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【2025年最新】要件を満たさないPCでもWindows 11 25H2にアップグレードする方法完全ガイド

「古いPCだからWindows 11は諦めるしかない…」そう思っていませんか?

実は、要件を満たさないPCでも最新のWindows 11(25H2)にアップグレードできる方法があるんです。

しかも、マイクロソフトが以前公式サイトで紹介していた方法も含めて、初心者でも簡単にできる裏技が存在します。

この記事では、サーバー認識による方法とレジストリー変更による2つの安全な手順を詳しく解説していきますので、TPM2.0非対応やCPUが古いという理由で諦めていた方も安心してください。

さらに、アップグレード後に低スペックPCでも快適に使える高速化設定まで紹介しますから、今すぐ実践すれば2027年までサポートを延長でき、セキュリティの心配からも解放されます。

この記事で分かること

  • 要件を満たさないPCをWindows 11 25H2にアップグレードする2つの方法
  • ISOファイルのダウンロードから完了までの具体的な手順
  • インストール時にデータを消さないための重要な注意点
  • 低スペックPCでも快適に動作させる高速化設定
  • 23H2/24H2ユーザーが今すぐアップデートすべき理由

なぜ今、Windows 11へのアップグレードが必要なのか?

「まだWindows 10で大丈夫でしょ?」と思っているあなた、実は時間がないかもしれません。

ここでは、Windows 11の大型アップデートの仕組みと、なぜ今すぐ対応が必要なのかを分かりやすく解説します。特に23H2をお使いの方は、サポート期限がもうすぐ切れてしまうんです。2年間のサポートルールを知れば、今アップグレードすべき理由がハッキリ分かりますよ。

Windows 11の大型アップデートとは?通常アップデートとの違い

Windowsのアップデートには通常アップデートと大型アップデートの2種類が存在します。

毎月第2火曜日に自動配布される通常アップデートは、セキュリティや不具合の調整がメイン。一方、大型アップデートは毎年秋頃に配布され、新機能の追加や仕様変更など大掛かりな内容となっています。

2023年は23H2、2024年は24H2、そして2025年は25H2が配布されました。重要なのは、それぞれに2年間のサポート有効期限が設けられている点です。

サポート期限が迫っている!23H2ユーザーは要注意

23H2をお使いの方は今すぐ確認が必要です。大型アップデートの有効期限は発行から2年間のため、23H2はもうほとんど時間が残されていません。

本来なら有効期限が近づくと自動でアップデートされるはずですが、要件を満たしていないPCでは自動更新がかからないんです。つまり、裏技でアップグレードした方は手動で更新しないとサポートが切れてしまいます。セキュリティリスクを避けるため、今すぐ25H2への更新を強くおすすめします。

24H2から25H2へ:今アップデートすべき理由

24H2ユーザーは「まだ1年あるから大丈夫」と思うかもしれませんが、今アップデートすることで2年先までサポート期限が伸びます

つまり、24H2のまま放置すると2026年には再度アップデート作業が必要になりますが、今25H2にしておけば2027年まで安心なんです。同じ作業を2回するより、今のうちに一度やっておく方が効率的ですよね。

さらに、25H2では新機能も追加されているため、早めに移行するメリットは大きいです。

古いPCでもWindows 11が使える時代に

「要件を満たさないから諦めるしかない」という時代は終わりました。CPUが古い、TPM2.0がない、セキュアブートに非対応など、従来なら買い替え必須だったPCでも、裏技を使えばWindows 11が使えるんです。

特にサーバーとして認識させる方法やレジストリー変更の方法は、比較的安全で成功率も高い手法。マイクロソフトも完全には封じていない現状を考えると、まだまだ古いPCを延命できる可能性は十分あります。

Windows 10の延長サポートという選択肢もある

「裏技を使うのはリスクが高い」と感じる方には、Windows 10のサポートを1年間無料で延長する方法も存在します。

マイクロソフトが公式に提供している延長サポートプログラムを利用すれば、2026年まで安全にWindows 10を使い続けることが可能です。ただし、これは一時的な延命策に過ぎません。

最終的にはWindows 11への移行か、PC買い替えの判断が必要になります。今の段階で自分に合った選択肢を検討しておきましょう。

アップグレード前に知っておくべき重要な注意事項

「裏技を使って本当に大丈夫なの?」という不安、めちゃくちゃ分かります。

このセクションでは、非公式の方法を使うリスクと、それでもチャレンジする価値があるのかを正直にお伝えします。

マイクロソフトのサポートが受けられなくなる可能性や、将来的に裏技が封じられるかもしれない話まで包み隠さず説明。自己責任での実施になるからこそ、覚悟を決める前にしっかり理解しておきましょう。

マイクロソフト非公式の方法を使うリスクとは

今回紹介する裏技はマイクロソフト非公式の方法です。

つまり「Windows 11を使いたかったらこの条件を満たしたパソコンを買い換えてね」とマイクロソフトが設定している要件を、騙すことでアップグレードさせる方法なんですね。

公式ルールを無視する形になるため、今後マイクロソフトからのサポートを受けられなくなる可能性があることは理解しておきましょう。マイクロソフトの対応次第では、トラブルが起きても助けてもらえないかもしれません。

サポートが受けられなくなる可能性について

要件を満たさないPCで無理やりWindows 11を動かすわけですから、何か問題が起きてもマイクロソフトは責任を取ってくれません。公式サポートに問い合わせても「要件を満たしていないので対応できません」と断られる可能性が高いんです。

また、セキュリティ更新プログラムが正常に配信されない可能性もゼロではありません。ただし現状では、裏技を使った多くのユーザーが問題なく使えているのも事実。自己責任で判断する覚悟が必要です。

将来的に裏技が封じられる可能性は?

