このページは、厳選した高配当を得られる銘柄についてまとめています。
米国高配当ETF
米国高配当ETFの特徴とメリット・デメリット
米国の高配当ETFにはさまざまな特徴があります。一般的な特徴としては、配当利回りの高さや分散投資によるリスクの低減が挙げられます。
一方で、メリットとデメリットも存在します。メリットとしては、安定した配当収入の獲得や分散投資によるリスク低減があります。
一方、デメリットとしては、大きなキャピタルゲインを見込みにくいことや、複利効果を最大限に活用しにくいことが挙げられます。
米国の高配当ETFにはさまざまな種類がありますが、人気のあるものには以下のようなものがあります。
シンボル | 銘柄名 | 配当利回り | 経費率 |
---|---|---|---|
SPYD | SPDRポートフォリオS&P 500高配当株式ETF | 約4.70%~5.26% | 0.07% |
VYM | バンガード米国高配当株ETF | 約2.91%~3.16% | 0.06% |
HDV | iシェアーズ・コア 米国高配当株 ETF | 約4.28%~4.39% | 0.08% |
これらのETFは配当利回りや組入上位銘柄などが異なります。
米国高配当etfの構成銘柄上位
SPYD
SPYD(SPDRポートフォリオS&P 500高配当株式ETF)の構成銘柄に関する情報は以下の通りです。
SPYDはS&P500高配当指数に連動するETFであり、S&P500の銘柄のうち配当利回りが高い80銘柄で構成されています。具体的な構成銘柄については、以下のような銘柄が含まれています。
- プリンシパル・ファイナンシャル・グループ(PFG)
- アムジェン(AMGN)
- バレロ・エナジー(VLO)
- マラソン・ペトロリアム(MPC)
- NRGエナジー(NRG)
- カーディナル・ヘルス(CAH)
- ステート・ストリート(STT)
- シーゲイト・テクノロジー(STX)
- ダーデン・レストランツ(DRI)
- センプラ・エナジー(SRE)
VYM
VYMは高配当の大型株が中心であり、安定した配当が期待できる銘柄で構成されています。構成銘柄の入れ替えは年1回だけ行われ、銘柄数が増減する場合もあります。
VYM(バンガード米国高配当株式ETF)の主要な構成銘柄は以下の通りです。
- ジョンソン・エンド・ジョンソン(Johnson & Johnson)
- エクソンモービル(Exxon Mobil)
- JPモルガン・チェース(JPMorgan Chase & Co.)
- プロクター・アンド・ギャンブル(Procter & Gamble)
- シェブロン(Chevron)
- ホーム・デポ(Home Depot)
- ファイザー(Pfizer)
- イーライリリー(Eli Lilly)
- アッヴィ(AbbVie)
- コカ・コーラ(Coca-Cola)
HDV
HDVは高配当の米国株を中心に構成されており、安定した配当が期待できる銘柄で構成されています。
HDV(iシェアーズ・コア 米国高配当株 ETF)の構成銘柄は以下の通りです。
- エクソン・モービル(XOM)
- AT&T(T)
- アッヴィ(ABBV)
- ジョンソン&ジョンソン(JNJ)
- シェブロン(CVX)
- JPモルガン(JPM)
- ベライゾン・コミュニケーションズ(VZ)
- フィリップ・モリス・インターナショナル(PM)
- メルク(MRK)
- コカ・コーラ(KO)
米国高配当個別株
ハイリターン系(配当利回り10%超の米国上場銘柄)
シンボル | 銘柄名 | 配当利回り | 銘柄概要 |
---|---|---|---|
PBR | ペトロブラス | 3.91%~13.57% | ブラジルの総合エネルギー企業 (石油・天然ガス) |
VALE | ヴァーレ | 8.23%~8.40% | ラジルに本拠を置く 世界最大級の鉄鉱石採掘会社 |
VZ | べライゾン | 4%~6.9% | 米国の大手通信サービス企業 |
PFE | ファイザー | 5%台 | 米国のバイオ医薬品会社 |
PBR(ペトロブラス)
PBR(Petroleo Brasileiro-Petrobras ADR)は、ブラジルの総合エネルギー企業であり、原油・天然ガスの探査、生産、精製、販売を行っています。
また、天然ガス・電力のロジスティクス・取引、LNGの輸送・取引、火力発電所による発電、肥料の生産などの事業も展開しています。
VALE(ヴァーレ)
ヴァーレ(Vale)はブラジルの鉄鉱石採掘会社であり、世界最大級の鉄鉱石生産企業の一つです。鉄鉱石のほかにもニッケル、銅、石炭なども採掘しており、世界各地で事業を展開しています。環境保護や持続可能な開発にも取り組んでおり、社会的責任を重視した事業展開を行っています。
