ユーザー総人口に占める日本のツイッター利用者の割合は約47%で、米国の約2倍であるX(旧Twitter)アプリ。それの対抗馬としてMeta社がローンチしたのがスレッズ(Threads)アプリです。ちなみに、各SNSの国内ユーザー数ランキングは次のようになっています。
- LINE:9700万人
- Youtube:7700万人
- Note:6300万人
- X(Twitter):4500万人
- Instagram:3300万人
- Facebook:2600万人
- Tiktok:1700万人
- Linked-in:300万人(海外9億5000万人)
現代の主要SNSは下図のような構図となっており、その機能からMETA社のアプリは明確に、TiktokやX(旧Twitter)を狙っていると考えられます。
スレッズ(Threads)とは?
スレッズ(Threads)とは、Meta社が開発した新しいソーシャルメディアアプリであり、X(旧Twitter)の代替としてデザインされています。そのため、機能が類似しています。
このアプリでは、Instagramから簡単にアカウントや投稿を引き継ぐことができます。また、開発は1月から進められており、将来的にはインスタグラムと統合される予定です。
スレッズアプリはテキストベースのプラットフォームであり、ユーザーは自分の興味に合ったクリエイターをフォローしたり、同じ興味を持つ他のユーザーと直接つながったりすることができます。また、ユーザーはTwitterと同様にスレッド形式で投稿に返信することもできます。
2023年7月6日にアプリを提供開始されて以来のアクティブユーザーは伸び悩んでいる状況です。これは、スレッズ(Threads)の機能が未完成のまま、X(旧Twitter)が、サーバー移行で一時的にアクセス制限などを行なって炎上しているタイミングをみて急いでローンチした事も要因の一つと考えられます。(単純に機能性が低い+アプリに自信がなく見える行動のため)
スレッズ(Threads)の始め方
スレッズ(Threads)アプリは、iOS版とAndroid版の両方で利用できます。
iPhoneユーザーは、App Storeからスレッズアプリをダウンロードすることができます。
また、スレッズアプリはAndroid版も提供しており、Google Playストアからダウンロードすることができます。
ダウンロード・インストールが完了したら、画像のようにタップするだけで始める事ができます。
スレッズ(Threads)の主な機能
スレッズ(Threads)アプリは、以下の主な機能を備えています。
- マルチメディア投稿: スレッズでは、500文字までのテキスト投稿の他に、リンクや写真、5分までの動画を投稿することができます。これにより、より多様なコンテンツを共有することができます。また、投稿を「簡単に」インスタグラムと共有することも可能です。
- テキストベースの会話: スレッズはテキストベースのプラットフォームであり、ユーザー同士がテキストを通じてコミュニケーションを取ることができます。これにより、長文や詳細な情報の共有が容易になります。
- クリエイターや興味関心の共有: ユーザーは自分の興味関心に合ったクリエイターや他のユーザーをフォローすることができます。これにより、直接つながり、興味や情報を共有することができます。
- スレッドの作成: スレッズでは、フォロワーに対する返信時にスレッドを作成することができます。これにより、投稿と返信が整理され、見やすくなります。
スレッズ(Threads)とX(旧Twitter)の違い
スレッズ(Threads)とX(旧Twitter)の違いは、以下の通りです。
スレッズ(Threads)の特徴
- 出始めたばかりのため、フォローされていない人にまで投稿が届くアルゴリズム
- フォロー数は表示されるが、フォロー数は表示されない。
- いいね数を非表示にできる
- 分散型SNS: 投稿がジャンル分けができる。
- プライバシー保護: ユーザーが自分の投稿を限定的な人にしか見せないようにすることができる。
- ビジュアル重視: ユーザーが写真やビデオを投稿することができる。
- 女性比率が高い
- 最新情報はX(旧Twitter)よりも少し遅れてやってくる
X(旧Twitter)の特徴
- 2023年から実質有料化(有料の課金アカウントが圧倒的有利な仕組みになった)
- 集中型SNS: 投稿がタイムライン上に表示される。
- リアルタイム性: ツイートがリアルタイムで流れる。
- ハッシュタグ: ユーザーが投稿にハッシュタグをつけることができる。
- 男性比率が高い
ThreadsとX(旧Twitter)の違いをまとめると、以下の通りになります。
- サーバーの違い: ThreadsとX(旧Twitter)は、サーバーが異なる。
- 投稿のジャンル分け: Threadsは分散型SNSであり、投稿がジャンル分けができる。一方、X(旧Twitter)は集中型SNSであり、投稿がタイムライン上に表示される。
- プライバシー保護: Threadsは、ユーザーが自分の投稿を限定的な人にしか見せないようにすることができる。X(旧Twitter)には、同様の機能がない。
- ビジュアル重視: Threadsは、ユーザーが写真やビデオを投稿することができる。X(旧Twitter)には、同様の機能があるが、主にテキストベースの投稿が中心である。
- ハッシュタグ: X(旧Twitter)には、ユーザーが投稿にハッシュタグをつけることができる。Threadsには、同様の機能がない。
以上のように、ThreadsとX(旧Twitter)にはそれぞれ特徴があり、異なる点が存在します。
スレッズ(Threads)とインスタグラム(insagram)の違い
以下は、スレッズとインスタグラムの違いについてまとめたものです。
スレッズの特徴
- 分散型SNS: 投稿がジャンル分けができる。
- プライバシー保護: ユーザーが自分の投稿を限定的な人にしか見せないようにすることができる。
- ビジュアル重視: ユーザーが写真やビデオを投稿することができる。
インスタグラムの特徴
- 集中型SNS: 投稿がタイムライン上に表示される。
- リアルタイム性: 投稿がリアルタイムで流れる。
- ハッシュタグ: ユーザーが投稿にハッシュタグをつけることができる。
スレッズとインスタグラムの違いは、以下の通りです。
- サーバーの違い: スレッズとインスタグラムは、サーバーが異なる。
- 投稿のジャンル分け: スレッズは分散型SNSであり、投稿がジャンル分けができる。一方、インスタグラムは集中型SNSであり、投稿がタイムライン上に表示される。
- プライバシー保護: スレッズは、ユーザーが自分の投稿を限定的な人にしか見せないようにすることができる。インスタグラムには、同様の機能があるが、設定が複雑である。
- ビジュアル重視: スレッズは、ユーザーが写真やビデオを投稿することができる。インスタグラムにも同様の機能があり、ビジュアルコンテンツが中心である。
- ハッシュタグ: インスタグラムには、ユーザーが投稿にハッシュタグをつけることができる。スレッズには、同様の機能がない。
以上のように、スレッズとインスタグラムにはそれぞれ特徴があり、異なる点が存在します。
スレッズアプリに向いている人
話題になって急速にダウンロードユーザ数が増えているとはいえ、客観的に見るとTwitterの機能と丸かぶり(パクリ)で類似したサービスのためユーザー層が分散しそれぞれの効果が弱まると考えられます。
そのため現時点では、Twitterと組み合わせるのであれば、YoutubeやTiktokなど性質が全く異なるサービスと組み合わせる方が効果的な運用と考えられます。