「次の大型アップデートで使えなくなるんじゃ?」という不安、よく分かります。確かにマイクロソフトが本気で対策すれば、この裏技は封じられる可能性はあります。

ただし個人的な予想としては、こういった裏技を潰してしまうと、ユーザーがMacやLinuxに流れてシェアを失うことになるため、マイクロソフトもあえて黙認している可能性が高いんです。

実際、レジストリー変更の方法は以前公式サイトで紹介されていましたからね。とはいえ未来のことは誰にも分かりません。

自己責任での実施が必須:覚悟を決める前に

ここまで読んで「やっぱり怖いな」と思った方は、無理にアップグレードする必要はありません。Windows 10のサポートを1年間無料で延長する方法もありますし、それを利用して様子を見るのも賢い選択です。

一方で「リスクは理解した、それでもやりてみたい」という方は、必ずデータのバックアップを取ってから実施してください。最悪の場合、パソコンが動かなくなる可能性もゼロではありません。覚悟を決めてから次に進みましょう。

あなたのPCは本当にアップグレードが必要?判断基準

そもそも「本当に今アップグレードが必要なのか」を冷静に考えてみましょう。23H2をお使いの方はサポート期限がほとんど残っていないため、早急な対応が必要です。

一方、24H2をお使いの方は、まだ1年ほどサポートが残っています。ただし今アップグレードすれば2年先までサポート期限が伸びるメリットがあります。

Windows 10をお使いの方は、パソコンの動作速度や使用頻度を考慮して判断してください。毎日使う仕事用PCなら早めの対応がおすすめです。

アップグレードできるか確認しよう

いきなり作業を始める前に、まずは自分のPCの状態をチェックしておきましょう。

ここでは、現在使っているOSのバージョン確認方法から、Windows 11の要件であるTPM2.0やセキュアブートって何なのかまで丁寧に解説します。

「CPUが古い」と怒られた経験がある方も安心してください。23H2、24H2、25H2のどれを使っているかで対応の緊急度が変わるので、まずは現状把握から始めましょう。

現在のOSバージョンの確認方法(Windowsキー+R活用術)

まずは自分のPCが今どのバージョンなのかチェックしましょう。

Windowsキー+Rを同時押しするか、Windowsマークを右クリックして「ファイル名を指定して実行」を選択してください。

表示された画面に「winver」と入力してEnterを押すだけで、現在のOSバージョンが一目で分かります。

winver

Windows 11で「23H2」と表示されている方は、サポート期限が残りわずかなので要注意。この確認作業は30秒もあれば完了するので、まずは現状把握から始めましょう。

Windows 11の要件って何?TPM2.0やセキュアブートを解説

Windows 11への最大の壁がTPM2.0とセキュアブートという2つのセキュリティ機能です。TPM2.0はパソコン内部の暗号化チップで、データを守るための重要な部品。セキュアブートは起動時にウイルスが入り込まないようにする仕組みです。

これらは持ち運ぶモバイルPCのセキュリティを強化する目的で設定された要件なんですね。古いパソコンにはこの機能が搭載されていないため、通常はアップグレードできません。

でもサーバーとして使う場合は持ち運ばないので、この要件が撤廃される仕組みを利用するわけです。

CPUが古いと怒られた場合の対処法

「このPCのプロセッサはサポートされていません」というメッセージが出たら、CPUが要件を満たしていない証拠です。

Windows 11は第8世代以降のIntel CPUか、第2世代以降のAMD Ryzenを要求しています。

でも諦める必要はありません。今回紹介するサーバー認識方法かレジストリー変更を使えば、第1世代のCore iシリーズや古いCeleronでもアップグレード可能です。

実際に動画で紹介されているPCもCPUが古くて弾かれていますが、裏技で見事に突破していますよ。

23H2・24H2・25H2:あなたのバージョンはどれ?

バージョン名の見方は簡単です。数字が発行年、H2が秋のアップデートを意味します。つまり23H2は2023年秋、24H2は2024年秋、25H2は2025年秋に配布されたバージョンということ。

23H2をお使いの方は緊急対応が必要で、サポート期限がほとんど残っていません。24H2の方もあと1年ほどですが、今25H2にアップグレードすれば2027年まで安心して使えます。winverコマンドで確認した数字を見て、自分がどの位置にいるか把握しておきましょう。

サポート期限の計算方法(2年間ルール)

Windows 11の大型アップデートには発行から2年間のサポート有効期限が設けられています。この期限を過ぎるとセキュリティ更新が受けられなくなり、ウイルス感染のリスクが急上昇するんです。

計算は簡単で、23H2なら2023年秋+2年=2025年秋まで。つまり今まさに期限切れ寸前というわけです。

24H2は2026年秋まで、25H2は2027年秋までサポートされます。本来は期限が近づくと自動アップデートされるはずですが、要件を満たさないPCでは手動対応が必須です。

準備編:ISOファイルのダウンロード手順

どの方法を選ぶにしても、まずはISOファイルのダウンロードが必須です。

このセクションでは、マイクロソフト公式サイトから安全にダウンロードする手順を画像付きで説明します。

7.1GBもある大容量ファイルなので、ネット環境によっては時間がかかるかも。

ダウンロードフォルダの場所や、所要時間の目安も教えるので、時間があるときにじっくり準備してくださいね。

Windows 11 ISOファイルとは何か

ISOファイルとは、Windows 11のインストールに必要な全てのデータが詰まった大きな箱のようなものです。

DVDやCDの中身をそのままファイル化したイメージで、これ一つでWindows 11の完全なインストールが可能になります。

通常のアップデートと違い、要件チェックを回避する裏技を使う場合は必ずISOファイルが必要になるんです。マイクロソフト公式サイトから無料でダウンロードできるので、安心して入手できますよ。

