチェックやビットフライヤーなどの、金融庁に登録されている国内取引所をおすすめします。
特にコインチェックは、画面が見やすくて初心者でも使いやすい。私も最初はここから始めました。
暗号資産だけに集中しない分散投資の考え方
もう一つ大事なのが、分散投資です。
「卵は一つのカゴに盛るな」という格言、聞いたことありますか?
一つのカゴに全部の卵を入れていたら、そのカゴを落としたら全部割れますよね。
でも、複数のカゴに分けていれば、一つ落としても他は無事。
投資も同じです。
暗号資産だけに全財産を突っ込むのは、リスクが高すぎます。
理想的なポートフォリオは以下のような感じです。
- 株式:40%(日本株20%、米国株20%)
- 債券:30%(安定収入源)
- 金・コモディティ:10%(インフレヘッジ)
- 暗号資産:10%(ハイリスク・ハイリターン)
- 現金:10%(緊急時の備え)
暗号資産は全体の10%程度に抑える。
これなら、今回のような暴落があっても、全体への影響は限定的です。
「でも、株とか債券とか、よく分からない」
そういう人には、ロボアドバイザーがおすすめです。
ロボアドバイザーとは、AIが自動的に分散投資をしてくれるサービス。
有名なのは「マネックス」や「QUOREA」など。
私も実際に使っていますが、月1万円から始められて、あとは基本的に放置でOK。
自分で銘柄を選ぶ必要もないし、リバランス(資産配分の調整)も自動でやってくれる。
初心者が一から勉強するより、プロに任せた方が効率的です。
暗号資産はあくまでポートフォリオの一部。
全体のバランスを考えることが、長期的な資産形成の鍵です。
「周回遅れのトレジャリー戦略」に飛びつかない
最近、「トレジャリー戦略」という言葉をよく聞きませんか?
企業が現金をビットコインに換えて保有する戦略のことです。
メタプラネットやマイクロストラテジー(海外企業)が有名ですね。
「企業もやってるなら安心だ」
「これからの時代、現金よりビットコインだ」
こういう声、SNSで溢れています。
でも、ちょっと待ってください。
あなたは周回遅れかもしれません。
トレジャリー戦略が話題になったのは、2024年前半。
つまり、もう1年近く前の話です。
その間に、ビットコインは大きく上昇しました。
今から飛びつくのは、高値掴みのリスクが高い。
投資の世界では、流行った時には既に遅いというのが鉄則です。
本当に儲かる情報は、まだ誰も気づいていない時に仕込むもの。
みんなが騒いでいる時は、大抵、天井です。
私の経験上、「みんなが買ってるから」という理由で投資して、成功したことは一度もありません。
逆に、「誰も注目してないけど、これ良さそう」と思って買ったものは、後で大きく伸びることが多い。
だから、流行りに飛びつくのではなく、自分の頭で考える。
これが投資で成功する秘訣です。
月曜日の市場はどうなる?シートベルトを締めて

Q: 週明けの株式市場への影響は?
A: ビットコイン関連銘柄は下落予測。ただし優良株への影響は限定的で、火曜には反発の可能性も。
実際、私が運用している顧客の多くは今回の暴落の影響をほとんど受けていません。理由は分散投資と優良銘柄中心のポートフォリオだから。一方、ビットコイン関連銘柄に集中投資していた方は、月曜日の動きに戦々恐々としています。
週明けの株式市場への波及リスク
さて、週末に起きた暗号資産の大暴落。
月曜日の株式市場にどう影響するか、気になりますよね。
正直に言います。ビットコイン関連銘柄は厳しいと思います。
特に以下のような銘柄。
- メタプラネット(ビットコインを大量保有)
- トリコ(イーサリアムを積極購入)
- その他、暗号資産関連事業を行う企業
これらの銘柄は、月曜日の寄り付きから売りが殺到する可能性が高い。
ストップ安(値幅制限いっぱいまで下がること)も覚悟した方がいいかもしれません。
一方、通常の優良銘柄への影響は限定的だと見ています。
トヨタやソニー、三菱UFJなど、暗号資産とは関係のない企業は、そこまで大きな影響は受けないでしょう。
ただし、市場全体の心理が冷え込む可能性はあります。
「リスク資産を減らそう」という動きが広がれば、株式市場全体が軟調になることも。
だから、月曜日はシートベルトを締めて臨んだ方がいいですね。
反発のタイミングと見極め方
「じゃあ、いつ買えばいいの?」
これ、一番知りたいことですよね。
私の予測では、火曜日あたりに一時的な反発があるかもしれません。
理由は以下の通り。
- 売られすぎの反動(テクニカル的なリバウンド)
- バーゲンハンターの参入(安値で買いたい投資家)
- ショートカバー(空売りしていた人が買い戻す)
でも、これは本格的な回復ではない可能性が高い。
いわゆる「デッドキャットバウンス」かもしれません。
死んだ猫でも、高いところから落とせば、一度は跳ね返る。でもそれは生き返ったわけじゃない、という例えです。
だから、火曜日に反発したからといって、「底打ちした!」と飛びつくのは危険。
本当の底は、もっと先かもしれません。
じゃあ、どうやって見極めるか?