VZ(ベライゾン・コミュニケーションズ)
ベライゾン・コミュニケーションズ(VZ)は、米国の大手通信サービス企業であり、ワイヤレス音声、データサービス、携帯端末の販売などを通じて一般消費者や企業、政府向けに通信、情報、娯楽の製品とサービスを提供しています。
また、VZは16年連続で配当を増額しており、配当利回りも非常に高い水準で推移しています。競合他社とは異なり、VZは既存の通信インフラ業に専念する方針を取っており、同時にデジタルメディアへの投資も進めています。
ローリターン系(安定の米国の連続増配銘柄TOP5)
一般的に高配当株は、4%以上を指しますが安心感が高い銘柄も取り上げておきます。
米国の連続増配銘柄のトップ5の銘柄は長期にわたり安定した配当を提供しており、配当投資家にとって人気のある銘柄となっています。
シンボル | 銘柄名 | 配当利回り | 連続増配 | 銘柄概要 |
---|---|---|---|---|
PG | プロクター・アンド・ギャンブル | 2%台 | 61年 | 世界的な消費財企業(家庭、健康、美容関連製品) |
KO | コカ・コーラ | 3%台 | 60年 | ノンアルコール飲料の製造・販売を行う米国の会社 |
CL | コルゲート・パームオリーブ | 1~3% | 60年 | マーケティング支援会社(グッズやノベルティ、物販商品などの企画やデザイン、プロモーションなどのサービス) |
WMT | ウォルマート | 1%台 | 48年 | アメリカの大手小売業者(スーパーマーケット) |
MCD | マクドナルド | 2%台 | 45年 | マクドナルド・レストランを運営 |
PG(プロクター・アンド・ギャンブル)
プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)は、世界的な消費財企業であり、家庭、健康、美容関連製品を提供しています。
P&Gは長期にわたり安定した配当を提供しており、連続増配年数は60年以上に上ることが知られています
KO(コカ・コーラ)
コカ・コーラ(The Coca-Cola Company、KO)は、Appleとともにバフェット銘柄として有名ですが、アメリカ合衆国を拠点とする世界的な飲料会社です。同社は、炭酸飲料やノンアルコール飲料、ジュース、お茶、スポーツドリンクなどの製造・販売を行っています。また、同社は世界中で広く知られたブランドを展開しており、多くの消費者に愛されています。
CL(コルゲート・パームオリーブ)
CLホールディングスは、マーケティング支援会社であり、グッズやノベルティ、物販商品などの企画やデザイン、プロモーションなどのサービスを提供しています。日用品メーカー顧客向けのVMD(Visual Merchandising Display)も展開しております。
また、国内外で幅広くプロモーション、VMD、コラボレーションカフェ、物販などの各種マーケティングサービスを展開しています。CLホールディングスは、1988年に設立され、東京都港区に本社を置いています。詳細については同社の公式ウェブサイトをご参照ください。
WMT(ウォルマート)
ウォルマート(WMT)は、アメリカの大手小売業者であり、テクノロジーを活用したオムニチャネル小売業を展開しています。同社は小売店と電子商取引の両方で買い物をし、その他のサービスも提供しています。
ウォルマートは、米国50州とプエルトリコでディスカウントストア、スーパーセンター、ネイバーフッドマーケットのほか、会員制の大型ディスカウントショップ「サムズクラブ」を運営しており、世界各地で小売店やレストランも展開しています。
同社の代表者はC. Douglas McMillon氏で、NYSE(ニューヨーク証券取引所)に上場しています。現在の配当利回りは約1.45%から1.48%の範囲内で推移しています。
MCD(マクドナルド)
マクドナルド(MCD)は、米国および海外でマクドナルド・レストランを運営し、フランチャイズも行っています。売上は直営店とフランチャイズ加盟店から成り、事業は米国、欧州、アジア太平洋・中東・アフリカの地域別部門で構成されています。店舗数では世界2位で、本社はイリノイ州シカゴにあります。
設立は1956年4月で、現在の代表者はChristopher J. Kempczinski氏です。業種はサービス(Services)で、NYSE(ニューヨーク証券取引所)に上場しており、従業員数は約150,000人です2。また、日本マクドナルドホールディングス株式会社も関連会社として展開しており、日本国内外でマクドナルド・レストランを運営しています。