マイクロソフト公式サイトからのダウンロード方法

まずブラウザで「Windows 11 ダウンロード」と検索すると、一番上にマイクロソフトの公式ページが出てきます。

ページを一番下までスクロールすると「×64デバイス用Windows 11ディスクイメージ(ISO)をダウンロードする」という項目が見つかります。

ドロップダウンメニューから「Windows 11 ×64」を選択し、次に言語で「日本語」を選んでください。最後に「64ビットダウンロード」ボタンを押せばダウンロード開始です。

7.1GBの大容量ファイル:ダウンロード時間の目安

このISOファイルは全部で7.1GBもある超大容量なので、ダウンロードには時間がかかります。

光回線なら10~20分程度、標準的なWi-Fiなら30分~1時間、モバイル回線だと数時間かかることも。

ダウンロード中はブラウザを閉じないように注意してください。また、データ通信量の制限がある方は、Wi-Fi環境でのダウンロードを強くおすすめします。時間に余裕があるときに実行しましょう。

回線速度によってダウンロード時間は大きく変わります。光回線(100Mbps以上)なら約15分、標準的なWi-Fi(30~50Mbps)なら30~40分、ADSLやモバイル回線(10Mbps以下)だと1~2時間以上かかることも。

自分の回線速度が分からない場合は、「スピードテスト」で検索してチェックしてみてください。ダウンロード中に他の重い作業をすると更に時間がかかるので、この作業だけに集中するのがコツです。

ダウンロードフォルダの確認方法

ダウンロードが完了したファイルは、エクスプローラーの「ダウンロード」フォルダに自動で保存されています。エクスプローラーを開いて左側のメニューから「ダウンロード」をクリックすれば、すぐに見つかります。

ファイル名は「Win11_Japanese_x64.iso」のような名前になっているはずです。このファイルを削除したり移動したりせず、そのままの場所に置いておくのがおすすめ。次のステップで使いますよ。

【方法①】サーバーとして認識させる裏技(初心者向け)

3つある方法の中で、これが一番簡単でおすすめです!

ここでは、PCをサーバーとして認識させることで要件チェックをスルーする方法を、コマンドプロンプトの使い方から丁寧に解説します。「Windowsサーバー」って表示されても慌てなくて大丈夫。

なぜTPM2.0やセキュアブートの要件が撤廃されるのか、その仕組みも分かりやすく説明しますよ。データを消さないための確認ポイントも必見です。

なぜこの方法が一番簡単なのか

この方法はコマンドを1回入力するだけで要件チェックを突破できる、最もシンプルな裏技です。レジストリーのように複雑な階層を移動する必要もなく、外部ソフトのダウンロードも不要。

マウント→コマンドプロンプト起動→魔法の言葉を入力、たったこれだけの3ステップで完了します。

PCをサーバーとして申請することで、TPM2.0やセキュアブート、CPUなど全ての要件が一気に撤廃される仕組みだから確実。初めて裏技を使う方には断然おすすめの方法ですね。

ISOファイルのマウント方法を図解

ダウンロードしたISOファイルを右クリックして「マウント」を選択するだけ。これは仮想的なCDやDVDドライブを作って、そこにISOファイルを読み込む作業です。

もし右クリックメニューに「マウント」が表示されない場合は、「プログラムから開く」→「エクスプローラー」を選択すればOK。マウントが成功すると、FドライブやDドライブなど新しいドライブが出現します。このアルファベットを必ず覚えておいてください。次のステップで使います。

コマンドプロンプトの起動テクニック

マウントしたドライブを開いたら、アドレスバーを直接クリックしてください。そこに「CMD」と入力してEnterキーを押すだけ。

これだけでコマンドプロンプトが起動し、しかも自動的にそのドライブの位置で開いてくれるんです。

わざわざcdコマンドで移動する必要がない、超便利な小技。黒い画面が開いたら、先頭のアルファベットが先ほど覚えたドライブ文字と同じか確認しましょう。一致していればバッチリです。

魔法のコマンドを入力する手順

概要欄に記載されている特殊なコマンドをコピーして、コマンドプロンプトに貼り付けます。手入力すると間違える可能性があるので、必ずコピペで。

貼り付けたらEnterキーを押すと、数秒でインストーラーが自動的に起動します。このコマンドには「このPCはサーバーとして使うから要件チェックをスキップしてね」という指示が含まれているんです。黒い画面が消えて、見慣れたWindowsのインストール画面が表示されたら成功です。

Windowsサーバーと表示されても慌てない!その理由

インストーラーに「Windowsサーバー」と表示されても、実際にインストールされるのは普通のWindows 11なので安心してください。

これは単に「サーバー用途で使います」と申請しているだけ。サーバーとして使う場合は持ち運びをしないため、セキュリティ要件が緩和される仕組みを利用した裏技なんです。

TPM2.0もセキュアブートもCPUの世代も、全て無視してインストールできます。表示に騙されず、そのまま進めれば問題ありません。

サーバー申請でTPM2.0やセキュアブート要件が撤廃される仕組み

サーバー用途のPCは固定設置が前提なので、盗難や物理的攻撃のリスクが低いとマイクロソフトが判断しています。だからTPM2.0やセキュアブートといったセキュリティ要件が不要になるんです。

さらにサーバーは長期運用が基本なので、CPUの世代制限も撤廃されます。この仕組みを逆手に取ったのが今回の裏技。

本来は業務用サーバーのための措置ですが、個人PCでも同じ条件でインストールできてしまうわけですね。

インストール時の注意点:データを消さないための確認事項

インストール画面で最も重要なのは「個人用ファイルとアプリを引き継ぐ」が選択されているか確認すること。間違って下の選択肢を選ぶと全データが削除されます。

必ず一番上の項目にチェックが入っているか、インストールボタンを押す前に2回は確認してください。ファイル設定アプリを保持するという表示が出ていればOK。

この確認を怠ると取り返しがつかないので、慎重すぎるくらいがちょうどいいです。インストールには10~20分かかるので、時間に余裕を持って作業しましょう。

【方法②】レジストリー変更による方法(成功率最高)