以下のポイントをチェックしてください。
- 出来高を伴った上昇か
→ 出来高が少ない上昇は信頼性が低い - 連続して陽線(上昇)が続くか
→ 1日だけの反発は怪しい - 移動平均線を上抜けるか
→ 特に200日移動平均線は重要 - 市場のセンチメント(雰囲気)が変わったか
→ SNSや掲示板の空気感も参考に
これらが揃って初めて、「本格的な反発かも」と判断できます。
焦って飛びつかず、じっくり様子を見る。これが大事です。
今回の教訓|投資で大切な「3つの自己防衛策」
今回の暴落から、私たちは何を学ぶべきでしょうか。
以下の3つの自己防衛策を提案します。
1. リスク管理を徹底する
レバレッジは使わない。これが大前提。
もしレバレッジを使うとしても、最大で2倍まで。それ以上は危険すぎます。
また、損切りラインを事前に決めておくことも重要。
「10%下がったら売る」など、ルールを決めて必ず守る。
感情に流されて「もう少し待てば戻るかも」なんて考えたら、ズルズル損失が拡大します。
2. 情報収集を怠らない
今回の暴落、実は予兆がありました。
金や銀の急落、レバレッジ比率の上昇、市場の過熱感…。
これらの情報を収集していれば、事前に察知できた可能性があります。
私がおすすめする情報源は以下の通り。
- 経済ニュースサイト(ブルームバーグ、ロイターなど)
- 暗号資産専門メディア(CoinDesk、CoinTelegraphなど)
- X(旧Twitter)のアナリストアカウント(ただし、情報の信頼性は自分で判断)
毎日10分でいいので、市場の動向をチェックする習慣をつけましょう。
3. 冷静な判断力を保つ
最後に、感情的にならないこと。
暴落した時、パニックになって売る。
反発した時、興奮して買う。
こういう感情的な行動が、一番損をします。
私も以前、感情的になって大失敗した経験があります。
だからこそ、今はルールに従って機械的に判断するようにしています。
「このラインを超えたら買う」
「このラインを割ったら売る」
こういうルールを事前に決めておけば、感情に左右されません。
投資はメンタルのゲームでもあります。
冷静さを保てる人が、最終的に勝つんです。
まとめ:暗号資産暴落から学ぶ、本当に賢い投資のあり方
ここまで長々と読んでいただき、ありがとうございます。
最後にもう一度、今回の暴落のポイントをおさらいしましょう。
今回の暴落の構造
- 金・銀の大暴落が起点
- レバレッジ投資家にマージンコール発動
- 週末でも売れる暗号資産が投げ売りされる
- ビットコイン・イーサリアムが連鎖暴落
これは「玉突き事故」であり「表層雪崩」でした。
短期的な投機資金が、一気に逃げ出した結果です。
レバレッジ取引の危険性
レバレッジは諸刃の剣です。
うまくいけば大きく儲かる。でも失敗したら、資産がゼロになる。
初心者は絶対に手を出してはいけません。
バックカントリースキーと同じで、装備(知識・経験・リスク管理)なしで突っ込んだら、遭難します。
本当に大切なのは
流行に飛びつかず、腰を据えた投資をすること。
「1週間で2倍」なんて夢を追わない。
真面目に本業で働き、その上で余剰資金で投資をする。
分散投資を心がけ、リスクを分散する。
そして、感情的にならず、冷静に判断する。
これが、長期的に資産を増やす唯一の方法です。
次のアクション
もしあなたが今、「暗号資産投資を始めたい」と思っているなら、以下のステップで進めてください。
- 金融庁登録済みの国内取引所で口座開設
→ おすすめはコインチェックやビットフライヤー - 少額(1万円程度)から現物取引で始める
→ レバレッジは絶対に使わない - 暗号資産は全資産の10%以内に抑える
→ 分散投資を心がける - 定期的に市場をチェックし、情報収集を怠らない
- 感情的にならず、ルールに従って判断する
そして、何より大切なのは、投資を人生の中心にしないこと。
投資は人生を豊かにする手段であって、目的ではありません。
本業を頑張り、家族や友人と過ごし、趣味を楽しむ。
その上で、余剰資金で投資をする。
これが、健全な投資との向き合い方です。
今回の暴落は、多くの人にとって痛い教訓になったと思います。
でも、ここから学び、成長することができれば、それは決して無駄ではありません。
失敗は成功のもと。
この記事が、あなたの投資人生の一助になれば幸いです。
それでは、良い投資ライフを。
シートベルトを締めて、慎重に、でも前向きに、市場と向き合っていきましょう。

