ハニウェル社について
事業概要
ハニウェルは航空宇宙、家庭・建築技術、性能材料と技術、安全性・生産性のソリューションの4つの部門を通じて事業展開しています。
- 航空宇宙部門は、委託者ブランド名製造者(OEM)とその他の顧 客向けに航空機と自動車用の製品、ソフトウェア及びサービスを提供。
- 家庭・建築技術部門は、製品、ソフトウェア、ソリューション及び技術を提供し、家の所有者が接続して快適性、安全性及びエネルギー使用をコントロールすることを支援。
- 性能材料と技術部門は、材料、プロセス技術及びオートメーションソリューションの開発・製造に従事。
- 安全性・生産性のソリューション部門は、生産性、職場の安全性及び資産パフォーマンスを管理する顧客向けに製品、ソフトウェア及び接続されたソリューションを提供。
サービス・商品
何十年もの間、航空宇宙企業とその顧客は、面倒な文書化プロセスとストレージメカニズムに溺れてきました。
ハニウェルは、航空機のレコード生成をデジタルブロックチェーン台帳に完全に統合することにより、これらの問題を解決しました。これにより、Honeywellの顧客は、シンプルなユーザーインターフェイスを介して散在するデータを簡単に検索および取得でき、航空宇宙業界ではこれまでにないレベルの速度と効率を実現していると言うことです。
ハニウェルは、2018年後半にGoDirect Tradeを立ち上げ、ブロックチェーンテクノロジーを最初に実装しました。
新品および中古の航空機部品を売買するための、このオンラインマーケットプレイスでは、ブロックチェーンを活用して、販売用に提供されている正確な部品の画像と品質のドキュメントを含め、部品の購入に対する信頼を買い手に提供しています。
顧客
現在、2,700社以上の企業と7,000人のユーザーが「GoDirect Trade」を利用しており、マーケットプレイスの開設以来、80以上のストアフロントが合わせて800万ドル以上のトランザクションを処理しています。
ライバル・競合他社
ハニウェル社の強み
グロース(成長)株か?
この株は未来の「GAFAM」やTSLA、NVDAになりうるか!?
以下のグロース株5つのポイントに沿って確認してみましょう。
1) 増収増益か?
FY2020 Q2
EPS:$1.26↑ (予想$1.21)
売上高:$7.48B↑(予想$7.29B)
【部門別売上高】
航空宇宙:$2.5B(-27%)
ビルディング技術:$1.2B(-17%)
特殊素材:$2.2B(-17%)
セーフティ&生産性:$1.5B(+1%)
3Q売上予想
航空宇宙:-25%
ビルディング技術:-10%
特殊素材:-10%
セーフティ&生産性:+7%
コロナ渦中の経済による打撃は免れていませんが、予想以上に健闘しているといったところでしょうか。
2) 株価チャートが持続的な上昇トレンドか?
2020年9月現在、コロナショック前の高値を超えて上昇トレンド入りしています。
3) 時価総額が比較的小さいか?
時価総額:118億ドル(約1兆2,573億円)
4) PER(株価収益率)が高いか?
ハニウェルのPER推移は以下の通りです。
年度 | 2015/12 | 2016/12 | 2017/12 | 2018/12 | 2019/12 | 2020/12(コンセンサス予想) |
---|---|---|---|---|---|---|
PER(倍) | 16.13 | 17.62 | 24.51 | 15.52 | 21.21 | 24.41 |
ライバル企業のITW(イリノイ・ツール・ワークス)と比較してみましょう。
年度 | 2015/12 | 2016/12 | 2017/12 | 2018/12 | 2019/12 | 2020/12(コンセンサス予想) |
---|---|---|---|---|---|---|
PER(倍) | 17.96 | 21.36 | 24.48 | 16.56 | 25.95 | 35.10 |
5) 将来の「成長ストーリー」は良好か?
DOW JOENES(ダウ平均)指数とは
今回行われた、ダウ30種構成銘柄の入れ替えは過去7年間の中で最も大きなものでした。
DOW JOENES(ダウ平均)指数の取引高は、S&P500の11.2兆ドルに対し310億ドルと取引量は小さいが、由緒ある30の企業が首を並べるKING的存在の指数で格式が高いものとされています。10年前の相場ではよく使われていた指数でした。
今はETFの世の中で、最近人気のETFはS&P500に基づいており、S&P500指数の方がダウ指数に比べるまでもなく重要性の高い指数です。
また、ダウ指数は株価平均に基づいていて、S&P500は時価総額加重平均に基づいて算出されています。そのため、下記のような影響があります。
今回AAPL株が1/4に株式分割しますが、そうすると1つあたりの株価が下がるので、ダウ指数に影響してしまいます。S&P500では、影響がありません。
ダウ指数は下記の銘柄で構成されています。
DOW JOENES(ダウ平均)指数30銘柄
AXP | American Express Co |
AMGN | Amgen Inc |
AAPL | Apple Inc |
BA | Boeing Co |
CAT | Caterpillar Inc |
CVX | Chevron Corp |
CSCO | Cisco Systems Inc |
DOW | Dow Inc |
KO | Coca-Cola Co |
GS | Goldman Sachs Group Inc |
HD | Home Depot Inc |
HON | Honeywell International Inc |
INTC | Intel Corp |
IBM | International Business Machines |
JNJ | Jhonson&Jhonson |
JPM | JPMorgan Chase&Co |
MCD | McDonald’s Corp |
MMM | 3M Co |
MRK | Merck & Co Inc |
MSFT | Microsoft Corp |
NKE | Nike Inc |
PG | Protector & Gamble Co |
CRM | Salesforce.com Inc |
TRV | Travelers Companies Inc |
UNH | UnitedHealth Group Inc |
VZ | VerizonCommunications Inc |
V | Visa Inc |
WBA | Walgreens Boots Alliance |
WMT | Walmart Inc |
DIS | Walt Disney Co |
緑色のところが今回銘柄入れ替えで選抜された企業です。