少し前まで、マイクロソフトが公式サイトで紹介していた方法がこれなんです。

このセクションでは、レジストリーエディターの使い方と、安全にデータを追加する手順を解説します。「レジストリーって怖い」と思うかもしれませんが、今回は既存データを触らないので安心。

HKEY_LOCAL_MACHINEからの移動手順や、AllowUpgradesWithUnsupportedTPMOrCPUの設定方法を分かりやすく説明しますね。一度設定すれば永遠に引き継がれる便利さも魅力です。

マイクロソフトが容認していた公式に近い方法

この方法、実は少し前までマイクロソフトが公式サイトでやり方を紹介していたんです。つまり、他の裏技と違ってマイクロソフトが容認していた方法ということ。

サーバー認識方法がマイクロソフトを騙す行為なのに対し、レジストリー変更は「要件チェックを省略してください」と正式にお願いする形なんですね。だから成功率が最も高く、将来的にも使い続けられる可能性が高いんです。

ただし、レジストリーの操作には慎重さが必要なので、手順をしっかり確認しながら進めましょう。

レジストリーエディターとは?初心者向け解説

レジストリーエディターはWindowsの設定情報が保存されている場所で、いわばパソコンの設計図みたいなものです。Windowsキー+Rを押して「regedit」と入力すれば起動できます。

regedit

普通は触る必要がない場所なので「怖い」と感じるかもしれませんが、今回は既存のデータは一切触らず、新しいデータを追加するだけなので安心してください。

間違って既存データを削除したり変更するとパソコンが動かなくなる可能性がありますが、追加だけなら失敗しても問題ありません。

安全な変更方法:既存データは触らない

レジストリー変更で一番大切なのは、絶対に既存のデータを削除したり変更したりしないことです。今回の作業は「新規キーの作成」と「新規DWORD値の追加」だけ。

具体的には、MoSetupフォルダの中にAllowUpgradesWithUnsupportedTPMOrCPUという新しい項目を作って、その値を1に設定するだけなんです。

AllowUpgradesWithUnsupportedTPMOrCPU

既にあるデータには指一本触れません。もし操作中に不安になったら、何も変更せずに閉じてしまえばOK。追加作業だけなら、失敗してもパソコンに影響はゼロです。

HKEY_LOCAL_MACHINE→SYSTEM→SETUP→MoSetupの移動手順

レジストリーエディターを開いたら、左側のツリー構造からHKEY_LOCAL_MACHINEをクリックして展開します。次にSYSTEMSetupと順番に開いていきましょう。

MoSetupというフォルダが見つかったらクリック。もし見つからない場合は、Setupを右クリックして「新規」→「キー」を選び、MoSetupと入力すれば作成できます。

この階層構造を理解すれば、パソコンの設定がどこに保存されているかイメージできるはず。焦らず一つずつ確認しながら進めてくださいね。

新規キーとDWORD32bitの作成方法

MoSetupフォルダに入ったら、右側の空白部分を右クリックして「新規」→「DWORD(32ビット)値」を選択します。すると「新しい値#1」という項目が出現。

この名前をAllowUpgradesWithUnsupportedTPMOrCPUに変更してください。名前は概要欄からコピペするのが確実です。

AllowUpgradesWithUnsupportedTPMOrCPU

一文字でも間違えると機能しないので要注意。DWORD値は数値データを保存する形式で、今回は「要件チェックをスキップする」という指示を数値で伝えるんです。

AllowUpgradesWithUnsupportedTPMOrCPUの設定

作成したAllowUpgradesWithUnsupportedTPMOrCPUをダブルクリックすると、編集画面が開きます。値のデータを「0」から「1」に変更してOKを押せば完了です。

この「1」という数値は「TPMやCPUの要件チェックを実行しないでください」という命令を意味しています。

マイクロソフトに対して正式に「要件確認を省略してね」とお願いしているわけです。設定後は特に再起動の必要もなく、すぐにインストーラーを起動できますよ。

値を0から1に変更する意味

この設定、何をやっているかというとアップグレード時の要件チェック機能をオフにしているんです。「0」は機能オフ、「1」は機能オンを意味するのが一般的ですが、今回は逆。

具体的には、TPM2.0の有無やCPUの世代チェックをスキップするよう指示を出しています。

マイクロソフトが公式に用意した設定項目なので、サーバー認識方法のように騙すのではなく、「この項目がオンなら要件チェックしないでね」という正当な手続きなんですね。

TPM要件を回避できない場合の対処法

最近、この方法でもTPM要件を回避できなかったという報告が一部あります。動画作成者は成功しましたが、環境によって差があるようです。

もし失敗した場合は、サーバー認識方法(方法①)を試してみてください。レジストリー設定はそのまま残しておいて問題ありません。

また、Setupフォルダの中にLabConfigという別のキーを作成し、そこに「BypassTPMCheck」と「BypassSecureBootCheck」のDWORD値(値1)を追加する方法もあります。

BypassTPMCheck
BypassSecureBootCheck

複数の対処法を組み合わせることで成功率が上がりますよ。

一度設定すれば永遠に引き継がれる利点

この方法の最大のメリットは、レジストリー設定が今後もずっと有効という点です。

一度設定してしまえば、次の26H2や27H2など、将来の大型アップデートでも自動的に要件チェックがスキップされます。

サーバー認識方法は毎回コマンドを実行する必要がありますが、レジストリー変更は完全に一度きりの作業

しかも、Windowsの自動アップデート機能も正常に動作するので、手動でアップデートする手間もありません。長期的に古いPCを使い続けたい方には、間違いなくこの方法がベストですよ。

【方法③】Rufusを使った方法をおすすめしない理由

「Rufusっていうアプリが簡単って聞いたけど?」という声もありますよね。

ここでは、なぜ外部ソフトの使用をおすすめしないのか、そのリスクを正直に説明します。悪意あるソフトの危険性や、上で紹介した2つの方法との安全性の違いが分かれば、納得してもらえるはず。

どうしてもRufusを使いたい場合の注意点も添えておくので、判断材料にしてください。

外部ソフトを使うリスクとは

Rufusは確かに便利なアプリですが、OSを書き換えるような重要な作業に外部ソフトを使うのは大きなリスクがあります。もしそのソフトに悪意が仕込まれていたら、気づかないうちに変なものを入れられてしまう可能性があるんです。

Windows 11のような基幹システムを扱う場合、信頼できる公式の方法や、マイクロソフトが容認していた手法を使うべきです。便利さだけで選ぶと、後で取り返しのつかないことになるかもしれません。

悪意あるソフトの危険性

外部ソフトの最大の問題は、開発者の意図が完全には見えないということです。表面上は親切なツールに見えても、バックグラウンドでマルウェアをインストールしたり、個人情報を抜き取ったりする機能が隠されている可能性があります。

特にOSレベルの変更を行うソフトは、システムの深い部分にアクセスできる権限を持っています。一度インストールしてしまうと、ウイルス対策ソフトでも検出できない場合があるんです。信頼できるソースからのダウンロードでも、100%安全とは言い切れないのが現実です。

上の2つの方法との安全性比較

サーバー認識方法とレジストリー変更は、どちらもマイクロソフトの公式ツールやWindowsの標準機能だけを使うため、外部からの脅威が入り込む余地がありません。

特にレジストリー変更は、少し前までマイクロソフトが公式サイトで紹介していた方法なので安全性は折り紙付きです。

一方でRufusは第三者が開発したツールなので、同じレベルの信頼性は保証されません。安全性を最優先するなら、公式に近い方法を選ぶのが賢明です。

どうしても使いたい場合の注意点

それでもRufusを使いたい場合は、必ず公式サイトからダウンロードしてください。ミラーサイトや怪しいダウンロードサイトは絶対に避けましょう。ダウンロード後はウイルススキャンを必ず実行することも忘れずに。

また、使用前には必ず重要なデータのバックアップを取ること。万が一問題が起きても復旧できるように準備しておくべきです。それでも自己責任であることに変わりはないので、本当に必要かもう一度考えてみてください。

インストール実行編:手順を間違えないために

準備が整ったら、いよいよインストール開始です!

このセクションでは、セットアップ画面で出てくる選択肢を一つずつ解説します。特に重要なのが「個人ファイルとアプリを引き継ぐ」の選択。

ここを間違えるとデータが全部消えちゃうので超注意です。PCチェックの突破やライセンス情報の画面が出たら成功のサイン。10~20分かかるインストール時間の間、何をしていればいいかもお伝えしますね。

セットアップの品質向上プログラムは協力不要

インストーラーが起動すると、最初に「インストールの品質向上にご協力ください」という画面が表示されます。これは協力しなくてOKです。

この設定は、Windows 11の使用状況データをマイクロソフトに送信するかどうかの選択。協力してもアップグレードの成否には一切影響しません。

むしろ古いPCの場合、データ送信がパフォーマンスに影響する可能性もあるので、チェックを外して次へ進みましょう。迷わず「協力しない」を選んで大丈夫です。

更新プログラムのダウンロード:今は不要な理由

次に表示されるのが「セットアップの更新プログラムをダウンロードしますか?」という画面です。ここは「今は実行しない」を選択してください。

理由は簡単で、今ダウンロードすると時間が余計にかかるだけ。アップグレード後に自動で最新の更新プログラムが配信されるので、ここで無理にダウンロードする必要はないんです。特にネット環境が遅い場合、この選択でかなり時間短縮できますよ。

PCチェックの突破:成功の瞬間

更新プログラムの画面を進めると、PCの要件チェックが自動で始まります。この画面で「適用される通知とライセンス情報」が表示されたら、要件突破成功です!

本来ならここで「このPCはWindows 11の要件を満たしていません」と弾かれるはずなんです。でもサーバー認識やレジストリー変更の裏技を使えば、TPM2.0やCPU要件を無視してスルーできます。この画面が出た瞬間が、一番ホッとする瞬間ですね。

ライセンス情報の同意画面が出たら成功のサイン

「適用される通知とライセンス情報」の画面は、要件チェックを無事に通過した証拠です。ここまで来たらもう安心してOK。

画面には長い利用規約が表示されますが、正直なところ全部読む人はほとんどいません。でも一応、非公式の方法を使っていること、サポートが受けられない可能性があることは理解した上で、「同意する」をクリックしましょう。ここから先はインストール作業に入ります。

最重要ポイント!データを消さないための選択肢

ライセンスに同意すると、「インストールする準備ができました」という画面が表示されます。ここが本当に大事なポイントです!

画面には3つの選択肢が並んでいますが、必ず一番上の「Windowsのインストール中に引き継ぐものを変更」を選択してください。間違って下の2つ(「何も引き継がない」や「個人ファイルのみ」)を選ぶと、アプリやデータが全部消えてしまいます。慎重に確認しましょう。

「個人ファイルとアプリを引き継ぐ」の確認必須

前の画面で一番上を選択すると、「個人用ファイルとアプリを引き継ぐ」という項目にチェックが入っている画面が表示されます。

この設定が最も安全で、今使っているアプリもデータも全部そのまま残ります。チェックが入っているのを必ず目視で確認してから「次へ」を押してください。

もし不安なら、この画面をスマホで写真に撮っておくのもおすすめ。確認したら「インストール」ボタンをクリックしましょう。

インストール時間の目安:10~20分

「インストール」ボタンを押すと、いよいよWindows 11へのアップグレードが始まります。所要時間はPCの性能によって10分から20分程度です。

インストール中は何度か再起動が自動で行われますが、触らずに放置しておけばOK。進行状況がパーセンテージで表示されるので、じっくり待ちましょう。

古いPCほど時間がかかる傾向があるので、お茶でも飲みながらリラックスして待つのがいいですね。時間に余裕があるときに実行してください。

レジストリー変更方法特有の警告画面への対処

レジストリー変更方法を使った場合のみ、「このPCはWindows 11を実行するための最低条件を満たしていません」という警告画面が表示されます。

この警告には「サポートされなくなり、更新プログラムを受け取る権利が失われます」と書かれていて、ちょっと怖いですよね。

でもこれは想定内の表示なので慌てる必要はありません。学習内容で説明した注意事項を理解した上で、「承諾」を選択すれば次に進めます。自己責任での実施であることを再確認しましょう。

インストール後の確認とトラブルシューティング

無事にWindows 11が起動したら、ちゃんと25H2になっているか確認しましょう。

ここでは、バージョンの確認方法から、もし失敗したときの対処法まで網羅的に解説します。データが消えてしまった場合や、TPM要件で弾かれてしまった場合など、トラブル別の対応策を用意しました。

問題なくインストールできた方も、念のためチェックリストを見ておくと安心ですよ。

Windows 11が正常に起動したか確認する

インストールが完了したら、まずはWindowsキー+Rを同時に押して「winver」と入力しEnterを押してください。これでOSの情報画面が開きます。

ここに「Windows 11」と表示されていれば、アップグレードは成功です。画面のデザインが変わっていても、念のため必ずこの方法で確認しましょう。

起動時に問題なくログインできて、デスクトップが表示されていれば基本的には正常な状態と判断できます。

バージョンが25H2になっているか確認方法

先ほどの「winver」画面で、バージョン情報の欄に「25H2」と記載されているかをチェックしてください。これが最新版の証です。

もし24H2や23H2のままだった場合は、インストールが途中で止まっている可能性があります。その場合はWindows Updateを手動で実行してみましょう。

設定→Windows Update→更新プログラムのチェックの順に進めば、残りのアップデートが始まるはずです。

もしインストールに失敗したら?

インストール中にエラーが出た場合、まずはエラーコードをメモしておきましょう。多くの場合、ディスク容量不足かドライバーの互換性が原因です。

空き容量が20GB以上あるか確認して、不要なファイルを削除してから再挑戦してください。

それでも解決しない場合は、もう一つの方法(サーバー認識orレジストリー変更)を試すのが有効です。ISOファイルの再ダウンロードで解決するケースもありますよ。

データが消えてしまった場合の対処

「個人ファイルとアプリを引き継ぐ」以外を選んでしまった場合、残念ながらデータは消えてしまいます。これが裏技の最大のリスクです。

データ復旧ソフトを使えば一部回復できる可能性もありますが、完全に戻すのは難しいでしょう。だからこそインストール前の必ずバックアップが重要なんです。

今後は外付けHDDやクラウドストレージに定期的にバックアップを取る習慣をつけましょう。教訓として次に活かしてください。

TPM要件で弾かれた場合の別の方法

レジストリー変更方法でTPM要件を突破できなかった場合は、サーバー認識方法に切り替えましょう。こちらの方が確実にTPM2.0の要件をスキップできます。

逆にサーバー認識方法で失敗した場合は、レジストリー変更を試してください。両方の方法を組み合わせる必要はありません。どちらか一つで成功すれば十分です。それでもダメなら、BIOSでTPMを有効化できないか確認する価値もあります。

低スペックPCでも快適に!Windows 11高速化設定

せっかくアップグレードしたのに、動作が重くて使いづらかったら意味ないですよね。

このセクションでは、マイクロソフト公式が認めるパフォーマンス低下の原因と、その解決策を紹介します。透明効果やアニメーション効果って実は必要ないんです。

視覚効果のカスタム設定で残すべき3つの項目や、スタートアップアプリの見直し方を知れば、古いPCでも驚くほど快適に使えるようになりますよ。設定変更だけで劇的に変わります!

マイクロソフト公式が認めるパフォーマンス低下の原因

マイクロソフトは公式サイトで、Windows 11のパフォーマンスが低下する原因を明確に公開しています。その中でも特に注目すべきが「Windowsの外観とパフォーマンスを調整する」という項目です。

Windows 11は従来より画面が美しくなった分、その綺麗さを維持するためにPCのパフォーマンスを大量に消費しているんですね。

高性能なPCなら問題ありませんが、古いPCや要件ギリギリのスペックでは、この視覚効果が動作を重くする最大の原因になっています。つまり、見た目を少し犠牲にすれば劇的に快適になるということです。

視覚効果がPCを重くする理由

Windows 11が美しい画面を表示するには、膨大な計算処理が必要です。アニメーション効果、透明効果、グラデーション表示など、一つ一つの視覚効果にマシンパワーが使われているんですね。

例えばウィンドウを最小化するときの「ふわーっ」という動き、これだけでもCPUとメモリを消費します。低スペックPCでは、こうした視覚効果が積み重なって動作が遅くなるわけです。

視覚効果を最小限に抑えることで、処理能力を本当に必要な作業に回せるようになります。結論として、見た目より実用性を優先する設定が古いPCには最適なんです。

透明効果をオフにしてパフォーマンス向上

Windows 11は画面全体に微妙なグラデーションがかかっていて、この透明効果だけでかなりのパフォーマンスを消費しています。設定方法は簡単で、Windowsマークから設定→アクセシビリティ→視覚効果と進んで、透明効果をオフにするだけです。

オフにすると画面が単色表示になりますが、使用感はほとんど変わりません。むしろ動作が軽くなって快適に感じるはずです。たったこれだけの設定変更で体感できるほど速度が向上するので、低スペックPCユーザーには必須の設定と言えます。見た目の美しさより快適な動作を選びましょう。

アニメーション効果は本当に必要?

ウィンドウの開閉時に「ふわーっ」と表示されるアニメーション効果、実は不要な装飾なんです。この効果をオフにすると、ウィンドウが「パツーン」と瞬時に開閉するようになります。

最初は少し違和感があるかもしれませんが、処理速度が上がって動作がキビキビするメリットの方が圧倒的に大きいです。設定は透明効果と同じ場所、アクセシビリティ→視覚効果からアニメーション効果をオフにするだけ。特に古いPCでは、この設定変更による恩恵が顕著に現れます。見た目のカッコよさより、サクサク動く快適さを手に入れましょう。

パフォーマンスオプションのカスタム設定

より細かく視覚効果を調整したいなら、パフォーマンスオプションが便利です。検索バーに「パフォーマンス」と入力すると「Windowsのデザインとパフォーマンスの調整」が出てきます。

ここには多数の視覚効果項目がリストアップされていて、一つ一つにマシンパワーが使われていることが分かります。

「デザインを優先する」を選ぶとすべてオン、「パフォーマンスを優先する」を選ぶとすべてオフになりますが、おすすめは「カスタム」で必要最低限の項目だけを選択することです。これで見た目と速度のバランスを自分好みに調整できますよ。

残すべき3つの視覚効果とは

カスタム設定で残しておくべき視覚効果は3つだけです。まず「アイコンの代わりに縮小版を表示する」、これがないと画像ファイルの中身が分からなくなります。

次に「スクリーンフォントの縁を滑らかにする」、これで文字が読みやすくなります。最後に「ドラッグ中にウィンドウの内容を表示する」、ウィンドウ移動時に中身が見えないと不便ですよね。

この3つさえあれば、ほとんど変化を感じることなく快適に使えるんです。それ以外の項目はすべてオフにしても問題ありません。設定後は「適用」→「OK」で完了です。

スタートアップアプリの見直し方

パソコンを起動しただけで勝手に立ち上がるアプリがスタートアップアプリです。設定→アプリ→スタートアップと進むと、現在オンになっているアプリ一覧が表示されます。

使っていないアプリがバックグラウンドで動き続けると、メモリとCPUを無駄に消費してしまいます。例えばEdgeやOneDriveなど、普段使わないものはオフにしましょう。

ただし、分からないものは念のためオンのままにしておくのが安全です。必要なアプリだけを起動させることで、起動時間も短縮され、動作も軽快になりますよ。

バックグラウンドで動くアプリを停止する

スタートアップに登録されているアプリは、見えないところで常に動作してパフォーマンスを食い潰しているんです。特に使っていないのに起動しているアプリを見つけたら、迷わずオフにしましょう。

メーカー独自のユーティリティソフトや、インストール時に勝手に登録されたアプリなど、本当は不要なものが意外と多いはずです。

ただし、セキュリティ関連やシステム関連のアプリは慎重に判断してください。自分が意図的に起動したいアプリだけを残すことで、限られたリソースを有効活用できます。定期的に見直す習慣をつけると良いですね。

Windowsセキュリティだけは必須ONの理由

スタートアップアプリを整理する際、絶対にオフにしてはいけないのがWindowsセキュリティです。これはウイルスやマルウェアからPCを守る最後の砦なんですね。

古いPCで動作を軽くしたいからといって、セキュリティを犠牲にしてはいけません。Windowsセキュリティがオフだと、ネットに接続した瞬間に危険にさらされる可能性があります。

他のアプリはどんどんオフにしても構いませんが、セキュリティ関連だけは必ずオンのまま維持してください。安全に使えてこそ、快適なPC環境と言えますからね。

OneDrive同期の一時停止で速度改善

OneDriveの自動同期機能は、常にファイルをクラウドと同期するため、バックグラウンドで通信とCPU処理を行っているんです。マイクロソフト公式も、パフォーマンス低下の原因として挙げています。

もしOneDriveを積極的に使っていないなら、同期を一時停止するだけで体感できるほど速度が向上します。タスクバーのOneDriveアイコンを右クリックして、同期を一時停止を選択するだけです。

ただし、OneDriveで重要なファイルを管理している方は注意が必要。自分の使用状況に応じて判断してください。使わない機能は止める、これが高速化の基本です。

よくある質問と回答

ここまで読んで、まだ疑問や不安が残っている方も多いはず。

このセクションでは、Windows 10のサポート期限や、アップグレード後に元に戻せるのかなど、よくある質問にまとめて回答します。セキュリティアップデートは今後も受けられるのか、次の26H2でも同じ方法が使えるのかなど、将来のことも含めて解説。MacやLinuxへの乗り換えと比較した情報も参考になるはずです。

Windows 10のサポートはいつまで?

Windows 10の通常サポートは2025年10月14日までとなっています。ただし、個人ユーザー向けには1年間の延長サポートを無料で受けられる制度が用意されているんです。

この延長サポートを利用すれば2026年10月まで安全に使い続けられます。裏技を使ったアップグレードにリスクを感じる方は、まずこの延長サポートを申請して、その間にじっくり判断するのも賢い選択ですよ。ただし延長後はサポートが完全に終了するので、いずれは対応が必要になります。

要件を満たさないPCの定義とは

Windows 11の要件を満たさないPCとは、主にTPM 2.0非搭載、セキュアブート非対応、第8世代より古いCPUを搭載したパソコンのことです。

特にネックになるのがCPUの世代で、2017年以前に発売されたパソコンのほとんどが該当します。TPM 2.0はセキュリティチップのことで、本来はBIOS設定でオンにできる場合もありますが、古いPCには物理的に搭載されていません。今回紹介した裏技は、これら全ての要件チェックを回避できる方法なんです。

アップグレード後に元に戻せる?

アップグレード後10日以内であれば、設定から簡単に元のOSに戻すことができます。設定→システム→回復から「復元」を選択するだけです。

ただし10日を過ぎると、元に戻すためのファイルが自動削除されてしまいます。その場合はクリーンインストールが必要になり、データも消えてしまうので注意が必要です。心配な方は、アップグレード前に必ず外付けHDDやクラウドにバックアップを取っておきましょう。10日間は試用期間と考えて、動作を確認してから本格利用するのが安全ですよ。

セキュリティアップデートは今後も受けられる?

結論から言うと、通常のセキュリティアップデートは問題なく受けられます。実際にこの方法でアップグレードした多くのユーザーが、毎月第2火曜日の定期更新を正常に受信できています。

ただし注意点として、マイクロソフトは公式にサポートを保証していません。万が一、将来的にマイクロソフトが方針を変更した場合、サポートが打ち切られる可能性はゼロではありません。とはいえ、現状ではシェア維持のためにこういった非公式アップグレードを容認している状況なので、過度に心配する必要はないでしょう。

次の大型アップデート(26H2)も同じ方法で可能?

レジストリー変更方法なら、一度設定すれば今後の全ての大型アップデートに対応できます。設定が永続的に引き継がれるため、26H2が配信される2026年秋にも自動で適用されるんです。

一方、サーバー認識方法は毎回手動で実施する必要があります。ただしやり方は同じなので、一度経験していれば次回も簡単です。大型アップデートは毎年秋に配信されるので、その時期になったらこの記事を見返してもらえれば対応できますよ。ブックマークしておくと便利です。

MacやLinuxへの乗り換えと比較してどちら?

Windowsに慣れている方なら、裏技アップグレードの方が圧倒的に楽です。MacやLinuxは操作方法が全く異なるため、学習コストが高くなります。

特にWindowsでしか使えないソフトや周辺機器がある場合は、乗り換えは現実的ではありません

ただし、ブラウザとオフィスソフトしか使わない、新しいことを学ぶのが好きという方なら、LinuxのUbuntuなどは無料で使えるメリットがあります。

Macは本体価格がさらに高額になってきたので、古いPCの延命という観点では選択肢になりにくいでしょう。結論として、まずは裏技アップグレードを試してみるのがベストです。

まとめ:あなたに最適な方法を選択しよう

3つの方法を紹介してきましたが、結局どれを選べばいいのか迷いますよね。

ここでは、初心者向けのサーバー認識方法、安全性重視のレジストリー変更など、それぞれの特徴を比較表でまとめました。アップグレード後の定期的なメンテナンスの重要性や、2026年秋の次回大型アップデートへの備えも解説します。古いPCを延命させるか買い替えるか、判断基準も示すので、あなたに合った選択をしてくださいね。

3つの方法の比較表

ここまで紹介したサーバー認識方法レジストリー変更方法、そしてRufusの3つを比較すると、それぞれに特徴があります。

サーバー認識はコマンド一発で完了する手軽さが魅力で、レジストリー変更はマイクロソフトが容認していた安全性が最大のメリット。Rufusは外部ソフトのリスクがあるため推奨できません。成功率で選ぶならレジストリー変更簡単さで選ぶならサーバー認識という使い分けがおすすめです。自分のPCスキルと相談して選びましょう。

初心者はサーバー認識方法がおすすめ

パソコンの知識に自信がない方には、断然サーバー認識方法がおすすめです。

ISOファイルをマウントしてコマンドを一つ入力するだけという圧倒的なシンプルさが魅力。レジストリーを触る必要もないので、「設定を間違えたらどうしよう」という不安もありません。Windowsサーバーと表示されても、実際にインストールされるのは普通のWindows 11なので心配無用です。概要欄のコマンドをコピペするだけで、10分後には最新の25H2が使えるようになりますよ。

安全性重視ならレジストリー変更

「できるだけ安全な方法でアップグレードしたい」という慎重派の方には、レジストリー変更がベストです。

少し前までマイクロソフトが公式サイトで紹介していた方法なので、3つの中で最も信頼性が高いんです。レジストリーエディターと聞くと難しそうですが、既存データは一切触らず新規追加するだけなので失敗のリスクも低め。一度設定すれば今後の大型アップデートでも永遠に使えるという長期的なメリットも見逃せません。手順通りに進めれば、初心者でも問題なく完了できますよ。

アップグレード後の定期的なメンテナンスの重要性

アップグレードして終わりではなく、定期的なメンテナンスが快適さを保つ秘訣です。

特に低スペックなPCの場合、視覚効果やスタートアップアプリの見直しは3ヶ月に一度くらいのペースでチェックしましょう。気づかないうちに新しいアプリがスタートアップに追加されていることもあります。また、OneDriveの同期状況や不要なファイルの削除も忘れずに。毎月第2火曜日のセキュリティ更新は自動で入るので安心ですが、念のため更新履歴を確認する習慣をつけておくと良いですね。

次回の大型アップデート時期(2026年秋)の備え

今回25H2にアップグレードできたら、次は2026年秋の26H2に備えましょう

大型アップデートは毎年秋頃に配布されるため、今から約1年後が次のタイミングです。レジストリー変更方法を選んだ方は設定が引き継がれるので、ISOファイルをダウンロードしてセットアップを実行するだけで完了します。サーバー認識方法を使った方も、同じ手順で対応可能。25H2のサポート期限は2027年秋までなので、26H2が出たら早めに移行しておくと安心ですよ。

古いPCを延命させるか、買い替えるか:判断基準

「このPCいつまで使えるんだろう」と悩んでいる方も多いはず。

CPUが第4世代Core i以降で、メモリが8GB以上あれば、まだまだ延命する価値があります。逆にメモリ4GB以下やHDDのままだと、アップグレードしても快適さは期待できません。視覚効果の調整だけでは限界を感じたら、買い替えのタイミングかも。ただし、文書作成やネット閲覧程度の用途なら、今回の方法であと2~3年は十分使えるはずです。自分の使い方と相談して決めましょう。

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